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インリード広告のメリットと活用ポイント|インフィード広告との違いも解説

近年、インターネット上の広告にもさまざまなものが見られるようになりました。

よく耳にする広告の一つにインリード広告がありますが、具体的にどのようなものか疑問を持っている方は少なくないのではないでしょうか。

また、インフィード広告やインバナー広告など、ほかにもよく聞く広告とは何が違うのか詳細を知りたい方もいるかもしれません。

インリード広告は、ユーザーの自然な閲覧体験を阻害せず、高い視認性を確保できる広告手法です。

この記事では、インリード広告の仕組みやほかの広告との違い、活用方法や費用まで解説していきます。

この記事を最後まで読んでもらうことで、広告や動画制作について参考になれば幸いです。

インリード広告について

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インリード広告は近年注目されている広告手法の一つです。

名前は知っているけれど、どのようなものかイメージできない場合はさまざまな疑問を持っているかもしれません。

ここでは、インリード広告の特徴や代表的なフォーマット、注目されている理由まで詳しく説明していきます。

インリード広告の特徴

インリード広告とは、ディスプレイ広告の一種です。

記事を一定時間閲覧していると、記事と記事の間に自然に動画広告が表示するように設定されています。

ユーザーが画面をスクロールすると、広告が表示されたタイミングで動画が再生される仕組みなので、広告全体をユーザーに表示できます。

広告自体がコンテンツの一部となっており、ユーザーの目に留まりやすく視認性が高いことが特徴です。

しかし、興味がなければ見ない選択も可能なので、広告作成の際は好感度を考慮する必要があります。

インリード広告のフォーマット

ウェブ

インリード広告には、主に以下のようなフォーマットがあります。

  • 静止画広告
  • 動画広告
  • リッチメディア広告
  • カルーセル広告
  • テキスト広告

静止画広告は制作時間が短く、シンプルなデザインで理解しやすいメリットがありますが、視認性が低く情報量が限られています。

動画広告はコストはかかりますが、視認性が高くて短時間で多くの情報を伝えられるため、近年のインリード広告は動画広告が主流となっています。

リッチメディア広告は動画やアニメーションなどを組み合わせた広告フォーマットです。

スワイプやタップを活用でき、視覚的なインパクトやエンターテイメント性を持たせられるため、クリック率の向上も期待できます。

カルーセル広告は複数の画像や動画をスライド形式で表示することで、多様な情報を提供できます。

テキスト広告はシンプルなテキストのみの広告であり、読みやすくクリック率が高くなりやすいのが特徴です。

それぞれのメリットとデメリットを理解し、広告の目的や配信環境に応じて、適したフォーマットを選択することが重要です。

インリード広告が注目されている理由

注目

インリード広告はコンテンツのなかに溶け込んでいるため、ユーザーが広告とわからずクリックする可能性があります。

クリック率が高く、コンテンツと広告のバランスがとれている点で注目されている広告手法です。

また、インリード広告はスマートフォンの小さい画面でも見やすく、ユーザーがスクロールすれば自然に表示させることができます。

動画広告をスムーズに再生できる5G回線が普及しつつあるモバイルは、インリード広告の発信に向いています。

動画の再生に時間を費やすことがないので、インリード広告も再生しやすく、コンテンツ内により自然に挿入することが可能です。

一般的な機器となったスマートフォンで見やすいインリード広告は、より多くの顧客を得るための重要な手法です。

インリード広告とその他広告との違い

比較

広告には、インリード広告のほかにさまざまな種類が存在します。それぞれ表示場所や目的、ターゲットによって使い分けなくてはいけません。

ここでは、インリード広告とほかの広告の違いや特徴を解説していきます。

インフィード広告との違い

