BtoB企業特化型ハイクオリティ動画制作。会社紹介映像、展示会プロモーション、社員総会・イベント映像、営業ツール、採用ブランディング等。
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はじめに
【巨大マーケット】サブスク企業動画事例集
- 株式会社ヤマップ
- mederi株式会社
- 株式会社ORIGRESS PARKS
動画配信や音楽配信、洋服、家具、車など、さまざまなジャンルで利用できるサブスク型のサービスが増えています。
例えば音楽市場では、ひと昔前までは1曲ごとにお金を支払うダウンロード課金型サービスが主流でしたが、現在では、月額料金を支払うことで聴き放題で利用できるサブスクサービスのシェアが上昇傾向にあります。
総務省の「令和3年版 情報通信白書」、「世界の動画配信市場規模・契約数の推移及び予測」によれば、2020年の定額制以外の動画配信売上高は79.0億ドル。一方で、定額制の売り上げは668.3憶ドルと、数字からも差は明らかです。さらにこの差は拡大していき、2023年までに1,015.6億ドルにまで成長すると予測されています。
今回は正式名称サブスクリプション、いわゆるサブスクに関わる企業の動画事例をみていこうと思います。
1. 株式会社ヤマップ
株式会社ヤマップは、福岡県福岡市博多区にあるソフトウェア開発企業です。スマートフォンアプリ「YAMAP」を開発・運営しています。
YAMAPは電波の届かない山の中でもスマートフォンで現在地がわかる登山地図GPSアプリとなっています。国内最大の登山者ビッグデータを活用し、遭難発生時の迅速な救助に貢献しています。
注目すべきポイント
動画は、YAMAPのhow to となっています。状況ごとの使い方を実際のアプリ画面を組み込みながら説明しています。またどのようなことができるのかの宣伝としての効果も合わせて持っています。
「おつかれ山」というちょっと笑える画面とともに自分の登山活動の振り返りができます。趣味を見える数値化することで、満足度が高まりますよね。
基本機能は無料で、活用頻度の多いユーザーには登山地図を無制限で使えたり、ルート外れの際に警告したりするサブスクリプション型の有料プランを用意しています。入り口の機能として無料にすることで多くのユーザー確保をし、そこから得られたユーザー同士の集合知によって情報が更新され続け、ビッグデータを有効活用することで有料プラン使用者へさらに有益な情報を提供する、という「共助」の仕組みをうまく成り立たせています。
昨今のアプリによるサブスクリプションの多くはこの形態をとっていますが、入り口の部分の無料機能と、有料機能のバランスをいかにとるかが鍵となります。今後もこういったアプリはどんどん開発されていくことでしょう。
2. mederi株式会社
mederi株式会社は、東京都目黒区で2019年に設立された新しい企業です。女性のヘルスケアにまつわるプロダクト事業、コミュニティ運営をおこなっています。2020年3月にはウーマンウェルネスブランド『Ubu（ウブ）』をローンチ。 20～30代の女性へ妊娠・出産・不妊治療に関する「正しい知識」の伝達や、自分と向き合う時間の確保、マインドセットの実現をサポートしています。
ご紹介する動画は、オンラインピル診療サービス「mederi Pill」を福利厚生として法人企業向けに導入したインタビュー動画となっています。
注目すべきポイント
「mederi fo biz」を導入した企業へのインタビュー動画となっていますが、インタビューだけでなくピルの効用やサービスの概要をインフォグラフィックスなども使って説明しています。
「オンライン診療」「低用量ピル処方」「ウェルネスセミナー」3つのサポートメニューを軸に、企業によってカスタマイズが可能、動画でもそれぞれを重視した３パターンの導入事例を紹介しています。
男性にはどうしても完全には理解することができない生理にまつわる不調を、福利厚生として会社内に組み込むことができるサービスの導入、これは働く女性にとっては大変助かるものといえるでしょう。
SDGｓにおいても目標５において「ジェンダー平等を実現しよう」という項目があります。重要な会議やプロジェクトを前に体調を整えたいのは女性も男性もかわりはありません。仕事で成果を出したいと考えている女性もたくさんいます。
体調面におけるアンフェアを福利厚生を使って解決する、そしてそういったサービスをサブスクリプション型で企業でカスタマイズできる、これもまたサブスクが流行したことで新たな道が切り開けたとみてもいいでしょうね。
3. 株式会社ORGRESS PARKS
株式会社ORIGRESS PARKSは2021年4月に設立されたテーマパークベンチャー企業です。
日本初＆日本最大のエンタメ定額遊び放題サービスとしてレジャパス！をリリースしました。遊園地・テーマパーク・水族館・動物園・温泉・サウナ・キャンプ場など全国120以上の有料施設が対象のサブスクとなっています。
注目すべきポイント
動画は実写によるWEB動画となっています。
レジャー業界は、コロナ禍において大きな影響を受けている業界の一つです。 まだ依然として回復はしておらず、苦境の日々が続いています。
コロナと戦いながらも懸命に営業活動を続けていた、全国のレジャー施設のスタッフの「想い」を、動画というカタチにして表現していますね。
コロナ禍を機に、「競争」ではなく「共闘」してレジャー・エンタメ産業を盛りあげようとしてスタートしたのがレジャパス！です。1人でも多くの人に生のエンターテイメントを体験する楽しみや喜びを提供し、多くの出会いと想い出に溢れる社会創りをしていこうとする姿勢が、新たな未来を創り出すことでしょう。
３月にマスク着用が原則個人の判断となり、さらに５月には更なる規制緩和が予定されています。現状、まだまだコロナという病気が侮るべきものではないことは確かですが、大きな影響を受けてしまった諸産業は、規制の緩和とともに多くのものを取り戻し、そして新しい形とともに成長していく必要があります。何とか耐え抜いた企業は、ここからが本当の戦いとなりますね。
