ゲームのようにストーリー展開が選べる!−見て、触れる「インタラクティブ動画」のご紹介−

 

ファンユージュアルの東海林(しょうじ)です。

 

個人的な話題で恐縮ですが、最近、引っ越しをしました。

 

引っ越し先の街には、おしゃれなカフェやレストランをはじめ、お洋服屋さんや雑貨屋さんも多く、毎日の暮らしが楽しいエリアです。

なので、会社からの帰り道に誘惑が多く、「今夜はどの道を歩いて帰ろうかな〜?」といつも迷ってしまいます。

 

最寄り駅から家に行くまでは、いくつかのルートがあります。

 

ルートA:最短ルート

一番ラクに帰れるのはこの道。コンビニがあるくらい。

しかし、せっかく魅惑的な街に住んでいるのに勿体ないルート。

 

ルートB:空腹ルート

某飲食店レビューサイトで高得点のカレー屋&イタリア料理屋を筆頭に、映画のロケ地になった居酒屋など、名店が軒を並べるルート。

しかし、冷蔵庫には食材が・・・。

 

ルートC:趣味全開ルート

古本屋やアンティーク雑貨屋で買い物を楽しんだあとは、陽気な音楽が流れるミュージックバーでホロ酔いになるハッピーなルート。

しかし、欲望に負けて散財が確実・・・。

 

 

と、さんざん迷うのですが、だいたい結果はこんな感じです(下図)

 

 

さて・・・前置きが長くなってしまいましたが、実はWeb動画にも、このようにルートを選択できるなどの仕掛けを持った「インタラクティブ動画」という技術が存在します。

 

 

インタラクティブ動画とは

これまでの動画は「配信者側が見せたい内容を見せる」という一方通行のものでしたが、インタラクティブ(=双方向)という名の通り、視聴者も動画の中に参加できる“仕掛け”を組み込んだ動画です。

 

[インタラクティブ動画でできる“仕掛け”の例]

■動画中に選択肢を表示し、ストーリーが分岐する

■動画中に表示されるボタンをクリックしたり、マウスオーバーしたりすることで、詳細情報・補足情報を表示させる

■動画中にリンクを設置し外部サイトに移動する

などの仕掛けがあります。では、実際にインタラクティブ動画の事例を見てみましょう。

 

 

ストーリーの展開が選べるパターン

大塚製薬「Brunch with the Girls」

こちらはサプリメントの広告です。

ドラマ仕立てになっており、ロサンゼルスで華やかな暮らしをする四人組の女性が主人公です。彼女たちは優雅にブランチを楽しみながら、それぞれのこの後の予定について話しています。

夜のデートに備えてブティックにドレスを選びに行くローレン、健康管理にうるさい彼氏とデザートを食べに行くエマ、夫からのプレゼントのフェイシャルエステを受けるジュリア、イケメントレーナーを目当てにジムに出かけるクロエ。

ここで視聴者は、ストーリーの続きが気になる女性を一人だけ選びます。

 

そして、それぞれのストーリーの中でも、どのドレスを買うか、どのデザートを注文するか、どのエステを受けるかなどと選択肢が別れており、視聴者が選んだルートによって彼女たちの休日の結末が変わります。

ストーリーを最初から最後まで見ると5分以上もかかりますが、あまり「広告」だということを意識せずに、つい楽しみながら最後まで見てしまいました。

また、ストーリーには彼女たちの美容や健康を保つアイテムとしてサプリメントがさりげなく登場し、ドラマの最後には視聴者のライフスタイルに合ったサプリメントを診断するウェブサイトにリンクしており、自身に合った商品を知ることができます。

 

 

更に情報を提供するパターン

nano・universe「feel in bones 「触れる」動画」※リンク先の動画では操作ができません。

こちらはアパレルショップの広告です。

男性モデルが登場し、身につけているシャツやベストといった商品にカーソルを合わせると、商品の詳細をチェックすることができます。更に、ECサイトにリンクしてあり、欲しい商品をすぐに購入することが可能です。

 

 

 

Avicii「Waiting For Love(360 Video)」

世界的な人気を誇る音楽プロデューサー、アヴィーチーのミュージックビデオです。360度の映像が見られるボタンを設置し、視聴者が自由に操作してスタジオの好きな場所を見ることができます。

 

このように、インタラクティブ動画ならではの特性をうまく活用した数々の動画が作られています。ただ「見る」だけではなく、楽しみながら「参加する」という体験のおかげで視聴者の印象に残りやすい動画ですね。

 

詳細な広告効果測定が可能

インタラクティブ動画には、視聴者のアクションの計測・分析ができるというメリットがあります。

基本的にWeb動画では、再生回数や視聴完了数といった指標による広告効果の測定ができますが、インタラクティブ動画では更に細かい数値の把握が可能です。

例えば、どの商品が一番多くチェックされているのか、どの程度の割合でWEBサイトにアクセスされたかといったデータまでも確認できるので、より詳細な効果測定が可能となり、今後の広告戦略に役立てることができます。

 

ファンユージュアルでもインタラクティブ動画の制作のお手伝いができますので、お問い合わせをお待ちしております!

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