コロナ禍以降のインターネットの急速な普及に伴い、会社説明会や採用面接では動画コンテンツの需要も高まっています。
特に合同説明会の動画のなかでも採用動画は、多くの学生がYouTubeなどで採用動画を視聴しています。そして、視聴した学生のなかには、それによって志望度も向上する方も少なくありません。
しかし、企業のなかには合同説明会での動画のメリット・デメリットがわからず、導入するのに二の足を踏んでしまうこともあるでしょう。
この記事では、合同説明会での動画の活用方法やそのメリット・デメリットを詳しく解説します。動画の導入に対して、悩みや不安を抱える方の有益な情報になれれば幸いです。
合同説明会動画とは?
合同説明会動画とは、求人者に仕事の情報を提供する際に使用する動画のことを指します。
さまざまな業界・業種の多数の企業が参加してブースなどが設置され、そこで動画が使用されます。
参加企業は一つの合同説明会で数十社から数百社に及ぶ、とても大きなイベントです。
合同説明会は、合同企業説明会・合同説明会・合同会社説明会・合同就職セミナー・企業展などさまざまな名称で呼ばれ、合説と略されることもあります。
説明会の動画は一般的に、概要や事業内容・企業の歴史など基本的なことを説明する動画です。説明会の動画でよく使用されるものを以下に紹介します。
- コンセプト動画・CM動画・プロモーション動画
- インタビュー動画
- オフィス・工場見学動画
- 座談会動画
- インタラクティブ動画
詳しく解説します。
コンセプト動画・CM動画・プロモーション動画
ブランドのイメージを短時間で強く印象づける動画です。インパクトのある映像や音楽、アニメーションを活用し、視聴者の記憶に残りやすい構成が特徴です。
また、アニメーションを用いることで、実際には撮影が難しい業務内容なども表現し、親しみやすい動画に仕上げることができます。
インタビュー動画
社員が実際に登場し、採用活動でよく聞かれる質問に答える形式の動画です。
一日のスケジュール・業務内容・働くうえでのやりがい・職場環境など、求職者が知りたい情報をリアルな声で伝えることができます。
オフィス・工場見学動画
企業のオフィスや工場の内部を紹介する動画です。労働環境を重視する求職者にとって、実際の職場の雰囲気や設備の充実度を確認できる点がメリットです。
工場の規模や設備の様子を、現地に足を運ばずに視覚的に把握できるため、求職者の不安を軽減する効果もあります。
座談会動画
社員数名が集まり、企業の雰囲気や仕事内容、自身の就職活動の経験などを自由に語り合う動画です。
インタビュー動画やオフィス紹介動画のようなフォーマルな内容ではなく、カジュアルな対話形式で構成されるため、視聴者にとって親しみやすい内容になります。
採用サイトやYouTubeで公開することで、より多くの視聴者に届きやすくなります。
インタラクティブ動画
視聴者が動画内の選択肢をクリックし、内容が分岐する形式の動画です。見たい情報を直接選べるため、効率的に視聴できるのが特徴です。
特に、採用情報や企業説明など、多くの情報を含む動画に適しています。
合同説明会動画を制作した方がよい企業
では、どのような企業が合同説明会において動画を使用するのが効果的なのでしょうか。
動画を取り入れることで、高い効果を発揮しやすい企業の特徴を紹介します。
母集団の獲得に苦戦している企業
そもそも、合同説明会では求職者が集まる必要があります。母集団が獲得できない状態での、合同説明会は企業にとって得られる利益が少なくなってしまうでしょう。
そこで、動画を導入し、SNSなどで発信することで求職者の増加を見込むことができます。効率的に母集団を形成する手段として有効です。
説明会のコストが重たい企業
自社説明会を行う場合には、大きなコストがかかり、そのコストを自社だけで負担するケースがあります。
例えば、自社のみで説明会を実施した場合には、以下のような費用が必要になります。
- 広告に関する費用
- 人材紹介会社に関する費用
- 採用イベントに関する費用
- 応募者選考にかかる費用
- 紹介に関する費用
- 会社紹介に関する費用
- 採用担当者にかかる費用
このようにコストがかさんでしまう場合には、複数の企業と合同説明会を開催することでコストを抑えることができます。
また、合同説明会には次のようなメリットがあります。
- 短時間で多くの求職者とコミュニケーションがとれる
- コミュニケーション能力を見ることができる
- 出店している他企業の情報を得られる
多くの求職者を集めるには、他社との差別化を図りアピールする必要があります。配布資料などに力を入れている企業も多いなかでは、動画を用いることがおすすめです。
動画を使用することで視覚的にメッセージがイメージしやすく、自社の紹介などをわかりやすく伝えることが可能です。