インフィード広告はSNSのタイムラインやニュースアプリの記事内に挿入され、自然と目線がいくようにレイアウトされたものです。

コンテンツに馴染むように設計されているので、広告と気付かずにクリックすることも多く、広告効果が高いといわれています。

コンテンツ内で表示されるのはインリード広告と同様ですが、動画を配信するのがインリード広告であるのに対し、インフィード広告で主に使用されるのは静止画です。

インバナー広告との違い

バナー

インバナー広告は、Webページのディスプレイ広告枠すなわちバナーに表示されます。

インバナー広告とインリード広告の違いは、動画再生のタイミングです。

インリード広告は画面をスクロールしていって動画広告が画面に表示されてから再生が始まりますが、インバナーはWebに訪問した時点で再生されます。

インバナー広告はメインコンテンツと同じ枠に表示されるため、広告と認識されることが多く、コンテンツに溶け込むインリード広告とはその点も異なります。

インストリーム広告との違い

インストリーム広告は、YouTubeをはじめとするインターネット動画の再生前後や中間に挿入される動画広告です。

動画をスキップできるタイプと、強制的に視聴させるタイプの2種類があります。

インリード広告とインストリーム広告の違いは、掲載されている場所です。

インリード広告はWebサイトのコンテンツ間に挿入されていますが、インストリーム広告は動画プラットフォームの動画コンテンツの前後または途中で再生されます。

インリード広告のメリット

メリット

インリード広告は頻繁に利用されており、さまざまなメリットがあります。

しかし、具体的にどのようなよさがあるのか効果的に情報が伝わるのか、疑問を持っている方は少なくないでしょう。

ここでは、インリード広告が効果的とされている理由を説明していきます。

画面に表示されるとすぐ広告が再生できる

インリード広告は、画面をスクロールして表示された段階で広告が再生されます。

サイトを訪問した時点で再生されるインバナー広告とは異なり、動画の冒頭から観られるので、情報を伝えやすいツールです。

記事を読んでいるユーザーに自然に届いて興味づけしやすく、アピールしやすいシステムといえます。

広告の専有面積が広い

バナー広告は掲載面が小さいですが、インリード広告は画面に表示されるコンテンツと同じ大きさで掲載面を占有できます。

広告としては大きく目立つので、画像では伝えにくい自社の商品やサービスの魅力をユーザーに伝えやすくなります。

視認率が高い

インリード広告は記事のなかに溶け込むように挿入されており、ユーザー体験を邪魔せずにメッセージを伝えることが可能です。

平面的な画面をスクロール中に動画が動き始めるので視認率が高く、短い時間でもユーザーに広告内容を印象づけられるため、訴求性も高くなります。

また、強制的に再生される広告とは異なり自然に再生されるため違和感は少なく、閲覧にも支障ないので不快感を軽減できます。

インリード広告のデメリット

デメリット

広告を制作するには、インリード広告のメリットと同時にデメリットも知っておかなくてはいけません。

広告は注意すべき点も理解したうえで利用する必要があります。

ここでは、コストや運用に関するデメリットを紹介するので参考にしてください。

動画制作にコストがかかる

ユーザーに動画を最初から最後まで視聴してもらうためには、質の高い動画制作が大事です。

クオリティを求めるほどコストがかかります

どのくらいコストをかければクオリティを高められるのか、どの程度のクオリティであれば動画再生率があがるのか、計画と戦略が必須です。

音声がなくてもわかる動画にする必要がある

インリード広告は基本的に音声がなくても伝わる構成や素材が求められます。

音声がない状態でも簡潔でわかりやすい文章や画像の使用、字幕やテロップ、吹き出しなどで、観ただけでも理解できるように工夫しなくてはいけません。

動画広告が必ず再生されるわけではない

インリード広告は、広告全体が画面に表示されてはじめて再生されます。

全体が見えるまでスクロールする前に別なページに移ってしまうと、広告自体観ることができません。

自動再生条件を満たさないと表示されず、情報が伝わらないことがあります。

