BtoB企業が活用するライブ配信とは?配信方法や種類、3つのメリット・デメリットの紹介

BtoBに特化したライブ動画配信サポート。インターネット上でリアルタイムに動画配信をするライブ配信、録画配信に対応。講演会、セミナー、株主総会、展示会、プレスリリース、商品・サービス発表会、イベント、新卒採用、会社説明会、社内行事など。

BtoB企業向けライブ動画配信代行サービス「LiB リブ」

はじめに

YouTubeなどの動画プラットフォームを活用した企業の動画マーケティングは、徐々に普及してきています。
そのため、YouTubeの動画マーケティング自体、そこまで珍しいものではなくなってきました。
そんなYouTubeが動画マーケティングとして普及している昨今、そこから一歩踏み出したライブ配信を行う企業もみられるようになってきました。

そして、BtoB企業という動画マーケティング自体そこまで積極的でない企業でさえライブ配信に乗り出す動きが出てきています。

しかし、こういったライブ配信はどのように行えば良いのかわからないという企業担当の方も多いのが事実です。
そこで今回、以下の流れでBtoB企業が活用するライブ配信について解説します。

今回の流れ

  • BtoB企業が活用するライブ配信とは
  • ライブ配信の事例紹介:BtoB企業が活用するヒント
  • 活用前に知りたいライブ配信を企業が行うメリット
  • メリット以外にも知っておきたいBtoB企業がライブ配信を活用するするデメリット

メリットだけでなく、より有効に活用するためのデメリットについても触れ、BtoB企業のライブ配信の活用について、包括的にお話ししていきます。

BtoB企業が活用するライブ配信とは、配信方法や代表的なプラットフォームの種類について

ライブ動画配信の種類

ライブ配信とは、端的に言えば動画の生放送です。
従来のYouTubeは、あらかじめ撮影した動画をアップロードして動画マーケティングに活用するというスタイルでした。
しかし、ライブ配信は、動画の生放送というスタイルで、YouTubeのライブ配信機能をはじめ、昨今話題のZoom、ライブ配信でセミナーができるスタイルのウェビナーといったライブ撮影を伴う手法です。
このライブ配信の手法は、当初一部のYouTuberが視聴者獲得を中心に行っている程度でしたが、現在はBtoBの動画マーケティングの一環として活用されるようになりました。

徐々にBtoB企業のマーケティング手法として活用されるようになったライブ配信について、基本的な仕組み、注目されている理由、代表的なプラットフォームを改めて紹介していきましょう。

基本的な仕組みは、撮影した動画をリアルタイムでストリーミングサーバーへ送信し、ユーザーとなる見込み顧客などがそのストリーミングサーバーにアクセスすることで生放送のように視聴できるというものです。
ストリーミングサーバーとは、動画などのデータをダウンロードしながらリアルタイムで配信を行うサーバのことを指します。
このサーバーが大容量の動画を効率よく処理することで実現している配信方法といえるでしょう。
この仕組みからライブ配信は、アップロードをした動画を視聴する従来の手法(オンデマンド配信)とは対照的な手法です。

注目されている理由として、通信環境が向上したことや、より親密感や一体感が得られるといったことが挙げられます。
通信環境は以前のようにADSLといった1Mbpsがやっと出るという環境から光ファイバーやLTEによって数百Mbps、そして5Gによって理論上1Gbpsを優に超える高速通信環境に変化しています。
この速度の向上は、ダウンロードといった視聴者側の環境だけでなくアップロード速度が要求される配信者にも大きな恩恵をもたらすようになりました。
それによって、配信する側も容易に行える環境になったことや同時視聴に耐えられるだけのサーバー側の通信速度も確保されたことによって環境が整い、注目度が上がっているのが理由の1つです。

もう1つが視聴者も気になる点を質問できるなどの双方向性で、リアルタイムで配信者の回答を得ることができるようになった点です。
この双方向性によってお互いの親密度が上がったことや視聴者も動画づくりに参加できることから一体感が得られるようになったことが挙げられます。
この2つの理由によって動画マーケティングとしても魅力的なものとなり、注目されるようになりました。

最後に代表的なプラットフォームを紹介しましょう。
YouTubeが行っているYouTubeLive、日本のニコニコ動画が提供するニコニコ生放送、若者の間で人気の台湾発の17 Live(イチナナライブ)、そしてツイキャス、SHOWROOMなどが挙げられます。
同様のサービスは他にも数多くあり、視聴者は限定されますZOOMなどもライブ配信に含まれます。

