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展示会動画とは?メリットや種類・制作のポイント・制作費用を解説

展示会の来場者を増やしたい、効率的に営業活動を行いたいとお考えではありませんか。

展示会動画は、来場者を引き込むだけでなく、短時間で多くの情報を広く伝えることができます。さらに、展示会での人員を削減できるため、発信側の負担軽減にもつながるでしょう。

本記事では、展示会動画の活用方法やそのメリット、制作費用について詳しく解説しています。動画を活用した展示会の効果的な運営方法をぜひ参考にしてください。

展示会動画とは?

展示会 様子
展示会動画とは、新商品の発表や新サービスの紹介に使用される動画です。大きなスクリーンやブースに映し出された動画は、視覚的に目を引きやすく、来場者に強い印象を与えることができます。

静止画よりも多くの情報を一度に伝えることができるため、来場者がより多くの情報を効果的に吸収することが可能です。展示会は企業にとって重要なPRの場であり、多くの来場者にアプローチできる絶好の機会です。そのため、インパクトのある展示が求められます。

最近では、コロナ禍の影響でオンライン展示会の機会も増えています。オンラインでは、会場に足を運べない方々も動画を通じて展示内容を視聴することができ、物理的な制約を超えて情報を届けることが可能です。こうした背景を踏まえ、多くの企業が展示会動画を活用しており、今後その需要はさらに高まると予想されます。

展示会動画を制作するメリット

ビジネスマンとグッドマーク
展示会動画には、さまざまなメリットと宣伝効果があります。自社のサービスや商品を効果的に宣伝するためには、これらの利点を理解し、最大限に活用することが重要です。以下、展示会動画を活用するメリットと効果について紹介します。

来場者の目にとまりやすい

展示会動画は大きなブースやスクリーンでの展示が一般的です。大画面に映し出される動画は、静止画とは異なり動きがあるため、来場者の目を引きやすくなります。

展示会動画は、企業や商品の魅力をより効果的に伝える手段です。最初に来場者の興味を引くためには、印象的な内容とインパクトのある第一印象を与えることが重要です。

さらに、動画を通じて商品やサービスに対する理解を深めてもらうために、動画の内容やスクリーンの配置も工夫することが求められます。

展示会動画を活用することで、記憶に残るアピールが可能となり、来場者が商品やサービスを前向きに検討するきっかけを作ることができます。

伝えられる情報量が多い

ビジネス デスクワーク チャート バナー
展示会動画は、1つの画面で視覚と聴覚を活用するため、短時間で多くの情報を伝えることができます。文章や静止画では伝わりにくい情報も、映像や音声を組み合わせることで、より多くの要素を効果的に伝えられます。

視覚的な情報量はとても多く、色や大きさだけでなく、動画の動きからもリアルさが伝わります。例えば、商品の使用シーンやサービスの流れを映像で見せることで、より具体的なイメージを提供できます。音声や音楽を使用すれば、さらに詳細な説明が可能になります。

しかし、来場者は展示会会場内を移動するため、動画が長すぎたり情報が多すぎると、飽きてしまうこともあります。そのため、数秒で要点をしっかり伝える内容にすることが重要です。

展示会担当者の営業効率が上がる

展示会動画を活用することで、持ち運べない商品やサービスも効果的に紹介できます。会場には大きすぎて運べない商品や、今後導入予定のサービスなどもあるかもしれませんが、これらを動画で紹介することで来場者にわかりやすく伝えることができます。

動画なら物理的な制約を気にせず視覚的に魅力を引き出せるため、営業効率が向上し、運送費用の削減にもつながるでしょう。

可視化されたサービスを展示会動画で紹介することで、言葉だけでは伝えきれない具体的な内容を鮮明に、かつ多くの人々に届けることができます。さらに、動画を見て興味を持った来場者には、その後の商談や営業活動をより効率的に行うことができ、説明の負担も軽減されます。