また、念頭に置く必要があるのは、ユーザー自身が広告を無視してしまうリスクです。

広告が表示されすぎると不快感につながり、ブランドイメージを低下させてしまいます。

適切に情報が伝わるように、広告の表示頻度や配信のタイミングなどを考慮することも重要です。

インリード広告の活用ポイント

ポイント

インリード広告の概要と、メリットやデメリットを紹介してきました。

実際に運用する場合、何を意識してどのように活用すれば成功につながるのか考えている段階でしょう。

ここでは、インリード広告の活用ポイントを具体的に説明します。成果を出すためにぜひ押さえておきましょう。

動画広告の目的を明確にする

インリード広告は、目的を明確にすることが大事です。

目的は広告を出すことではなく、ユーザーに行動を起こすよう促すことであり、その目的に合っている広告を制作する必要があります。

目的が明確であれば商品の購入やサービス利用の促進、新規の顧客獲得など、目的に沿って効果的な広告を制作することが可能です。

また、できるだけ効果的な広告を配信するために、広告の閲覧期間や配信頻度も目的に合わせて設定するのも重要です。

音声がなくてもわかる広告にする

インリード広告は基本的に音声がない状態で再生されます。音声がなくても伝わるように、わかりやすい文章や画像、字幕など工夫しましょう。

デザインや配色にも気を配り、視覚的にインパクトがあって魅力的に見えるようにすることも必要です。

音声がない状態でも理解しやすいよう工夫することで訴求効果が上がり、ユーザーのアクションにつながりやすくなります。

アクションにつながりやすい導線をつくる

CTAの文字ブロック

インリード広告は表示するだけでなく、ユーザーにアクションを促すための導線をしっかりつくることも重要です。

導線としてアクションを起こすよう促す文章やボタンのことをCTA(Call To Action)といいます。

広告からランディングページへの誘導をスムーズにするために、クリックボタンや誘導メッセージ、フォームの入力などを明確にしましょう。

CTAもあればよいというわけではなく、配置やデザインに注意が必要です。

過度に強引な表現や無理な勧誘は逆効果になる恐れがあるので、適切な表現を選びます。

またボタンの色や形、文字の大きさやフォントなどもクリック率に影響するため、注意して設定することが重要です。

ターゲット層に合わせてプラットフォームを変える

インリード広告を発信するには、適切なプラットフォームを選ぶことも大切です。

広告を掲載するプラットフォームは、ユーザーがコンテンツを見ているときに自然に流れるよう設定できる必要があります。

選択するプラットフォームは、媒体の特性や受け取るユーザーの利用層や嗜好性を考え、特に効果的に配信できるものを選択します。

同時に、広告配信にあたって各プラットフォームの仕様や規約に沿った広告を作成することが適切です。

広告の改善を重ねる

業務の改善

インリード広告には継続的に効果測定と改善を行うことも重要です。

広告がどの層からどの程度の反応が得られるかを分析し、広告の内容を変更したときにどのくらい数値が変化するのかをデータ化します。

複数の広告を同時に配信して仮設の検証を行うことも一つの方法です。データをとって検証と改善を繰り返すことで、広告の効果を高めることができます。

広告のフォーマットを考慮し、配信するプラットフォームの特性も踏まえて、より効果的な配信方法を検討しましょう。

動画広告の目的を明確にして、導線やプラットフォームを整え、広告の改善を重ねるという要点を押さえても実際に作成するのは不安に感じるかもしれません。

Funusualは、多くの上場企業の動画制作に携わってきた実績があり、クオリティを担保しつつ信頼性の高いサービスを提供可能です。

不安な点や相談したいことがあれば、ぜひ気軽にご連絡ください。

インリード広告が活用できる媒体

ソーシャルネットワーク

インリード広告が活用できる媒体は、ニュースサイトやアプリ内コンテンツなどさまざまですが、主に以下のようなものがあります。

  • Google
  • Facebook
  • Instagram
  • X(Twitter)
  • Yahoo!ニュース
  • Logicad
  • アドネットワーク

