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セミナー撮影のコツは?必要な機材や撮影の流れ、制作会社への依頼費用を解説

セミナーを撮影したいけれど、何を用意すればよいのか、どこから始めればよいのか悩む方も少なくないでしょう。

この記事では、セミナー撮影に必要な機材から撮影手順編集や動画の活用方法までをわかりやすく整理しています。

自社での対応が難しい場合は、制作会社への依頼も検討しましょう。

外注のメリットや費用相場も解説し、高品質なセミナー動画制作のヒントを紹介します。

セミナー撮影に必要な機材

カメラとタブレット

セミナー撮影では失敗を防ぎ、クリアな映像や音声を残すためにいくつかの準備が大切です。

まず基本となるのがビデオカメラです。家庭用でも十分ですが、画質にこだわるなら業務用も検討しましょう。

次に重要なのがピンマイクです。講師の声をクリアに録音できるワイヤレス型が便利です。

三脚は映像の安定に欠かせません。高さ150cm以上のものを選ぶと、参加者の頭越しの撮影にも対応できます。

三脚を固定するために養生テープも一緒に準備しておくとよいでしょう。養生テープはケーブル類をまとめて床に固定しておくことにも役立ちます。

さらに、下記の準備物も用意しておくと安心感があります。

  • SDカード(64GB以上)
  • ACアダプター
  • 延長コード
  • 予備バッテリー・充電器

これらを揃えることで、スムーズな撮影が可能です。

企業で催されるセミナー撮影の流れ

パソコンの中の男性が説明

セミナー撮影を成功させるには、計画的な準備と段階ごとの流れを把握しておくことが大切です。

ここではセミナーの内容や目的に沿った事前の企画立案から機材の準備や当日の撮影、そして編集や動画の活用方法まで、各工程をわかりやすく解説します。

また、それぞれの工程で失敗を防ぐための注意点にも触れているため、撮影が初めての方でも不安なく取り組めるでしょう。

セミナーの計画

セミナー動画を撮影するうえで最初に行うべきことはしっかりとした計画立てです。

いきなり撮影に入るのではなく、セミナーのテーマや内容、ターゲット層を明確にすることが重要です。

誰に何を伝えるのかが整理できていれば、撮影時の構成や演出の方向性も自然と決まってきます。

また、セミナーを撮影する目的も明らかにしておきましょう。

開催告知用の動画にするのか、後日配信用に記録を残すのか、それとも新規顧客獲得を狙うのかなど目的によって適切な撮影スタイルは異なります。

企画段階では、伝えたいメッセージや達成したいゴールを設定し、ターゲットとなる視聴者に合った台本を用意しておくとスムーズです。

セミナーの内容やタイムスケジュール、撮影場所や使用機材についても、事前に詳細を詰めておくと失敗を防げます。

機材をそろえて撮影

マイク

セミナーを撮影する際は、事前の機材準備と撮影環境の整備がとても重要です。

先述したセミナー撮影に必要な機材を参考に、カメラ・マイク・照明などの基本機材をそろえましょう。予備バッテリーやSDカードもあるとよいです。

撮影場所は明るく静かな環境を選び、講師や資料がはっきり見えるように配置を工夫します。

音声は後からの修正が難しいため、マイク配置や環境音の確認を丁寧に行いましょう。ワイヤレスマイクの使用や会場内のノイズ対策も忘れずに行います。

映像のクオリティを高めるために、複数のアングルのショットを用意するとより魅力的な仕上がりになります。

また、本番前のリハーサルでカメラ位置や音声を確認しておくと、撮影中のトラブルを防げるでしょう。
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編集

セミナー動画の撮影が終わったら、次は編集作業に入ります。編集の目的は、視聴者にとってわかりやすく、魅力的な動画に仕上げることです。

まずは不要なシーンをカットし、内容に一貫性を持たせることが基本です。そのうえで視覚的なアクセントとしてテロップや図表、資料画像などを挿入することで、理解度の向上が期待できます。

さらにBGMや効果音を加えると、動画にテンポや雰囲気が生まれ、最後まで飽きずに見てもらえるでしょう。

ただし、音の大きさや種類は、講師の声や内容を邪魔しないよう慎重に選ぶことが大切です。

また、研修系や長尺の動画は単調になりやすいため、映像にメリハリをつける工夫が必要です。セクションごとにタイトルやチャプターを入れるだけでも、大いに見やすくなります。

