お世話になっております。
株式会社Funusualの大野です。
寒気きびしき折柄 あわただしい師走となり、何かとご多用のことと存じます。
さて、数ヶ月ぶりのブログ更新となりファンの皆様お待たせいたしました。
はい。
シーンとしておりますね。
今回は「ディレクターに仕事を頼むということ」の意味を見ていきたいと思います。
ぶっちゃけ僕は昔「なんでカメラもできないし編集もできないディレクターに金払わなアカンねん。」と思っていました。
僕自身ディレクターとしても活動している傍ら、別のディレクターさんともお仕事をした時に「デキる」ディレクターの仕事っぷりに感動したので久しぶりにブログを書いてみたのです。
映像ディレクターという役割は一言で言うとそれすなわち
「映像の通訳者」
です。
ディレクターとは、クライアントの気持ちをくみ取りつつ、技術者へ伝え形にする通訳者なのです。
もう少し具体的に見てみましょう。
通常の広告制作の流れを簡単に見ていきますと、
クライアント「今度こういう新製品が発売されたから広告映像を作ってプロモーションをかけたい!」
広告代理店「よっしゃ、じゃあまずはランディングページを作って動画を埋め込んでインターネット広告を出そう!」
〜広告代理店さんはプロモーションプランを立て、独自のネットワークにより各制作会社へ役割を分担させます〜
広告代理店「というわけでこういう理由で動画を作りたいんです。お知恵をください。」
動画制作会社「わかりました。作りましょう。」
と、これが一般的な動画制作に至る流れです。
ここで重要なのが動画制作会社の中の「誰に頼むか」ということ。
映像を作るにはどう少なく見積もってもカメラ(撮影)と編集という技術が必要です。
「じゃあ腕のいいカメラマンに頼もう!」
ちょっと待ったーーーーーーーーーーーーーーー!!!
指示を出すそこのあなた、カメラについての知識はおありでしょうか?
レンズは何を使う?ピクチャープロファイルは?フレームレートはどうしましょう?その表現をするのにどんなロケーションでどのようなライティングを行いますか?カメラの周辺機材は三脚以外にどんなものを使いますか?
「じゃあ編集をしてくれる方に・・・」
待て待てマテまてーーーーーーーーーーーい!
編集ソフトは何を使いましょう?カラコレはどんなテイストで?LUTの種類は?テロップデザインや動きをつけるモーションはどのようにしましょう?手ぶれを抑えたい?スタビライズという機能もありますしあえて手ぶれをつけるハンドヘルドという機能もありますよ。
クライアント「う〜ん、そんな専門的な話をされても・・・。」
ですよね。わかります、そのお気持ち。でも諦めないでください。そのためにクライアントの気持ちも汲み取れて、職人の知識も持ち合わせた「ディレクター」という職種があるのです。
どちらかというとカメラマンや照明、エディターの方々はその道を極めようとするプロフェッショナル、「職人」なのです。
ディレクターはクライアントの抽象的な表現をまとめて形にし、実行するために各映像職人へわかりやすいよう専門用語も用いりながら説明していきます。
これが「映像の通訳者」と呼ばれる所以です。(一般的にそう呼ばれているかはわかりません。)
今では個人でディレクションから撮影編集まで全てを行えるプロフェッショナルクリエーターから、そう言った方を取りまとめるクラウドソーシング、各分野に特化した技術者を募ってよりハイクオリティな映像を作る制作会社があります。
お願いするディレクターの実績と得意分野、人柄などをしっかり見極めてお仕事をお願いしましょう。
株式会社Funusual