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お客様のビジネスモデルを深く理解し、高品質なPR映像制作を伴走型で行います。動画を作ったその先まで丁寧にコンサルティングサポート。
1. プロモーションビデオとはそもそも何なのか?
企業の価値を高める動画として活用されているのがプロモーションビデオです。
プロモーションビデオというと専門の映像会社や広告代理店などにいらして作ってもらう手段が一般的です。
しかし、外注ではなく、自社のスタッフのみで制作する内製化という手段もあります。
ここでは、プロモーションビデオの作り方を紹介する前に、そもそもプロモーションビデオとはどんなものかを解説します。
1-1. プロモーションビデオとは
プロモーションビデオとは、一言で言えば売り上げ促進のための動画です。
プロモーションはそもそも「販売促進」といった意味合いがあり、その活動の一手段としてプロモーションビデオがあります。
具体的には、商品やサービスに関する情報を紹介し、そこに制作者が様々な工夫をすることで表現を行います。
それによってターゲットとなる顧客に対して購買活動を促すような映像を作ることが目的です。
このように売り上げを促進させる手段になることから、より効果的なプロモーションビデオを目指して専門家に外注しがちです。
しかし、コスト削減や自社の人的資源の有効活用を目指して内製化も可能で、作り方を意識することで効果的なものが制作できます。
1-2. プロモーションビデオのメリット
プロモーションビデオのメリットは、3つあります。
それは、情報の伝達に優れる、印象付けが容易、そして売り上げに貢献するということです。
プロモーションビデオは、パンフレットやホームページなどの文章、カタログなどの画像に比べて多くの情報を伝えられます。
動画の動きによって商品の質感や大きさ、使い勝手といったもの、サービスの雰囲気や内容などが伝えやすいのがメリットです。
また、聴覚による要素もあるので音声によって短時間で有益な情報を与えることもできます。
この特徴によって、抽象的な内容を伝えやすいというメリットもあります。
プロモーションビデオを活用すれば、形のない様々なサービスや金融商品などもわかりやすく伝えられるでしょう。
印象付けも容易です。
商品やサービスは、画像やテキストなどの広告を一度見ただけでは記憶に残りにくく印象も希薄なものになってしまいます。
しかし、プロモーションビデオの場合は、動きや画像、テキスト、そして音声と多面的なアプローチを行います。
それによって印象を深く与えることが可能で、視聴者である見込み顧客にとってサービスや商品が記憶に残りやすくなるでしょう。
最後が売り上げに貢献するということです。
画像だけの雑誌広告や音声だけのラジオ広告よりもテレビCMの方が売り上げに貢献するように、動画は効果的な広告媒体です。
見込み顧客となりうる視聴者の数を確保できれば、プロモーションビデオは効果的なアプローチとして活用できるでしょう。
1-3. プロモーションビデオのデメリット
プロモーションビデオのデメリットは、人的資源を多く使うこと、そして作り方を学ぶなど内製化にハードルがあることです。
プロモーションビデオは、撮影や編集だけでなく出演者を確保する必要があります。
確かにアニメーションによるプロモーションビデオを作れば、出演者は不要に感じますが、ナレーションなどを行う人が必要です。
このように制作には人手が必要であり、経営に必要な人的資源が消費されることを意味します。
プロモーションビデオは、外注すればコストが発生し、内製化すれば作り方を担当者が学ぶ必要があるなどハードルが生じます。
担当者がプロモーションビデオの作り方を知ったとしても問題です。
職場環境が動画制作に向かない端末ばかりだったりすると、そもそも動画編集すらおぼつきません。
プロモーションビデオは、そもそも作るのが大変で人手がいる上、頼むのもコストがかかるというデメリットを抱えているのです。
2. 内製化したプロモーションビデオを成功させる作り方のポイント
プロモーションビデオは作ること自体が、人手や技術習得などでメリットがあります。
しかし、作り方を学んでしまえば、外注のコストを削減したうえに、売り上げの向上も期待できる手段です。
ここでは、内製化するにあたってのプロモーションビデオの作り方のポイントを紹介していきましょう。
2-1. 適度な長さを意識する
作り方の基本として、短めの動画にするのがポイントです。
可能であれば、数分以内の内容に収めるようにしましょう。
確かに自分たちの商品やサービスを売り込みたい一心から、非常に長く壮大なプロモーションビデオを作ってしまうことも少なくありません。
しかし、プロモーションビデオは、テレビCMと同様に手短な動画に仕上げる必要があります。
ドキュメンタリーやドラマと異なり、プロモーションビデオはあくまで広告です。
