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はじめに
【地震に強く】地震対策技術関連動画事例集
- 鉄建建設株式会社
- 株式会社一条工務店
- 鹿島建設株式会社
季節の変わり目の時期にミャンマー中部にてマグニチュード7.7の大地震が発生しました。ミャンマーでは2021年の国軍クーデター以降、国軍と民主派勢力や少数民族武装勢力との間で内戦が続いており、そういった中での大地震の発生で被災者にとってはかなり厳しい状況となっています。隣国のタイでも建物に大きな影響がでており、建設中のビルが倒壊するなどの被害も出ています。
地震となると、これまで日本でも多くの被害を出してきました。しかしながら、そういった中でいかに生き抜いていくかを考え、倒壊に耐えるための免震・制震・耐震構造などが生み出されました。
今回はそういった地震対策に関する企業の動画をみていきたいと思います。
それではいってみましょう!
1. 鉄建建設株式会社
鉄建建設株式会社は、東京都千代田区に本社を置くゼネコンです。JR東日本の持分法適用会社で、前身である鉄道建設興業から鉄道関係の建設工事に強みを持ち、売上高の3割以上を鉄道が占めています。また他に道路・マンション建設を得意分野としています。
注目すべきポイント
社名との繋がりで、お笑い芸人の「鉄拳」さんが作成したパラパラ漫画を動画化したものとなっています。動画作成のために約1000枚のイラストが使用されています。
言葉や説明はなく、イラストと音楽のみで会社が伝えたい想いを動画化されているのは、まさに感動の一言に尽きますね。
地震に対する対策としては、鉄建式免震構法がとられています。建物を地盤から切り離し、その間に免震装置を設けることで、建物に入力される地震のエネルギーそのものを低減し、地震に強く、耐久性にも優れた建物を提供しています。
普段、生活している中で目にはしていても当たり前すぎて気にしない建物は多くあります。歩道橋や駅のホームといったところでも建設の工夫は凝らされており、そこには多くの人の想いが込められています。動画を見て、想いに駆られ、街づくりをする一員になりたい、そう思わせる動画のご紹介でした。
2.株式会社一条工務店
株式会社一条工務店は、東京都江東区に本社を置く大手ハウスメーカーです。拠点数は沖縄県を除いて全国約500ヶ所、工場は18ヶ所、アメリカに2ヶ所あります。2023年度の戸建販売戸数は業界第1位となっています。
注目すべきポイント
マップにある通り、近年でも多くの地震が日本では発生しています。世界中で起こる地震の10%は日本で起きているとか…
数々の地震のタイプを研究し、その特徴を実験にも反映させ、それらに耐えられるような構造を作り出していることがよくわかります。
一条工務店が実験を行っている施設は世界最大級の震動実験施設であり、様々な性質を持つ過去の震度7クラスの巨大地震を再現し、検証を重ねています。
日本で近い将来発生が予想されているものといえば南海トラフ地震であり、その被害規模は最大で死者32万人以上、全壊・焼失家屋200万棟以上と言われています。
次に起きる地震をピンポイントであてることはできませんが、過去の地震から多くのことを学び、「全棟耐震等級3」やその上を行く「2倍耐震」を開発しています。
人生における最大の買い物ともいえる家を守れるよう、今後も挑戦を続けていって欲しいですね。
3. 鹿島建設株式会社
鹿島建設株式会社は、東京都港区元赤坂に本社を置く、日本の大手総合建設会社(スーパーゼネコン)です。
江戸末期の大名屋敷のお出入り大工店に始まり、明治初期の外国商館や毛利家高輪本邸など西洋館の建築業(洋館の鹿島)、東北本線や山手線など全国の鉄道工事事業(鉄道の鹿島)、軽井沢の別荘地開発事業(鹿島の森)等を通じて名を揚げ、繁栄を築いていきました。現在では超高層ビル事業を得意とし、蓄積された高度な技術とノウハウ、業界随一の技術研究所を有しています。
注目すべきポイント
動画はアニメーションと実写を利用した商品説明となっています。
実写では説明しづらい構造や建設物内部の動きをアニメーションによって視覚的に捉えやすくさせています。
実写パートでは、建設過程を早送りで動画化するなど、建設物に凝らされた手間をアピールし、安全性の高さに関して説得力をもたせています。
得意とする超高層ビルにおいて、侮れない風による揺れから大地震による揺れまでを最小限に抑える制震技術をPRし、技術力の高さを表現しています。また構造上、従来の制震建設物を使えないところでも、別の様式のもので対応することで汎用性のある部品で無駄をださないことに繋がっています。
コーポレートスローガンである「100年をつくる会社」の通り、たとえその100年の間に大地震が起きたとしても乗り越えていけるような建設物をつくること。スーパーゼネコンの持つべき使命ともいえるでしょう。