企業におけるセミナー撮影のコツ

ポイントを指し示す男性

セミナー動画を記録するだけでなく、伝わりやすく高品質に仕上げるには工夫が必要です。

  • 撮影の目的を明確にする
  • 会場を下見してテスト撮影をする
  • さまざまな角度から撮影する
  • 公開方法を決めておく

以上のコツを実践し、プロのようなクオリティを目指していきましょう。

撮影の目的を明確にする

セミナー撮影を始める前に、まずは撮影の目的を明確にしましょう。

目的がはっきりしていないと、構成やカメラワーク、使用する機材などの方向性が定まらず完成後の動画も中途半端な印象になりかねません。

例えば、セミナー後の復習用として動画を残したい場合は、講師の声や資料がしっかり映ることが大切です。

一方で、新規顧客向けにセミナーを広めたい場合には、映像の見栄えやストーリー性も重視する必要があります。

また、ターゲットとなる視聴者層を想定しておくことで、伝える内容や演出にも工夫が生まれます。

目的がはっきりしていれば、必要な機材やカメラ位置、編集の方向性まで一貫した設計が可能です。

動画の質は企画段階の明確さで大きく変わります。まずは撮影目的を明確にしましょう。

会場を下見してテスト撮影をする

セミナー会場

事前に会場の下見とテスト撮影を行いましょう。スペースやレイアウトを確認すれば、当日のトラブルを防ぎやすくなります。

また、講師の立ち位置や参加者の動きを想定することで、カメラの設置場所やマイクの配置も計画しやすくなります。

音響や照明の状態もチェックしておきましょう。プロジェクターやスクリーンの位置も確認しておくことで、画面が暗く映ったり、スライドが見切れたりする事態を避けられます。

さらに、カメラや三脚など実際の機材を使ったテスト撮影も行いましょう。音声がしっかり録音されているか、映像が見やすいかを確認することで、不安なく本番に臨めます。

できればセミナーの前日までに下見を済ませておくのが理想です。準備万全に整えることで、より質の高い動画を制作できます。

さまざまな角度から撮影する

セミナー動画を効果的に仕上げるには、複数の角度から撮影することが有効です。

1台のカメラだけで撮影すると、映像に動きや変化が少なくなり、視聴者の集中力が途切れやすくなってしまいます。

複数のアングルからの映像を組み合わせることで講師の表情や身振り、会場の雰囲気などを立体的に伝えることができ、より臨場感のある動画になります。

例えば正面から講師をとらえるメインカメラに加えて、斜めや横からのサブカメラを設置すれば、自然な切り替え演出が可能です。

万が一の機材トラブルへの備えにも、2台以上のカメラを用意しておくとよいでしょう。

ただし、カメラが増えると編集の手間も増えるため、あらかじめ編集作業の体制を整えておくことが大切です。

公開方法を決めておく

セミナー動画を制作する際は、撮影や編集だけでなく公開方法も事前に決めておきます。

せっかく作成した動画も、届けたい方に届かなければその価値を十分に発揮できません。

どのプラットフォームで配信するのか、誰に届けるのかを明確にしておきましょう。視聴者層や目的に応じて、YouTube・Vimeo・自社サイトなど、適切な公開場所を選びます。