説明会動画の制作のコストやクオリティにこだわりたい方は、ぜひFunusualにご相談ください。BtoB企業に特化した豊富な経験を活かし、目的に応じた適切なプランをご提案いたします。
私たちは、単に映像を制作するだけでなく、視聴者の心に響く戦略的な動画を企画から運用まで一貫してサポートすることが可能です。
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合同説明会以外でも動画を活用できる場所
合同説明会のために制作した動画は、さまざまなシーンで利用できます。
例えば、自社ホームページでの企業説明動画や、SNSでの情報発信でも利用可能です。具体的に合同説明会以外での活用の方法を紹介します。
- 社会研修
- 顧客サポート
- イベントプロモーション
合同説明会のために制作した動画は、社内研修でも活用可能です。新入社員向けのオリエンテーションや業務説明などに利用することができます。
動画は、記憶に残りやすいので研修の効果を高めることができるでしょう。
また、顧客向けやイベントプロモーションの動画としても活用できます。過去の合同説明会をまとめたダイジェスト動画や、イベントのハイライトをまとめた動画は求職者の情報提供に役立ちます。
動画は、一度作ってしまえば何度でも繰り返し利用できるという利点を持っています。
また、合同説明会のために制作した動画でも、ほかの目的で使用する際にその目的にあった内容に修正・変更することも可能です。
合同説明会で動画を使用するメリット
合同説明会で動画を使用することは、多くのメリットがあります。そのメリットの主なものを4つ紹介します。
自社の雰囲気を伝えられる
動画では、社内の動画や社員インタビューなどを内容に盛り込むことによって、実際の自社の雰囲気を直感的に伝えることができます。
また、会社概要においてもWebサイトなどの説明だけでなくあらためて映像化することで、視聴者により具体的なイメージを持ってもらうことが可能です。
短時間でたくさんの情報を伝えられる
動画は、短時間で多くの情報を効果的に伝えることができるため、合同説明会においても効果的な手段になります。
パンフレットのように文字や画像だけでなく、映像・音声・テキストを組み合わせることで、企業の特徴などを視覚的・聴覚的にわかりやすく伝えることができます。
印象に残りやすい
動画は視覚と聴覚の両方に訴えかけるため、画像や文字よりも効果的に情報を伝えることができます。
視覚と聴覚を同時に刺激することで、自社の特徴をより具体的かつ印象深く伝えることができ、視聴者の記憶に残りやすくなります。
説明会のコストを削減できる
合同説明会の開催には、1回開催するだけで開催場所やスタッフの確保で膨大なコストがかかります。
説明会動画のオンライン配信が可能になれば、会場費・人件費などを大幅に削減することができます。
母集団形成に大きく影響する
合同説明会で動画を用いることは、求職者にとってもメリットがあります。
同時期に企業は説明会を行うため、志望度の高い企業から優先して説明会に参加することが多いです。そのため、志望度の低い企業の説明会は参加者が少なくなってしまう傾向にあります。
求職者からは、会社説明会の動画がある方が参加しやすい・何度でも見返すことができてよいという声も多いといいます。
このように、説明会に動画を用いることは、今まで取りこぼしていた求職者にも情報を届けることができ、母集団形成施策の一環としてとても有効です。
求職者の志望度を上げることができる
制作した説明会の動画をYouTubeや動画プラットフォームにアップロードすることで、各データを収集することが可能です。
求職者がどのような内容に興味があるか、どの内容で興味を失っているかを知ることができます。
このようなデータを分析して説明会の動画を修正・変更していくことで、内容の質を高めることができ、より一層求職者の企業への興味関心を持ってもらえるきっかけになります。
一度制作すると長く使用できる
動画制作の大きなメリットとして、一度制作した動画は何度も繰り返し使用できるという点があります。
合同説明会は、一度ではなく何度も行われるものです。もし、内容に変更があった場合でも動画データから修正は容易に可能です。
そのため、合同説明会のたびに煩わしい準備などの手間を省いて効率的に説明会に参加することができます。
合同説明会で動画を使用するデメリット
合同説明会での動画の使用には、多くのメリットがある一方でいくつかのデメリットもあります。デメリットの具体例を紹介します。
動画制作に費用とコストがかかる
動画制作は少なからず、出費が必要です。動画制作について、自社で制作する以外にも外注するという手段があります。
外注についても、発注元を制作会社にするかフリーランスにするかによって価格は変動します。