展示会の人員を削減できる

ビジネスマンと下がる
展示会で動画を活用することで、大幅な人員削減が可能になります。通常、展示会では商品やサービスの説明や案内に多くの人員が必要です。

また、説明準備に時間を取られたり、同じ説明者でも伝え方のニュアンスが少しずつ変わることがあります。

しかし、展示会動画を使用すれば、同じ内容を繰り返し伝えることができ、展示会が数日間にわたって続いても問題なく対応することが可能です。動画であれば、同じ内容を効率よく多くの来場者に伝えられ、人員の負担を大幅に軽減できます。

さらに、オンライン展示会の普及も背景にあり、物理的な人員配置を減らし、リソースを有効活用することが可能です。

YouTubeやSNSで告知できる

スマートフォンをタッチ操作する瞬間(動画アプリ)
YouTubeやInstagramなど、自社で運営しているSNSに事前告知動画を投稿することができます。事前に展示会の内容や商品情報を知ってもらうことで、来場者は展示会での体験がスムーズになり、来場者の負担を軽減できます。

さらに、アーカイブ機能があるアプリを活用すれば、展示会に参加できなかった方にも商品やサービスの詳細を案内できるため、後日でも関心を引き続き持ってもらうことが可能です。展示会動画を効果的に活用することで、より多くの方々に関心を持ってもらうことができます。

展示会動画の種類

展示会
展示会動画は、展示する目的や対象に応じてさまざまな種類があります。同じ「展示会動画」といっても、その内容や形式によって目的に合わせた効果的なアプローチが可能です。

自社の商品やサービスに合った動画の種類を理解し、それに合わせた動画制作を行うことで、宣伝効果を最大化できます。以下は、展示会で使用される代表的な動画の種類です。

商品・サービス紹介動画

タブレットで説明するビジネスマン
商品・サービス紹介動画は、視聴者の理解を深めることを目的とした動画です。実際に商品を使っているシーンや、どのような課題を解決できるかを見せることで、より具体的に魅力を伝えられるでしょう。

例えば、展示会では持ち運べない商品でも、使用場面を動画で見せることで、その使い勝手や利点を簡単に理解してもらえます。

また、サービス紹介では、実際の利用シーンやその効果を可視化し、視聴者がサービスをどのように活用できるかを直感的に理解できるようにします。

静止画や文字での説明が難しい場合でも、動画を使うことで、視聴者の理解をスムーズに促すことが可能です。

会社紹介動画

ライフスタイル
会社紹介動画は、自社の知名度や認知度を向上させるための効果的なツールです。短時間で効率的に会社の魅力を伝え、企業の雰囲気や文化を視覚的に示すことができます。

社員の1日の流れや働く環境を映像で紹介することで、視聴者は職場の雰囲気をより具体的にイメージしやすくなります。これにより、写真や静止画では伝えきれない、会社の「生きた」部分が伝わるでしょう。

会社紹介動画は主に求職者向けに利用されることが多く、公式Webサイトなどで広く公開されています。企業理念や勤務体制などの重要な情報も簡潔に伝えることができます。

ティザー動画

ティザー動画は、商品の一部を紹介し、視聴者の興味を引き、好奇心を刺激することを目的としています。

この動画は、主にブースへの誘導を目指し、来場者が興味を持った商品についてさらに詳しい情報を提供するためのきっかけとなります。

ティザー動画のポイントは、一部の情報を伝えることで「もっと知りたい」と感じさせ、視聴者の好奇心を掻き立てることです。

発売前に注目を集めるためには、「近日公開」といった表現を使い、公開日までの期待感を高めることが一般的です。

プロモーション動画

SNS 携帯
プロモーション動画は、商品やサービスの販売促進を目的とした動画で、商品の特徴やほかの製品との違い、そしてそのメリットを伝えることに重点を置いています。

これにより、視聴者は購入後の使用シーンをイメージしやすくなります。購入後のイメージを強化するためには、ターゲットを絞り込んだアプローチと、5W1H(誰が・何を・いつ・どこで・なぜ・どのように)を整理したうえで内容を構成することが重要です。

以前のプロモーション手法はポスターやチラシなど、静止物を使った広告が中心でしたが、現在はスマートフォンの普及により、動画形式で情報を伝えることでより多くの人々に効率よく商品やサービスの魅力を届けることができます。