GoogleはGDN(ディスプレイネットワーク)やYouTubeを活用して広告を配信することが可能です。

GDNはGoogleで掲載されているディスプレイ広告のことです。

デバイスごとに適切な表示がされるため関心の強いユーザーへの情報提供が可能で、広告のパフォーマンス向上が望めます。

FacebookやInstagramはタイムラインやストーリーズ内にインリード広告を表示できます。

ターゲットの興味や関心に即した広告を配信しやすく、縦型の動画広告で視認しやすいのが特徴です。

特に、ストーリーズ広告は短時間でも情報伝達に向いており、ブランディングや商品の認知度向上が期待できます。

例えば、Facebookは主な利用者がビジネス層なので、ビジネス向けのサービスを提供する広告が向いています。

若年層の利用が目立つInstagramは若者向けのファッションブランドなどの広告が適切です。

Yahoo!は多くの利用者のいるプラットフォームですが、日本国内の市場で強みを持っているため、日本のユーザーへの配信に適しています。

Yahoo!ニュースは信頼性の高いニュースメディアに広告を表示するので、広告自体の信頼性も向上するでしょう。

Logicadはインリード広告をフォーマットとして導入しており、初期費用やランニングコストもかからず、使用しやすい媒体です。

ソニーのテクノロジーを持っている国内企業であり、提携先であるTeadsにも広告の配信が可能です。

アドネットワークは複数のネット広告媒体をまとめ、ニュースサイトやブログメディアなど各媒体へ一括で広告配信できる機能を持ちます。

代表的なアドネットワークはTaboolaやOutbrainなどです。

ターゲットに適した環境で広告を表示でき、ユーザーが広告に触れる機会を増やすことができます。

ターゲットや目的に応じて、適切なプラットフォームを選びましょう。

インリード広告にかかる費用

費用

インリード広告は、制作費は数十万円が一般的です。運用費はCPM(Cost Per Mille)で1,000〜3,000円かかります。

CPMはWeb広告を1,000回表示するごとに発生する広告費のことです。広告の表示回数を増やし、認知度を高めたい場合に有効です。

クリック数ではなく表示回数に応じて広告費が決まるため、クリック率を高めれば単価が安くなります。

また、媒体や配信ボリュームによって変動があります。例えば、SNSでは小規模だと高くても100,000円(税込)以下ですが、大規模になると200,000円(税込)以上の予算です。

総合的に見ると、月額数十万円以上が目安となります。

プラットフォームの広告の種類、料金相場の目安は、予算を考慮しながらターゲットや目的に合っているかを吟味して検討する必要があります。

自社で動画制作からプラットフォームでの配信まで行うとなると、費用も労力もかかり、負担が大きくなってしまうでしょう。

その場合は、専門の制作会社に依頼するのも一つの方法です。

Funusualでは、魅力的な動画を制作するだけでなく、クライアントの課題に寄り添って企画から修正まで一律で提供しています。

無料での絵コンテや見積もりを通じて動画の提案が可能なので、ぜひ一度ご相談ください。

効果的にインリード広告を活用したいなら

家でパソコンを使ってテレワークをする女性

インリード広告は、ディスプレイ広告の一種であり、画面をスクロールして広告全体が表示されてから再生される広告です。

自然に再生されるためコンテンツ閲覧に影響が少なく、視認性も高いという特徴があります。

効果的に広告を配信するためには、広告の目的やターゲットに合わせて、配信するプラットフォームや費用の形式を選択する必要があります。

動画の制作費に加えて運用費もかかるとなると、コスト面がデメリットと考える方もいるかもしれません。

また、効果的な広告を作りたくても、自社で行うとなると不安を感じる方もいるでしょう。

Funusualでは、企業の特色に合わせた適切な表現が提案可能であり、品質を重視する企業に対して信頼性の高いサービスを提供しています。

会社紹介映像やPR映像などを手がけており、KDDIやAOKIなど、大手企業の動画も作成しています。

また、Funusualは戦略設計から制作、効果検証までワンストップで対応可能です。

まずヒアリングで動画の目的や期待効果、特徴まで丁寧に把握して、リサーチを行なったうえでわかりやすくデザイン性の高い提案が可能です。

自社で動画広告を作成するのは不安、できるだけ効果的な広告を作成したい、と感じる方はぜひFunusualにご相談ください。


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