合同説明会においては、採用動画・会社説明動画・インタビュー動画が重視されるコン
テンツです。これらにかかる費用を紹介します。
- 採用動画:1,000,000円~2,000,000円
- 会社紹介動画:1,000,000円~2,000,000円
- インタビュー動画:500,000円~1,500,000円
自社の制作したい動画にはどの程度の費用が必要なのか、という具体的な情報を正確に把握しておきましょう。
コストを抑えるには、制作内容の見直しや自社でできる作業の分担、繁忙期を避けるなどの工夫が有効的です。
具体的な見積もりを得るためには、複数の制作会社に相談して比較検討することをおすすめします。
動画の質が集客に影響する
合同説明会での動画において、特に採用動画は企業の今後を左右する人材の確保のためにとても重要です。
採用動画はクオリティが何よりも重視され、ハイクオリティなものを提供することで、求職者が途中で視聴をやめてしまうというリスクを回避することにつながります。
動画の修正が大変
説明会の動画に限らず、動画では常に正しい情報の提供が求められます。特に企業の採用動画などでは、出演していた社員が退職してしまった場合などに動画の修正が必要です。
企業によっては、2〜3年に1回くらいのペースで動画を撮影し直すこともあります。
ほしい情報にピンポイントでたどり着くのが難しい
一般的な動画は内容をテキストのように検索できないため、視聴者が求める情報にすぐにたどり着くのが難しい場合があります。
必要な情報を探すために早送りや巻き戻しを繰り返すことになり、手間がかかってしまうことも少なくありません。
この課題を解決する手段として、視聴者が自分でクリックしながら内容を選べるインタラクティブ動画の活用が効果的です。
インタラクティブ動画を導入することで、知りたい情報をスムーズに探し出し、ストレスなく視聴を進めることが可能になります。
説明会動画の制作を検討しているが、どこに依頼すべきか迷っている方は、ぜひFunusualにお任せください。
BtoB企業向けの動画制作に特化し、豊富な経験と専門的な知識を持つスタッフが、お客様の目的に合った映像プランをご提案いたします。
「何から始めたらいいかわからない」「自社の強みが伝わる動画を作りたい」とお考えの方は、まずはお気軽にご相談ください。
合同説明会で使用する動画を制作にあたって決めておくこと
合同説明会の動画を制作するにあたり、事前に決めておくとよいポイントがあります。
そのポイントを押さえておくことで、スムーズに動画制作に取りかかることができるでしょう。
以下に紹介する4つのポイントを押さえて、より効果的な動画制作を進めていきましょう。
費用と納期を決める
動画制作においてはまず、予算を決定しなければなりません。
予算を決めておかなければ、動画の制作段階で思わぬ大きな出費がかさんでしまうリスクを回避できます。
費用については、自社で内製するか外注するかを決める必要があり、それによっても価格が変動します。
また、納期についてもしっかり決めておく必要があります。自社で動画を公開したいタイミングまでに納期が間に合うかなどを事前に確認しておきましょう。
動画を制作する目的を決める
合同説明会の動画を制作する際は、まず目的を明確にすることが重要です。
企業の魅力を伝えたいのか、採用エントリー数を増やしたいのか、求職者の不安を解消したいのかによって、動画の構成や演出が大きく変わります。
例えば、「企業のビジョンや社風を伝えたい」なら、社員インタビューを中心にするのが効果的です。
一方で、「仕事内容を詳しく説明したい」なら、職場の様子を映した実践的な映像を取り入れると求職者に具体的なイメージを与えられます。
動画の目的を明確にすることで、より効果的なコンテンツ制作につながります。
制作方法を決める
動画制作を成功させるためには、どのような方法で制作するのが適切かを検討することが欠かせません。
リアルタイムで求職者と双方向のコミュニケーションが取れるライブ配信型の動画もあれば、事前に収録して編集を加え、メッセージをより効果的に伝える方法もあります。
また、動画制作の流れを事前に把握しておくことも重要です。企画・撮影・編集・納品といった各工程を計画的に進めることで、制作がスムーズになります。
使用する音楽やキャストの選定
動画制作においては、素材やエフェクトなどで視覚的に訴える要素のほかに聴覚的に訴えるBGMや効果音も重要な要素になります。
BGMをつけることで視聴者に飽きさせない・感情に訴えることができる・ノイズや雑音を消すなどの効果が期待できます。
また、BGMにはイメージ誘導効果があり、曲の持つ印象や雰囲気を利用して明るい・楽しいイメージを視聴者に与えることや、逆に曲を変えることで落ち着いたイメージを与えることもできます。
