BtoB企業特化型ハイクオリティ動画制作。会社紹介映像、展示会プロモーション、社員総会・イベント映像、営業ツール、採用ブランディング等。
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- はじめに
- 1.アニメーション動画とは
- 1-1.アニメーション動画の種類
- 1-2.アニメーション動画のメリット
- 1-3.アニメーション動画のデメリット
- 2.実写動画との違い
- 2-1.実写動画に比べて工数が少ない
- 2-2.アニメーション動画は変更しやすい
- 3.アニメーション動画の事例紹介
- 3-1.アニメーション動画の事例1:Dumb Ways to Die(Metro Trains Melbourne)
- 3-2.アニメーション動画の事例2:クラウド人材管理ツール「カオナビ」(株式会社カオナビ)
- 4.BtoB企業がアニメーション動画を導入するケース
- 4-1.会社紹介
- 4-2.プロダクト紹介
- 4-3.HowTo系動画
- 4-4.コンテンツ系
- 4-5.コマーシャル利用
- まとめ
はじめに
企業の動画マーケティングを度々目にする方にとって、アニメーション動画を用いたマーケティングを目にする機会が増えたのではないでしょうか。
実は、アニメーション動画はメリットも多く、採用する企業も増えています。
そこで今回は、アニメーション動画について解説していきます。
特にBtoC企業で盛んに行われているアニメーション動画のマーケティングは、BtoB企業で行われるケースがまれです。
この記事を一読すれば、BtoB企業でもアニメーション動画による動画マーケティングの参考になるのではないでしょうか。
制作事例
電力中央研究所enic 事業紹介PV
エネルギーイノベーション創発センター(ENIC)が取り組んでいる脱炭素社会の実現をイメージした2100年後のBADな未来とGOODな未来の対比を描いたアニメーションストーリーです。
Funusualがプロデュース・ディレクションを担当。作画・アニメーション、作曲、ボーカル、一部3DCGなど駆使して作り上げた作品です。
動画制作 : 株式会社Funusual
1. アニメーション動画とは
最初にアニメーション動画とは何かを紹介します。
端的に言えば、実際の動画撮影を行うことなく、CGなどを利用して制作された動画を指し、様々な種類、そしてメリットやデメリットがあります。
この3点にフォーカスして紹介していきましょう。
1-1.アニメーション動画の種類
アニメーション動画の種類は大まかに7つあります。
主なジャンルとして以下に挙げていきましょう。
アニメーション動画の種類
- キャラクターアニメーション
- 手描きアニメーション
- モーショングラフィックス
- 3Dアニメーション
- ストップモーション
- ホワイトボード
- インフォグラフィック
まず、キャラクターアニメーションは、2Dのキャラクターを用いたアニメーション動画です。
キャラクターというと非常に手間がかかる印象やテレビアニメなどのイメージを受けますが、アニメーション動画の場合はあらかじめ用意されたテンプレートなどを用いて紙人形のような形で制作することが可能です。
また、紙人形のようなキャラクターを動画制作会社が作成し、それを自在に動かすスタイルもあります。
手描きアニメーションは、動画マーケティングであまり用いられませんが、従来のアニメと同じ手法で作成されるアニメです。
膨大な時間と費用が必要となり、大手企業のCMなどで用いられる手法になります。
モーショングラフィックスは端的に言えば、企業ロゴや企業の写真などの文字や画像といったグラフィックス要素を、アニメーションのように動かすという種類です。
短時間でも訴求力が強いもののアイデア勝負的な要素もあります。
3Dアニメーションは、CGで3Dグラフィックのキャラクターを作成し、それを自在に動かす手法です。
手描きに並ぶほどの手間と時間、そして費用が掛かるものの、一度キャラクターを作成すれば、同じモデルを使うことによってコストを下げられます。
ストップモーションは、1コマずつ人形などを動かして撮影し、一本のアニメーション動画に仕上げる手法です。
独特の味わいがあり、子ども受けが良いことから一部のBtoC企業が利用しています。
ただし、手間とコストが割高になるため、すべての動画マーケティングに用いられやすいわけではありません。
ホワイトボードは、YouTubeのHow-To動画で見かけることが多い手法です。
ホワイトボードに訴えたいことを手のアニメで文字や絵を書かせて訴えるスタイルです。
説明と同時に描かれていくため、複雑な商品やサービスの内容を伝えやすいメリットがあり、動画マーケティングでも用いられることが増えてきています。
インフォグラフィックはグラフやデータをアニメーションさせる、スライドのようなアニメーション動画です。
具体的なスコアや金額といった数字を扱う動画マーケティングに適している手法といえます。
このような特徴を知っておくことで、動画マーケティングの動画作成時に役立つはずです。
1-2. アニメーション動画のメリット
アニメーション動画のメリットは、分かりやすさ、コスト削減、変更が容易の3点です。
アニメーションを用いているので、文字データや実写よりも表現の幅が豊かになります。
それによって分かりやすさを高めることができるという点でメリットがあり、マーケティングでの訴求力の向上が期待できます。
実はコスト削減も可能です。
実写の場合キャストやロケーションハンティング、スタジオの賃借、そして天候に合わせたスケジューリングが要求され、意外とコストが増すケースがあります。
一方、アニメーション動画はそういったコストがほとんど発生しない点や少人数でも制作できるケースが多い点などからコスト圧縮が可能です。
アニメーション動画は、商品やサービスの内容等の急な変更やクライアントの方針転換にも柔軟に対応できるメリットもあります。
実写の場合、急な変更に対しては、撮影し直しなど膨大なコストや時間が発生するため変更を断念するケースがあるのに対し、アニメーション動画の柔軟さは非常に強みです。
