YouTubeを始め、eラーニング・チュートリアル・ホワイトペーパー資料などの動画化のための月額制コンテンツ動画制作サービス。動画を複数本制作する際におすすめです。貴社内で動画編集を行う動画内製化コンサルティングサービスもご提供しております。
はいこんにちは!ファンユージュアル大野です。
普段僕は色々な技術を持ったクリエーターさんとお話しをさせていただいたり、お仕事をご一緒させていただくことが多いのですが、今回は若手クリエーターの方からよくご相談いただく悩みに関して答えて行きたいと思います。
クリエーターとして技術を身につけた、作品を作れるようになった、独立だ!そこで立ちはだかる困難として「どうやってお金を稼いでいくか?」という壁に当たるかと思います。
自分の技術やセンスを価値にして行くためには、「お金を払う側」の気持ちをしっかり理解する必要があります。
仕事を依頼する(お金を払う)側が見ている6つのポイント
クリエーターとしていい作品が作れるようになる、ということはとても重要なことですが、お金を払う側、発注者はそこだけを見ているわけではありません。「いい作品」を見てからそのあと「この人は本当に価値を提供してくれるか?」として次のポイントを見ています。
【ポイント1】ポートフォリオ
これはクリエーターとしてマストな要素です。発注者側は「この人は他にどんな実績があるのだろう?」と3つ、4つと他の作品を見てクオリティや表現方法などを参照しています。
数が少ないと「経験が少ないな」と判断されるのでなるべくたくさんのポートフォリオを見せられると良いです。また、ポートフォリオが貯まっていったら作品を2~3分のダイジェストにまとめた「リール(作品集)」映像を作るとグッとアピール効果が高くなります。
【ポイント2】コミュ力
いい作品を作っているな、と思ったら次はそのクリエーター自身の人となりを見ます。
きちんとプロフィールに自分の経験や考え、得意分野などが記載されているか?言葉の表現は幼稚ではないか?
また実際に会った際には最低限のビジネスマナー(服装や名刺交換、挨拶、立ち回りなど)ができているか?これによって「この人とは制作途中のやりとりでも安心して相談できそう」と思ってもらえることが大事です。
【ポイント3】信用
日本でビジネスをするのであれば基本的に「信用」で成り立っています。
特に1、2で述べたポートフォリオという「実績」、TPOに合わせたコミュ力。これがあることが信用創造に直結します。逆に言えばこれらがないクリエーターは取引として相手にされない、もしくはとても安い報酬での仕事が多くなります。
【ポイント4】熱意
「じゃあ、実績も何もないクリエーターは仕事できないじゃん!」と思われるかもしれませんが、まだ「信用」がないクリエーターでも「熱意」でカバーできる場合があります。
発注者側の判断基準として、同じようなクオリティや価格での比較検討をしている場合もあり、その際に「こう言った分野に挑戦して見たいです!」や「こう言った表現は得意です」と明確なアピールがあるとモチベーションの高いアピールのある方に発注をお願いしようと思うのが発注者側の心理です。
【ポイント5】共感
発注者側としてお金を支払って依頼する分、熱意もそうですが「弊社のことを理解してほしい」という気持ちがあります。「相手を知り、己を知れば百戦危うからず」という有名な言葉がありますが、言葉通り自分を知るだけではダメで、相手のことを理解した上で仕事に臨まないと「あ、この人私たちとは同じ目線を持っていないな」=コミュニケーションがスムーズに取れないなと感じられ依頼候補から外されてしまうことがあります。
最低限打ち合わせ前に依頼主のHPや事業内容は見ておきましょう。
【ポイント6】独自性
最後に、付加価値をつけるための「独自性」に関してです。
1〜5まではフリーランスとして仕事をしているクリエーターであれば最低限の基本項目です。これらの基本を抑えればOK、ではなく、基本を押さえてから他のクリエーターとどう違う価値を出していけるか?を考えなければなりません。
独自性とは、言い換えると「差別化」ともなります。他と同じことやっていても面白くありませんよね?
アイディアで差別化するか?スキルで差別化するか?それとも何かを掛け合わせて新しいジャンルを作るか?自分の好きなことや得意なことに絡ませて考えるとモチベーションを保ちながら独自性を高めていけるかと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
これからの時代、「いい作品を作ってさえいればいい」という一昔前の感覚ではフリーランスとして活動するのが難しくなっていきます。
ビジネスマナーもしっかりしながら、独自性の高い作品も作れる、より価値の高いクリエーターになっていきましょう!