企業イメージに合った曲の選定をすることでより効果的な動画になるでしょう。
合同説明会で使用する動画を効果的にするポイント
効果的に合同説明会で動画を使用するための4つののポイントを紹介します。
このポイントを押さえておくことで、競合他社と差をつけ、自社の魅力を視聴者に十分に届けることができるでしょう。
インパクトのある動画を制作する
動画配信サイトなどを視聴すると、さまざまな工夫を凝らした動画が多く、多くの方は止めて見入ってしまった経験をお持ちだと思います。
しかし、そのようなインパクトのある動画はどのように制作されているか疑問に持った方も少なくないでしょう。
インパクトを残す動画は、まず第一に短くわかりやすく制作されているというポイントがあります。
特に冒頭で強い印象を与えることで、視聴者の心をつかみ、最後まで視聴してもらえるという点に力を入れることが重要です。
動画の目的を明確にして、コンパクトにまとめることで視聴者にわかりやすい動画制作を心がけましょう。
ターゲット層を明確にする
合同説明会の動画では、視聴してほしいターゲットを明確に設定することが重要です。
ターゲットの性別・年齢などを具体的な情報をもとに設定しなければ、誰にも響かない動画になってしまう可能性があります。
興味がない方に動画を見せても成果につながる確率は低く、無駄な費用が発生してしまいます。
そのため、目的を明確にし、適切なターゲティングを行うことでコストを抑えながら費用対効果を向上させることが重要です。
競合他社との違いを明確にし自社の強みを伝える
動画を効果的にするポイントとしては、競合他社の動画を研究してみるという点が挙げられます。
独自性の高い動画を制作するためには、競合他社との差別化を図る必要があります。
競合他社の場合、同じようなサービスを提供していることや、似たような方向性で類似していることも少なくありません。
競合調査を行い、自社に合った表現方法で動画制作を行うことが重要です。
長い動画にならないよう伝えたいメッセージを絞る
YouTubeや各SNSで10分以上の動画を最後まで視聴してもらうのは、とても難しいとされています。
10分以上の動画を最後まで視聴してくれる割合はよくても40%といわれており、40~50分の企業説明動画を制作している企業も少なくありません。
そのような長時間の動画は、おそらくほとんど見られていないでしょう。視聴維持率もとても低くなる傾向にあります。
そのため、伝えたいメッセージをしぼったり、BGMや効果音などを工夫したりして飽きさせない動画制作が重要です。
10分程度のコンパクトな動画にすることで、視聴者も増えよりメッセージ性の強い効果的な動画になります。
効果的な音楽の使用や見やすい文字であるよう配慮する
動画においてBGMは、視覚情報を補完する役割を果たします。映像やセリフだけでは、伝えきれないテーマなどを音楽を使用することで視聴者の理解を助け、記憶に残るように印象づけてくれます。
また、BGMによって動画全体の雰囲気などを統一することができます。一貫性のあるストーリーを視聴者に届けることが可能です。
動画には、映像やBGMだけでなく、届けたい内容をよりわかりやすくするためにテロップをいれることも少なくありません。
テロップのフォントを工夫するだけでも、動画の印象は大きく変わります。フォントに加え、文字サイズや色も考慮することでより効果的な動画に仕上がります。
より伝えたい内容を強調するための手段としてエフェクトやモーションもよく使用されます。
ただし、あまりたくさん使い過ぎてしまうと逆効果で、何を伝えたいのかがわかりにくい動画になってしまうので注意が必要です。
合同説明会で目を惹く動画を制作したいなら
これまでの解説で、合同説明会での動画動画の使用についてのメリット・デメリットや活用方法をお伝えしました。
企業の魅力を伝えるには、視覚的な訴求力のある動画が不可欠です。
しかし、どこに依頼すればよいのでしょうか。合同説明会での動画が効果的だとわかっても動画制作をどこに依頼するか迷う企業も多いのではないでしょうか。
Funusualは、求職者の興味を引きつけ、企業の魅力を直感的に伝える映像表現を得意としており、視聴者の記憶に残るコンテンツを制作します。
企業の理念や社風をリアルに伝える社員インタビュー、職場環境の雰囲気が伝わるオフィスツアー、視覚的に訴求力のあるダイナミックなモーショングラフィックスなど、多彩な表現手法を駆使し、目的に合った動画を提案することが可能です。
ハイクオリティな映像と明確なストーリー設計で、合同説明会において競合と差別化を図り、求職者の関心を惹きつけたいとお考えの方は、ぜひFunusualへご相談ください。
企業の強みを引き出し、ターゲットに響く採用動画を実現します。