ライブ配信の事例紹介「モスフードサービス」BtoB企業が活用するヒント

ライブ配信の事例紹介「モスフードサービス」

BtoB企業が行うライブ配信の事例紹介としてモスフードサービスが挙げられます。
この企業は一見ハンバーガーを消費者に販売するという点で、BtoC企業のイメージがありますが、実際は直営店の他にチェーン店という事業主に対してサービスやノウハウを提供するBtoB企業としての顔を持つ企業です。

チェーン店がアクセスできるチェーンメンバー専用の動画配信サイトでマニュアルや販促情報を共有しており、このサイト上でウェビナーという形で動画による教育、研修、情報共有を行っています。
チェーンメンバー専用の動画配信という形で、かなりクローズな活用例ですが、有効なライブ配信の活用事例といえます。

https://www.stream.co.jp/casestudy/mos/

活用前に知りたいライブ配信を企業が行う3つのメリット

ライブ配信をBtoB企業として活用する前に、ライブ配信を行うメリットを紹介しましょう。

編集の必要がない、臨場感がある、双方向性が高い、現場への移動に時間がかからないといったものが挙げられます。

BtoB企業のライブ配信 メリットその1

ライブ配信は編集の必要がなく、そのまま視聴者に配信するスタイルです。
そのため、オンデマンド配信で時間がかかっていた編集作業の時間が削減され、その分コンテンツの内容に注力して内容の高度化も期待出来ます。

BtoB企業のライブ配信 メリットその2

臨場感があるものメリットです。
ウェビナーのようなセミナー形式の場合、動画を視聴するオンデマンド配信では今一つ緊張感や臨場感が欠けます。
しかし、ライブ配信にすれば今現実にセミナーや情報説明が行われているため、臨場感がまるで違います。

BtoB企業のライブ配信 メリットその3

双方向性が高いのもメリットです。
視聴者からも質問ができ、そのたびに配信者も解答できます。
確かにオンデマンド配信でもメッセージで質問すれば回答が返ってくる場合もあります。
しかし、即時性という面でライブ配信は非常に優れているのです。

ウェビナーにすることで、見本市のように現場に行って確認するという作業がありません。
それによって移動にかかるコストや時間といった貴重なリソースを消費することなく、社内にいながらBtoB企業の動画マーケティングを視聴できます。
また、PRする配信者であるBtoB企業側にも移動は搬入のコスト、時間といったリソースの軽減が期待できるでしょう。
このようなメリットがあるため、有効といえます。

メリット以外にも知っておきたいBtoB企業がライブ配信を活用するする3つのデメリット

デメリットも活用前に知っておくことで有効な運用が可能となります。

デメリットは、編集ができない、オンデマンド配信よりもリソースが必要になることもある、視聴者をあらかじめ確保する必要があるといったものです。

BtoB企業のライブ配信 デメリットその1

オンデマンド配信と異なり、一回で撮影しなければいけないライブ配信は、ミスに弱いというデメリットがあります。
通信環境はもちろん、話し方を間違えるといったミスによって時間が消費されてしまうこともあります。

BtoB企業のライブ配信 デメリットその2

オンデマンド配信よりもリソースが必要になることもデメリットです。
練習などでオンデマンド配信の編集並みの時間が必要になったり、顧客や見込み顧客の仕事を行っていない土日に配信を行う必要があったりします。
このように配信者側に休日出勤を強いたり、練習に時間を使うといったこともあるため、慣れないうちはオンデマンド配信よりも準備や配信に時間というリソースが消費される可能性も否定できません。

BtoB企業のライブ配信 デメリットその3

視聴者をあらかじめ確保する必要があるのは、最大のデメリットです。
チェーンストアの加盟店向けのウェビナーのようなスタイルであれば問題ありません。
しかし、新規顧客を開拓するといった目的や改めて視聴者を募るといった場合は、別のパワーを必要とします。

これらのデメリットをうまく解決することで、より有効な動画マーケティングが実現できるでしょう。

BtoB企業が活用するライブ配信のまとめ

YouTubeをはじめとした動画マーケティングは通信環境の高速化やプラットフォームの充実によって、従来のあらかじめ用意したオンデマンド配信から、ライブ配信へとスタイルが変化してきています。
これは、BtoB企業の動画マーケティングの活用方法も例外ではありません。
より双方向性が高く、臨場感のある動画マーケティングを展開するうえでもライブ配信の活用を検討してみてはいかがでしょうか。