タイトル・サムネイル・説明文は、検索されやすく興味を引く内容に工夫しましょう。さらに、SNSやメール配信を活用して、動画の存在を広めることも効果的です。

セミナー動画は記録にとどまらず、営業・マーケティング・社内研修にも活用できる資産です。運用までを見据えて計画しましょう。

セミナー撮影のメリット

オンライン講座をする女性

セミナーを撮影すれば、会場に来られなかった人にも内容を届けられます。

また、一度撮影すれば社内研修や販促に繰り返し活用でき、コスト面でも有効です。

視聴者は繰り返し視聴できるため、理解が深まります。

セミナー撮影のメリットを詳しく見ていきましょう。

何度でも利用できる

セミナー動画の大きなメリットのひとつは、何度でも利用できる点です。

自社サイトやSNSで動画を配信すれば、新たな顧客へのアプローチにつながります。また展示会や採用イベントなどで流すことで、コンテンツの再利用もできます。

さらに、セミナー内容を抜粋してダイジェスト版として配信すれば、より多くの方の興味をひくことも期待できるでしょう。

このように、セミナー動画は一度撮影しておけば何度でも、さまざまな場面で活用できる資産となります。コスト削減にもつながり、効率的な情報発信が可能です。

遠方の方にも見てもらえる

パソコンを触っている女性

オフラインのセミナーは開催時間や場所の制約により、参加できない人が出ます。

たとえ告知を見て興味を持っていても、仕事の都合や距離の問題で断念せざるを得ないケースもあるでしょう。

そのような方々に向けて、セミナー動画を活用することが効果的です。

動画にしておくことで、時間や場所にとらわれずに視聴できるようになり、見逃した方へのフォローや遠方の方にもセミナー内容を届けることが可能です。

セミナーの内容をより深く理解できる

質疑応答に答える女性

セミナー動画は、参加者にとって復習の役割を果たすだけでなく、内容をより深く理解するための有効なツールとなります。

セミナー当日は情報量が多く、一度ですべてを把握するのは困難です。後から動画で見直すことで、聞き逃した箇所や重要なポイントを再確認できます。

一時停止や巻き戻しの操作も可能なので、自分のペースで視聴できるのも魅力です。

また、参加者に向けて御礼メールとともにダイジェスト動画を送付すれば、そのセミナーで得た気付きを思い出してもらえる可能性が高まるでしょう。

気に入った内容であれば、上司や同僚にもシェアされ、社内での情報共有や波及効果も期待できます。

さらに動画ならではの魅力として、講師の話し方や熱意、企業の雰囲気など文章では伝わりにくい要素までしっかりと届けることができます。

これにより、参加者の理解だけでなく、企業やサービスへの共感や信頼感を高める効果も生まれるのです。

編集でセミナーの質を高められる

セミナー動画は撮影するだけでも講師の表情やジェスチャー、資料などを視覚的に伝えることができ、参加者に内容をわかりやすく届けられます。

しかし実際のセミナーでは説明が流暢でなかったり、資料が見えにくかったり、音声が聞き取りにくかったりすることもあるでしょう。

こうした問題を解決できるのが編集作業です。不要な部分をカットしてテンポを整え、わかりづらい箇所に字幕を追加すれば、視聴者の理解が深まります。

また資料や音声の調整も行えるため、参加者の視点に立った質の高いセミナー動画に仕上げることが可能です。

自社で行うセミナー撮影のデメリット

リスク

自社でセミナー撮影を行う場合は、機材準備や設定に時間がかかり、スキル不足による映像・音声の質低下も懸念されます。

負担や失敗の可能性を考えると、無理に社内対応するより、経験豊富なプロへ外注する選択肢が現実的かもしれません。

自社で撮影するデメリットを把握し、プロへの外注の可能性も検討してみましょう。

準備などに時間がかかる

セミナー動画の撮影は、思っている以上に準備に時間がかかります

まず、撮影場所の選定や機材の準備が必要です。カメラ・照明・マイクなどの機材を搬入し、設置やセッティングを行うには、専門的な知識と経験が求められます。

特に注意が必要なのは、リハーサルの時間が確保できないケースです。

不慣れな会場や限られた時間のなかで機材を調整しなければならない場合、機材トラブルや音声不良などのリスクが高まります。

万が一のトラブルに備えるためにも、経験豊富なスタッフの手配と余裕のあるスケジュール設計が大切です。

時間や労力を甘く見積もらず、事前準備とスケジューリングを丁寧に行いましょう。

慣れない機材の扱いが難しい

シネマカメラ

慣れない機材の扱いが大きな課題になることもあります。特に、配信の規模や目的に応じた機材の選定には専門知識が求められます。

カメラの画角や解像度、マイクの集音範囲、照明の明るさなど細かな要素を考慮しないと映像や音声のクオリティが保てません。

小規模会議室用の機材を大ホールで使うと、画面が暗くなったり音が聞こえにくくなったりします。

機材を適切に扱うには、やはり専門の技術者の力を借りることが安心感につながります。

うまく撮れない場合がある

セミナー動画の撮影は思っている以上に繊細な作業であり、うまく撮れない場合があることも想定しておく必要があります。

特に、機材の設定ミスや接続不良、互換性の問題などによる技術的なトラブルは自社内で初めて挑戦する際に起こりがちです。

