動画マーケティングとAISASの法則

めちゃくちゃお久しぶりの投稿です。

今日はマーケティング・広告に関しては知らなきゃモグリとまで言われる「AIDMAの法則」「AISASの法則」と動画マーケティングに関して書いてみようと思います。

 

えっ、「動画広告を考える前に整理すべき7つのこと」シリーズの続きはどうなってるかって?

ちゃ、ちゃんと覚えてますよモモモモチロン汗

でも、最近のクライアント様のやり取りも加味しながら今回の題材について書いていきたいと思います!

 

 

今はもう古い?「AIDMAの法則」とは

なんとなく見たことあるかもしれませんAIDMAの法則。「あいどま」と読んだリします。

アメリカのローランド・ホールが提唱した「消費行動」の仮説で、人が何かを購入したりする際には「AIDMA」という順序によって行動されるというものです。

「AIDMA」ってなんやねん、ということですが、

 

A…Attention →「お、なんやコレ」

I…Interest → 「面白そうやん」

D…Desire → 「欲っしいなぁ〜」

M…Memory → 「商品名◯◯な。覚えとこ!」

A…Action → 「買うたった!」

 

上記のように一つの購買行動に至るまでに一連の意識が存在するというものです。

ただ、これは昨今のECやSNSの台頭で意識の流れが変わってきています。というか、変わっています。

 

現代っ子なら「AISASの法則」

さて、それでは現代版AIDMAの法則と言い換えても過言ではない(?)AISASの法則について見ていきましょう。

AISASとは、

 

A…Attention → 「お、なんやコレ」

I…Interest → 「面白そうやん」

S…Search → 「ちょっと調べてみよか」

A…Action → 「買うてみた!」

S…Share → 「どや!ええやろ?Facebookポチー」

 

これが、AISASの法則です。業界最先端の方ならAISASの法則も「いまどき?」なのかもしれませんが、あまり2歩も3歩も先をいっても意味ないと思いますのでここではAISASが「イマドキ」ということにさせてください。

 

「調べる」「拡散する」ということ。

で、このAISASの法則を見て「あるある」と思った方もいるかもしれません。大きく違うのは「調べる」と「拡散する」という行為が加わったこと。

「調べる」という行為が加わったことによって今までのようにテレビなどのマス広告でドバーッと広告垂れ流して、はい購入。という流れではなく、ちょっとググれば他にも良い製品いっぱいあってやっぱりこっちも良いな、なんて流れになってきている点。

SNS上で「拡散する」ことによってそれ自体がより信頼性のある宣伝広告になっていること。自分が本当に良いなと思ったもの、満足したもの、面白かったもの、感動したものに関しては「誰かと共感したい」という感情が必然的に芽生えます。筆者はよく一人で映画を見に行くのですが、とても良い内容のものだと思わず友達にLINEしたりFacebookでシェアしたりします。

 

「AIDMA」にはなかった行動原理が現代の情報環境の変化によって生まれたということです。

 

そこで動画マーケティングと絡めてみる

そして、今まで色々とコンテンツ・広告用・採用系・ブランディングなどいろいろなジャンルの動画を作ってきましたが、これらの行動原理と絡ませて1社1社課題に即した動画内容を提案することが重要だと考えます。

もはやテレビCMで何千万円、何億円と高額な広告費をかけてハイクオリティなCM映像を作って流しても最初の「A」(Attention)に至らなくなってきている。視聴者は本当に見たいもの、自分のためになるものしか見たくないのです。

余談ですが、昨今のテレビ視聴率の著しい下落はCMのせいだと思っています。

テレビCM自体はすごく予算をかけて高クオリティに作られているのですが、いかんせんタイムリーにその情報を「見たい!」と思える人が少なすぎる。テレビ番組は広告主ありきなので予算の多いところのいいなりになってしまう。そのため、何度もいいところでCMが入ったり、「チャンネルはそのまま」的なアレが入ったりします。(YouTubeでもたまに「スキップしないでね」という謳い文句が入ったアレなのを見かけますが。。)

 

前置きが長くなってしまいましたが、要は最初の「A」を引き付けたいなら動画の内容はもちろん、媒体や時間帯、ターゲット層などを考慮の上で考えないとすぐに「プイッ」とされてしまうのです。

次に「I」、これも動画広告に関しては最初の「A」と一緒で、企画内容、媒体、ターゲット層をあらかじめ設定しておくことである程度興味を持ってくれてるところからスタートできます。

そして「S」。ネットで見た動画だから、やはり他にも良いのがないかとネットで比べられる可能性は否定できません。ここでLPへの導線だったりWEBのデザインやユーザビリティの高さなど、連動する自社メディアを見直したりします。

次の「A」。購買導線が短くなった(最近のAmazonなんかは半日で商品が届いたりしてホント便利ですよね)のでよっぽどの高単価商品でない限り「問い合わせ」「資料請求」「購入」などのコンバージョンに結びつきやすいのもメリットではあります。ここもSと同じく導線やWEBのカスタマイズも合わせて行います。

最後の「S」。本当に顧客を満足させられたものであれば自然と「口コミ」が発生します。それも加速度的に。自社サービス・商品のブラッシュアップを。

 

目標から逆算せよ。

動画を使って売り上げを伸ばしたい、コンバージョンを増やしたい、ということであればまず目標から逆算した方がいいです。

「予算50万円かけたから1つ3万円の商品を100個は売りたい。」=動画(広告)によって300万円の売上がコンバージョン(目標達成)となるわけです。

そうすると、じゃあターゲット層は20代後半で、一番利用されてるSNSはこれで、動画内容はこれで・・・とある程度絞っていくことができます。テレビCMのように大勢に認知度を一気に拡散させることは難しいですが、予算が限られている中で極力効率的に、具体的に認知度を高めたい、というのであればWEB×動画が今一番アツいのではないでしょうか。

 

なんて、結局宣伝かよ!みたいなブログになっちゃってますが、嫌われ者のテレビCMもその情報を欲しがってる人に適切に届けてあげれば「ためになる情報」になるはず。そしてYouTubeを始めFacebook,Twitter,Instagramと動画に力を入れているSNSが(極力)適切な情報配信を実現してくれています。

 

「嫌われ者」のCMにならないよう、AIDMA,AISASの法則を理解して動画コンテンツをつくるのが重要ではないでしょうか。

 

 

 

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