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はじめに
【高機能化学品】化学メーカー関連動画事例集
- 三菱ケミカルグループ
- 富士フィルムホールディングス株式会社
- 東レ株式会社
私たちの生活のあらゆる場面に化学製品は浸透しています。基礎化学品、中間化学品、最終化学品といった分野で様々なものが生み出され、生活をより良くするために研究開発が進められてきました。しかし現在ではその研究開発に、「環境」という部分が大きく関わってきています。生活の向上と同時に環境保全、改善という部分も重要視され、先進国では特にその部分において果たすべき役割も増えています。
今回は人類の発展に欠かせない化学メーカーの動画をみていきたいと思います。
それではいってみましょう！
1. 三菱ケミカルグループ
三菱ケミカルグループは、東京都千代田区丸の内に本社を置き、三菱ケミカル、田辺三菱製薬、日本酸素ホールディングスを中核とする日本の化学企業グループです。
関係会社552社を数え、2020年の世界の化学業界での業績順位は、273億5300万ドルで第8位となっています。
注目すべきポイント
動画は2035年に向けたコンセプトムービーとなっています。
10年先を見据え、実現すべき世界にむけた決意を表現しているものとなっています。
メインでは実際の業務風景を実写で取り扱いながら、未来的な部分では3DCGやモーショングラフィックスを駆使しています。「実現」を掲げるならば、現実的な未来を表現しなければなりません。
素材のグリーン化のために、環境配慮型モビリティ、データ処理と通信の高度化、食の品質保持、医療技術や機器といった部門ごとに動画を展開しています。
どの分野も人類の生活において欠かすことの出来ないことであり、高度な技術が要求されます。技術進歩とグリーン化は、今まではそれぞれで分けて考えられていましたが、世界をけん引する企業には、両輪で進歩することが求められていますね。
2.富士フィルムホールディングス株式会社
富士フィルムホールディングス株式会社は、富士フイルムと富士フイルムビジネスイノベーションを傘下に持つ持株会社です。元々は写真フィルムやカラー印画紙といった部門が主力でしたが、デジタル化の波により、これまで培われてきた化学合成などの技術力を応用して様々な分野に事業展開をしています。
注目すべきポイント
動画種類としては商品紹介に分類されるものとなっています。
MRIの中に液体が入っているなんて想像もできませんよね。
代表的な医療機器でありながら、その中身のヘリウムがとれるのは、世界でわずか８か国のみ。世界的に医療技術が進歩すれば奪い合いになる未来が見えてしまいますね。
データ説明ではインフォグラフィックスを動画に組み込み、MRI内部の仕組みの説明のためにCGも利用されています。多くの人にとって未知の部分だからこそ、イメージをさせる動画技術が必要になってきます。
ヘリウムを使用することなく、全く新しい形のMRIの開発をしたということが、先の未来の命を救うことに繋がります。奪い合うのではなく、助け合う未来をつくっていきたいですね。
3.東レ 株式会社
東レ株式会社は、東京都中央区日本橋室町に本社を置き、合成繊維・合成樹脂をはじめとする化学製品や情報関連素材を取り扱う大手総合化学メーカーです。
炭素繊維の開発・販売で世界首位であり、三井グループの中核企業の一つとしてその名を知られています。
社名にある「レ」の部分は、再生繊維のレーヨンを意味していますが、現在はレーヨンの生産を終了しています。
注目すべきポイント
東レで働く社員の実話インタビューに基づいたヒューマンストーリーを、短編映画という形でまとめた動画となっています。
「物事が予定通りに進むこと、きちんとしていること、目標にまっすぐ向かっていること」という少年の気質を、とてもコミカルに表現しています。
戦後のベトナムという決して裕福ではないところから、ドラマのある生き方にフォーカスを当て、ポジティブな人生の歩みの描写に思わず笑ってしまう動画となっています。
「アメリカに移り住んで驚いたのは、蛇口をひねっただけで、きれいな水が出てきたこと」という、今となっては当たり前のものがない世界で生きてきた少年トリ。私たちは恵まれた環境で生きていることを今一度確かめ、彼のような「まっすぐ」な姿勢から多くのことを学ぶべきでしょう。