さらに、プロモーション動画はSNSで拡散されやすいため、視聴者の反応や世間からの評価を直接受けることができます。

展示会動画制作のポイント

会議中の男女
実際に動画を制作する際、何から始めればよいのかわからず悩んでしまう方も少なくないでしょう。特に、展示会動画の制作は、ハードルが高いと感じるかもしれません。そうした不安を解消するために、動画制作のポイントや注意点を5つに絞ってご紹介します。

映す画面の大きさを想定する

展示会動画を制作する際には、映像のサイズや比率をあらかじめ設定することが重要です。展示会では大きなスクリーンに映すため、画面サイズや縦横比を事前に決めておくことで、視覚的なバランスを保ちながら効果的に伝えることができます。

もし、元々スマートフォンやパソコン用に制作された動画を展示会用に転用する場合、解像度の調整が必要です。小さい画面では気にならなかった細かい部分が、大画面に映し出すと粗さが目立つことがあります。

使用する媒体やスクリーンの仕様に合わせて、適切な解像度と画面比率を選びましょう。

テロップは必ずつける

動画編集作業のイメージ
展示会では、多くの人が出入りするため周囲の騒音や他社の展示が影響し、商品の説明が聞き取りにくくなることがあります。そこで、視覚的に商品を紹介するためにテロップを活用することが重要です。

特に、騒がしい会場でも視聴者が内容を理解できるように、テロップはシンプルで読みやすくすることが求められます。テロップのデザインは派手すぎず、適切な文字の大きさや色、縁取りを使って視認性を高めると効果的です。

遠くからも視認できるように、適切なコントラストと配置を考慮して制作しましょう。

時間(尺)をコンパクトにする

展示会に来場している方は、複数のブースを見て回るため、各ブースに滞在する時間がとても短いです。実際、歩きながら見ている場合もあり、1ヶ所で動画を視聴する時間は10秒程度かもしれません。

そこで、展示会動画の尺は1分前後と短く設定することが重要です。商品やサービスを紹介する動画は約1分、ディザー動画は15秒程度が適切な長さです。

短い時間でインパクトを与え、来場者が興味を持ち、ブースに足を運んでくれることを目指しましょう。

BGM・音響にこだわる

ミュージック、サウンドのイメージ ブルー
動画は視覚だけでなく、聴覚を刺激することで強い印象を与えることができます。そのため、BGMやSE(効果音)などの音響効果を活用することで、さらにインパクトを高めることが可能です。

自社のイメージを視聴者にしっかりと伝えるためには、キャッチーなフレーズや合言葉を入れるのも効果的で、視聴者に覚えてもらいやすくなります。

展示会では、多くの来場者がいるため、他社の紹介音声が混じって自社の紹介が聞き取りづらくなることがあります。

そのため、音量設備の確認やスピーカーの設置・設置方向に注意を払い、視聴者にしっかりと音声が届くように調整することが重要です。

視覚効果で攻める

展示会動画は、動きのあるアプローチを活用することで視覚的にインパクトを与えることができます。アニメーションの挿入やオリジナルキャラクターを使った演出は、視覚的に強い印象を残す方法です。

また、色合いや明るさにも配慮し、他社との差別化を図ることが重要です。さらに、動画をどこに展示するかも大切なポイントになります。上部に設置することで多くの来場者に視認してもらえる場合もありますが、目線の位置に設置することで見やすさを重視することもできます。

設置場所を決定できる場合は、どこに配置すれば最も効果的に視聴者に届くかをしっかりと考えたうえで展示を行いましょう。

展示会動画の制作費用

動画収入
自社での動画制作には限界があるため、外部の専門業者に依頼したいという声も多く聞かれます。しかし、展示会動画の制作費用は一体どのくらいかかるのか、費用相場についてよくわからない方も少なくないでしょう。ここでは、実写動画とアニメーション動画の費用相場について解説します。