長大な広告を最後まで視聴してくれる見込み顧客は、まずいないと考えるのが無難といえます。
2-2. 技術を絡めつつ視聴者を意識した内容
商品やサービスを自社のスタッフで担当すると、つい技術解説をしたくなります。
機能面や技術面にフォーカスしたマニュアルのような動画に仕上がってしまうケースも見られます。
しかし、こういった内容にしてしまうと視聴する側もすぐに視聴をやめてしまうでしょう。
加えて、その商品やサービスにネガティブなイメージを持たせてしまいかねません。
「誰に、どんな問題を解決して欲しいか?」を意識して、技術を紹介しつつ視聴者を飽きさせない内容にするのが、作り方で重要です。
2-3. 5W1Hに当てはめる
「When(いつ)」「Where(どこで)」「Who(誰が)」「What(何を)」「Why(なぜ)」「How(どのように)」を指す5W1Hに当てはめるのも作り方のポイントです。
先ほど触れた「誰に、どんな問題を解決して欲しいか?」を表現するのに、これらを当てはめていくと動画がうまくまとまります。
ターゲットの視聴者像やプロモーションビデオを視聴するであろう時間帯も意識して作ると、より効果的です。
2-4. サービスや商品を利用しているイメージを想起させる
プロモーションビデオで訴求したいサービスや商品を視聴者自身が利用しているようにイメージが示せるのも作り方で重要です。
例えば、単純な事務作業の自動化を行うサービスの紹介をプロモーションビデオで行うとしましょう。
ターゲットは事務系の業務に当たる方が多いはずです。
しかし、ここで工場の作業スペースで、技術者が難解な設計図が表示された画面の隅でサービスを利用していても訴求力はありません。
やはり、オフィスで事務専用の端末の目立つ場所でスムーズに単純作業が自動化されているほうが訴求力があるはずです。
そのサービスや商品を利用している自分がプロモーションビデオで写されているイメージを与えるのが重要です。
2-5. 訴求ポイントのフォーカス
プロモーションビデオというと、サービスや商品のすべてを伝えたくなります。
しかし、そういった表現にしてしまうと、長大で飽きてしまう内容のプロモーションビデオが出来てしまうでしょう。
こういったトラブルを回避し、効果的なプロモーションビデオの作り方として、訴求したいポイントのフォーカスがポイントです。
例えば、たい焼きのプロモーションビデオを作ったとします。
たい焼きの小麦粉のこだわりやあんこのこだわり、渡し方などの接客まで写した上に、店長の言葉まで入ると飽きてしまいます。
思い切って、売りであるあんこの質の高さや製法のこだわり、そして量の多さや味わいといったあんこにフォーカスするのです。
ここまで極端でなくとも、プロモーションビデオで訴求したいポイントをいくつかに絞り、集中的に訴求しましょう。
3. プロモーションビデオの作り方の参考になる事例の紹介
最後にプロモーションビデオの作り方の参考になる事例をいくつか紹介していきます。
3-1. 株式会社YSK
やや長めの動画になっていますが、内製化が現実的にできそうな例として紹介します。
社員や社長が次々に自社の思いを伝える内容です。
管理部や工程進捗部、営業部など様々な立場のスタッフが出演し、どのような企業かを訴求しています。
すでにシャフトの分野では非常に有名な会社なので、自社の製品というよりも魅力を伝える内容に絞り込んでいるのがポイントです。
3-2. 美容室ASSORT
モデルのカットをひたすら撮影し、短時間でまとめている動画です。
店舗内の一区画で撮影しているため、内製化しやすい印象ですが、カットにフォーカスしたというアイデアが秀逸です。
カット技術の高さを表現していることや実際に利用していそうな人を出演させているのがポイントといえます。
3-3. おそうじ本舗
ハウスクリーニングサービスのプロモーションビデオです。
30秒という短い動画で収められているだけでなく、ターゲットとなる主婦を出演させます。
そして、一気に汚れを落としていく様子と主婦の心境が変化していく様子が秀逸です。
サービス内容も多数あるメニューからエアコン掃除に絞り、訴求力を高めているといえるでしょう。
大がかりなセットもいらないため、内製化も不可能ではありません。
まとめ
プロモーションビデオは、内製化させることができます。
しかし、作り方を間違えるとプロモーションビデオでネガティブな印象を抱かせ、逆効果に働いてしまうことも少なくありません。
今回は、そんなプロモーションビデオの失敗を回避できる効果的なプロモーションビデオの作り方のポイントを解説しました。
そして、実際のプロが手掛けた内製化ができそうなプロモーションビデオも事例として紹介しています。
これらの情報を参考にプロモーションビデオを自社内で作ってみてはいかがでしょうか。
もちろん、作り方が難しい場合は一部分だけでも外部の専門家の助けを借りるというのも手です。