BtoB企業特化型ハイクオリティ動画制作。会社紹介映像、展示会プロモーション、社員総会・イベント映像、営業ツール、採用ブランディング等。
お客様のビジネスモデルを深く理解し、高品質なPR映像制作を伴走型で行います。動画を作ったその先まで丁寧にコンサルティングサポート。
はじめに
【熱中症・猛暑に挑む】地球沸騰化を乗り切る、日本の「冷やす技術」最先端イノベーション事例集
- 株式会社いけうち
- 日本キヤリア株式会社
- サントリーホールディングス株式会社
7月に入り、梅雨寒による少し涼しい日も挟みながらも、暦の上ではいよいよ本格的な夏を迎えようとしています。これから本格化する夏本番を前に、メディアやビジネスの現場で一気に社会的関心が高まるのが「猛暑」や「熱中症対策」というキーワードです。
近年、世界中で叫ばれる「地球沸騰化」という深刻な社会課題。特に工場、建設現場、大型倉庫といった広大なBtoBの現場では、従業員の安全と生産性を守るための「冷却」が急務となっています。
しかし、エアコンが効かない広大な空間で、「霧」や「風」、あるいは「熱中症を防ぐ仕組み」をどう届けるのか。そこには、目に見えない効果をテクノロジーで制御する、日本のトップランナーたちの驚くべきイノベーションがありました。
今回は、単なる製品説明にとどまらず、その圧倒的な技術力と社会貢献への姿勢を、ハイクオリティな「映像の力」で直感的に納得させている3つの先進的な動画事例をピックアップ。BtoB企業が仕掛ける、次世代のビジョンプロデュースの真髄に迫ります。
それでは、いってみましょう!
1. 株式会社いけうち
1本目は、産業用スプレーノズルのトップメーカー、株式会社いけうちの実験・検証映像「【熱中症対策】50℃の温室で熱くなった体はミストファンで冷えるか!?」から。
同社が誇るのは、「濡れない霧(ドライフォグ)」という超微細な霧を噴霧し、それが一瞬で蒸発するときに周囲の熱を奪う「気化熱」を利用した大空間の冷却テクノロジーです。エアコンが設置できない工場や、外気が直接入る建設現場、物流倉庫などを劇的に冷やすソリューションとして、夏場に絶大な支持を集めています。
この動画の面白い背景として、これまで商談ベースでは部分的に撮影されていたサーモグラフィー映像を、「動画やチラシといった見やすい形で顧客に届けられていなかった」という社内の課題感から、初めて公式に「見える化」へ挑戦したという経緯があります。
動画では、製品の耐熱試験を行うための「室温50℃の恒温室」に社員自らが入り、10分間かけて体を限界まで温めるという、まさに体を張った検証が行われます。そして、サウナ状態から出てきた直後の体に「風だけ」を当てた場合と、「霧(ミスト)あり」の場合で、どれほど冷却効果が違うのかを小型サーモグラフィーカメラでリアルタイムに映し出します。
画面上で40℃近くに達し真っ赤(高温)に火照っていた社員の肌表面が、ミストファンを浴びた瞬間に、一気に青〜紫(低温:35℃〜36℃)へと鮮やかなグラデーションを描きながら変わっていく様子は、理屈抜きの圧倒的な説得力を視聴者に与えます。
「霧で本当に冷えるの?」という顧客の懸念に対し、データを文字で並べるのではなく、「社員自らが汗をかき、サーモグラフィーで限界突破を証明するプロセス」を一つのエンタメ体験として共有する。
この「親しみやすさ」と「圧倒的なファクトの可視化」の融合こそ、これからのBtoBマーケティングにおいて、企業のファン(信頼)を爆発的に増やす次世代のブランディング戦略と言えます。
2.日本キヤリア株式会社
2本目は、日本の空調インフラを支える日本キヤリア株式会社が提案するソリューション映像「【特集】職場の熱中症対策義務化 FLEXAIR導入でリスク低減!」から。
工場や倉庫といった天井が高く超大型の施設において、従来の空調は「冷風が途中で拡散してしまい、本当に冷やしたい作業員まで届かない」という大きな課題を抱えていました。同社が開発した次世代の大空間空調・気流制御テクノロジー「FLEXAIR(フレックスエア)」は、冷えた風を拡散させずに、狙った作業エリア(遠方)までまっすぐ力強く届ける革新的なシステムです。
動画の冒頭、キャスターの口から語られるのは「2025年6月からの熱中症対策の義務化」という非常にシリアスな法改正の事実。対象となる現場の基準(WBGT値28°以上など)や、怠った場合の「6ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金」といった具体的なペナルティを、グラフやテロップを用いて冷静かつ客観的に解説します。これにより、単なる製品のプロモーションではなく、「すべてのBtoB企業が今すぐ取り組むべき社会課題の解決策」として視聴者の危機感を適切に喚起しています。
そして、肝心な「風の動き」という本来は見えない流体の制御技術を、「アナログな実証」と「デジタルな可視化」のハイブリッド演出で鮮やかに伝えています。
リポーターが実際に導入前後の現場に赴く取材演出の中で、特に説得力を持つのが「吹き流し(リボン)」を使った実験です。風の吹き出し口から5m離れた作業位置でも、吹き流しが力強く真横にたなびく様子を映し出し、風速を保ったまま狙った場所に届いている事実を直感的に証明しています。
法改正という堅く重いテーマに対し、ニュース番組形式による「圧倒的な信頼感」と、目に見えない気流をデザインする「映像の説得力」を掛け合わせる。自社の技術的自負と社会的価値を全方位にアピールする、BtoBブランディング動画のまさに教科書と言える事例です。