例えば下記のようなトラブルが考えられます。

  • 音声が途中で途切れる
  • 映像が急に止まる
  • 映像と音声がズレる

これらの不具合は、視聴者の満足度を大きく下げてしまいます。

セミナーは一度限りの機会であることが多く、撮れていなかった、音が入っていなかったなどの取り返しのつかないミスが発生するとその損失は計り知れません。

こうしたリスクを回避するためにも、経験と知識を持ったスタッフのサポートを受けることが確かな選択です。

Funusualは、IT・製造業・建設業・工業などBtoB企業に特化した動画制作ノウハウを持ち、各業界のニーズに即した映像を提供します。

全国から集まった映像ディレクターやカメラマンなど、多彩なプロが案件内容に応じてチームを編成します。

企画力やディレクション力を組み合わせることで、高品質かつコスト効率の高い制作を実現できるでしょう。まずは気軽に無料相談でご要望をお聞かせください。

セミナー撮影を制作会社への依頼する場合の費用相場

コストとデータ

セミナー撮影を制作会社へ依頼する場合の費用相場は、50,000〜250,000円程度です。

金額は、カメラの台数や撮影時間、対応スタッフの人数によって大きく変動します。

例として、登壇者1名・2時間以内の簡易内容なら、1カメラ・1名体制で50,000円前後から依頼可能です。

反対に、複数カメラや長時間にわたる本格的な撮影では、200,000〜300,000円になることもあります。

編集費用も内容によって幅があり、簡易なカットのみなら20,000円からで、テロップや資料挿入などを加えると200,000円前後になることもあります。

撮影と編集の合計で100,000〜400,000円が相場といえるでしょう。予算に応じて、どこまで外注するかを計画的に検討することが大切です。

セミナー撮影におすすめの制作会社の特徴

動画編集作業

セミナー撮影を外注する際、どの制作会社に依頼するかを悩むこともあるでしょう。

信頼できる会社の特徴として以下の点が挙げられます。

  • 各業界に精通したプランナーが存在する
  • 専任のプロデューサーやディレクターが存在する
  • スピーディーな撮影が可能

ここでは以上のポイントを詳しく解説していきます。これらを基準として、不安なく任せられる制作会社を見つけていきましょう。

各業界に精通したプランナーが存在する

セミナー動画の制作を成功させるには、業界に精通したプランナーが在籍する制作会社を選ぶことが重要です。

撮影や編集の技術だけでなく、業界特有の事情や視聴者のニーズを理解しているかどうかが、動画の仕上がりに大きな差を生みます。

例えば、エンタメ系では演出のセンス、学習系では構成のわかりやすさが求められます。

そのため、単に撮れるだけでなく、何をどのように撮るかを理解しているプランナーがいるかどうかを事前に確認しましょう。

専任のプロデューサーやディレクターが存在する

専任のプロデューサーやディレクターがいる制作会社を選ぶことも大きな安心材料です。

プロデューサーやディレクターは企画の立案から撮影・編集・配信設計、さらには納品後の運用支援までを一貫して管理してくれる存在です。

一括で対応してもらうことで、依頼側の負担が軽減され、伝達ミスなども起こりにくくなります。

自社の業務量や目的に応じて、全工程を任せるのか、部分的に外注するのかも検討すべきポイントです。

スピーディーな撮影が可能

セミナー動画の撮影ではスピーディーな進行が可能なことも大きなメリットです。

企画コンテの作成からロケハン・香盤表の作成・撮影・編集・納品に至るまで、全体の工程を効率的に管理する体制が整っていれば無駄な待機時間や進行の遅れをできる限り抑えることができます。

撮影や編集の技術だけでなく、全体の段取りを見据えたスケジュール設計と的確なスタッフ手配があるからこそ、短期間でも高品質なセミナー動画制作が可能になるのです。

セミナー撮影を外注する際の信頼できる制作会社の特徴には、Funusualがすべて当てはまります。

Funusualは、企業の特色や目的に合わせた適切な表現を提案し、品質を重視する企業から高い信頼を得ています。

企画から撮影・編集、修正までワンストップで提供が可能です。大手企業案件も多数手がけたディレクターが、高品質でわかりやすい提案を行います。

まずは気軽に無料相談をご利用ください。

質の高いセミナー撮影動画を作成するなら

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セミナー撮影には、カメラ・マイク・照明といった機材や撮影ノウハウが必要で、準備から編集まで多くの工程を伴います。

自社対応には限界がありますが、動画制作会社に依頼すれば機材・人材・ノウハウが揃っているため、効率的かつ高品質な動画が期待できます。

Funusualでは、丁寧なヒアリングと業界リサーチを経て、企業の特色に合わせた戦略的な動画制作が可能です。

経験豊富なディレクターが手がける動画は、品質を求める企業から高い評価と信頼を集めています。

まずは無料相談で自社の目的や予算に合った撮影プランを確認しましょう。


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