1-3. アニメーション動画のデメリット
アニメーション動画のデメリットとして抽象的になる可能性、コストが膨れ上がるリスク、表現が自由過ぎるといった3点です。
アニメーション動画は、実際の人やモノを起用することがほとんどないため、抽象的な印象を与えてしまう恐れがあります。
BtoB企業であれば、実際の製品や部品などが静止画で表示され簡単なアニメーションが加えられただけの場合、訴求力が低下してしまいます。
コストが膨れ上がるリスクも否定できません。
技術をふんだんに使ったアニメーション動画を作成したら、想像以上に時間と手間がかかってしまい、見積もり以上のコストが発生してしまうリスクもあります。
表現の自由度の高さは時にデメリットです。
表現が自由過ぎて、意味のないこだわりが入ってしまったり、斬新な演出ばかりが目に行ってしまったりといったケースでは、肝心の商品やサービスへの訴求が不十分になる恐れがあります。
こういったコストや訴求力の低下に配慮しながら作成を進めていく点が重要です。
2. 実写動画との違い
動画マーケティングの手法では実写動画も忘れてはいけません。
実写とアニメーションとでは、実写に被写体があるのに対し、アニメーションにはない点以外にも、作成上の仕組みによって異なる点がいくつかあります。
この実写動画とアニメーション動画とでは、被写体の有無以外にどのような違いがあるのかについても紹介していきます。
2-1. 実写動画に比べて工数が少ない
実写動画に比べて工数が少ないというメリットがあります。
実写動画の場合、撮影やキャスティングなどの工数が発生するのに対し、アニメーション動画は撮影こそ種類によって発生する可能性があるものの、全体的な工数は少ないという点が異なります。
この違いによってアニメーション動画のメリットが生きてくる場合も少なくありません。
2-2. アニメーション動画は変更しやすい
アニメーション動画は変更が容易です。
実写動画は、出演者がイメージと違う、あるいは写っている社員が退社してしまったといった理由から変更を迫られても、変更が困難な場合が少なくありません。
一方アニメーション動画の場合はキャラクターの変更やイメージの変更が柔軟に行える点で異なります。
3. アニメーション動画の事例紹介
実際にアニメーション動画の事例はどのような動画があるのでしょうか。
ここでは事例について2例紹介し、まとめていきます。
3-1. アニメーション動画の事例1:Dumb Ways to Die(Metro Trains Melbourne)
オセアニアの鉄道会社、豪メトロ・トレインズ・メルボルンの鉄道事故防止のためのアニメーション動画です。
悲惨な人身事故を予防するために、敢えてアニメーションを使用し、深刻で凄惨な描写になりがちな事故の動画をアニメーションによって和らげています。
加えて伝えたいメッセージをしっかり伝えており、秀逸なキャラクターアニメーションに仕上げてあるのが特徴です。
3-2. アニメーション動画の事例2:クラウド人材管理ツール「カオナビ」(株式会社カオナビ)
国内ではシンプルなアニメーション動画を提供しているカオナビを紹介します。
もともと企業ロゴがアニメーションのような同社ですが、その強みを存分に生かしてモーショングラフィックス動画として仕上げてあるのが特徴です。
自社の斬新な人材管理システムを分かりやすく紹介しており、その点もアニメーション動画の強みを生かしています。
4. BtoB企業がアニメーション動画を導入するケース
実際にアニメーション動画をBtoB企業が導入する場合、どのような用途が想定されるのか。
ここではその用途として5つの想定される用途を紹介します。
4-1. 会社紹介
会社紹介について、アニメーション動画を利用するという手法です。
こういった分野は、実写動画の方が誠実さや具体性、メッセージ性を高める印象があります。
しかし、多様化する業態となりつつある昨今、それらの情報を周知させるという目的でアニメーション動画を利用し、分かりやすく自社を紹介するのはメリットです。
4-2. プロダクト紹介
サービスが複雑化し、その効果などを分かりやすく説明する場合は、アニメーション動画が有利です。
自社のサービスや商品といったプロダクトを利用することで、どのような効果が期待できるのか、何ができ、どんなことに利用できるのか、こういったニーズに端的なアプローチができるのはアニメーション動画の出番です。
4-3. HowTo系動画
BtoB企業が提供するサービスや商品は、いずれも高度で一般の方には理解できないものも少なくありません。
かといって、専門家や業界に携わる方全員が理解できるかとなると疑問符がつきます。
そんなコンテンツの利用方法などをアニメーション動画で分かりやすく紹介するのもメリットがあります。
4-4. コンテンツ系
BtoB企業が提供する自社のプロダクトを紹介しつつ、意外な利用方法や自社のプロダクトに愛着を持ってもらえるようなコンテンツを作成するにはアニメーション動画が便利です。
アニメーション動画だからこそ分かる利用方法を知ってもらうことやアニメーション動画を通じて愛着を持ってもらうといった目的を達成できます。
4-5. コマーシャル利用
ストレートにアニメーション動画を使って広報活動を行う手もあります。
分かりやすく、訴求力のあるアニメーション動画で自社のプロダクトを十分PRできます。
分かりにくいプロダクトが多いBtoB企業が提供する商品やサービスを簡単に伝えつつ、動画マーケティングとして活用できるのがアニメーション動画です。
まとめ
アニメーション動画は、低コストで分かりやすいコンテンツが作成できる動画マーケティングです。
メリットが多いものの、場合によってはコスト管理や抽象化による訴求力の低下といった弱点があるものの、それらをきちんと管理すれば有効な手段になります。
実際に国内外で多くの企業が成果を上げており、BtoB企業であっても多くの用途に利用できる有効な手段です。
もし、興味があれば一度映像制作会社に相談してみてはいかがでしょうか。
きっと、動画マーケティングに対する敷居の低さに驚くはずです。