【調査】リアルでの映像活用のコツ

Funusualでは今まで主にWEB用の動画制作を行ってきましたが、せっかく制作した動画、もっと他に使い道があるはず!

そう、それは【デジタルサイネージ】です。

 

■デジタルサイネージとは?

一言で言うと「映像看板」です。

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「UT」でのデジタルサイネージ使用例

そう、あまり聞いたことがないかもしれませんが実は誰でも普段目にしている店頭でのお店や商品の映像、あれが「デジタルサイネージ」です。サイネージ専用のモニターを販売している会社もあれば、手持ちのiPadやテレビモニターをサイネージとして使えるようにできるソフトを販売している企業もあります。

FunusualのFacebookページでも紹介しております。

 

■映像を使った広告が全般的に拡大

以前「動画広告市場が急速に拡大している」ということをお話ししましたが、それと同じくリアルで人の目に触れるデジタルサイネージ市場も2012年から拡大傾向にあります。

デジタルサイネージ機器の製造・販売もそうですが、やはりデジタルサイネージ広告が最も拡大傾向にあります。(2013年の前年比116.9%)

また、どのような場でデジタルサイネージが使われているかを分別したところ、

  1. 屋外サイネージ広告(例:渋谷交差点のビルの映像)
  2. 交通広告(例:山手線内の映像)
  3. インストアメディア他

現状では1、2が用途として多い割合を示していますが、今後注目すべきは3の「インストアメディア」。

インストアメディアとは、その名の通り店内のいたるところにiPadなどに商品PRの映像を配置し、購買意欲を高める宣伝方法。

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最近ではスーパーマーケットなどの店頭でも目にする機会が増えてきている、デジタルディスプレイによるインストアメディア。今後成長が期待されるインストアデジタルサイネージを効果的に活用していくには、どうしたらいいのでしょうか?

ここからはデジタルサイネージ先進国である米国の企業「ウォルマート」のインストアデジタルサイネージ活用例をみていきます。

 

■ウォルマートのインストアデジタルサイネージ戦略

次世代のインストアメディア「スマートネットワーク」

米国のディスカウントストア部門で売上一位の実績を誇るウォルマートはインストアメディアを効果的に活用している企業の一つです。ウォルマートでは2007年より生鮮売場や冷凍食品売場にワイドビジョンを設置し、そこで「新製品の紹介」「メーカーの販促キャンペーンやメニュー提案」「カード会員への特典」等のコンテンツを発信しています。

ここで注目すべきはそのシステムです。

ウォルマートが2年の歳月と1000万ドルという資金を投じて開発したスマートネットワークと呼ばれるそのシステムは、消費者の購買行動に基づいたデジタルコンテンツを全米のウォルマート店舗に設置されている27000面を超えるスクリーンに発信し、それらをモニタリング、コントロールすることができます。この新たなショッパーマーケティングの手法は次世代のインストアメディアとして注目を集めました。

 

「いやいや、うちはそんな資金もスペースもないし…」

 

さすがにウォルマートクラスになると規模が違いますが、本質はそこではありません。インストアディスプレイを有効活用するには「3つのポイント」があるのです。

 

と、いいところで次回に続くとしましょう。

次回はデジタルサイネージディスプレイを3つの役割に分割し購買意欲を高める「トリプルプレイ」について説明したいと思います。