実写動画

ビデオカメラ 光学
実写動画は実在する人物や商品を撮影したもので、そのリアルさが大きな魅力です。動画のコンセプトと登場人物の設定をしっかり合わせることが重要で、視聴者にとっても具体的にイメージしやすくなります。

実写動画の制作は、企画・撮影・編集といった複数の工程を含みますが、これらを綿密にスケジュールすることが求められます。

実写動画の制作には、撮影スタッフ・モデル・機材・交通費などの費用がかかるため、制作費用は変動します。

天候などの外的要因によって撮影期間が延びることも考慮する必要があります。工程が多く、複雑であるため、実写動画の相場は一般的に約700,000〜2,000,000円となることが多いです。

実写動画の利点は、視聴者にとってとてもリアルで具体的なイメージを提供できる点です。特に商品やサービスの使用シーンを直接見せることができるため、視聴者にとってとても説得力があります。

また、実際に使ってみた感想や効果をリアルに伝えることができ、アニメーションとは異なり、親近感や共感を生むことが可能です。

そのため、実写動画はビジネスシーンや展示会で有効とされ、信頼感を与えやすいという特徴があります。

アニメーション動画

アニメーション
アニメーション動画とは、イラストやCGを利用して構成された動画で、静止画を1コマずつ動かして制作されます。この形式の大きな特徴は、モデルや撮影機材が不要で、天候にも左右されないため、実写動画よりも費用を抑えられることです。

アニメーション動画の費用相場は約500,000〜1,000,000円程度となりますが、使用するアニメーションが自社で作成したものか、既存のものを利用するか、また新規で制作するかによっても費用が変動します。

特に、リアルな3DCGを用いた動画は費用が高額になることがあります。

実写動画では再現が難しいような、複雑で無形の商材やサービスもアニメーションであれば効果的に表現することが可能です。アニメーションを使用することで、映像表現の幅が広がり、より直感的に内容を伝えることが可能になります。さらに、センシティブな印象を与えるようなテーマでも、アニメーションのやわらかい表現を活かすことで視聴者にとって受け入れやすくなります。

展示会動画を活用するときの注意点

スマホを持つカジュアルな服装のビジネスマン
展示会動画を作成する際には、いくつかの注意点やリスクが存在します。これらのリスクを無視して制作を進めると、せっかくの展示会で思ったような効果を得られなかったり、予算を無駄にしたりすることになりかねません。以下に、展示会動画制作の際に気を付けるべきリスクとその回避方法を解説します。

動画のクオリティが低いと逆効果になる

展示会では競合他社も多く、クオリティの高い動画が数多く出展されています。スマートフォンで撮影し編集した動画では、画質が荒く、意図が伝わりにくいため視聴者に興味を持ってもらえません。

新商品や新サービスの発表では、最初にインパクトを与えることが重要であり、そのためには動画のクオリティを十分に重視する必要があります。動画のクオリティを高めるためには、動画制作担当者を雇うか、制作会社に制作を依頼することが有効な手段です。

動画制作にある程度のコストがかかる

新紙幣4万円と電卓
動画制作にはある程度のコストがかかります。人員確保や撮影期間の延長など、別途予算を見積もっておくことが重要です。

自社で動画制作を行うことでコストは抑えられますが、制作担当者に展示会動画に関する知識が不足していると、展示会に適した動画が作れない場合もあります。その場合、展示会動画の制作には制作会社に依頼することをおすすめします。

制作会社に依頼することで、動画を通じた集客効果が期待でき、投資以上のリターンを得ることが可能です。まずは見積もりや相談を行い、適切な方法を検討することが大切です。

もし、自社での制作に不安がある場合や、展示会に適した動画制作を専門的に依頼したい場合はFunusualにご相談ください。私たちは、高品質な動画制作とターゲットに響く内容の設計を得意としており、展示会での集客効果を最大化できるようサポートします。

Funusualでは、BtoB企業向けに特化した動画制作のノウハウを活かし、効果的なプロモーションを実現します。

展示会動画の制作会社の選び方

パソコンを使いながら悩む男性ビジネスマン
動画の制作依頼をする際には、適切な制作会社を選ぶことが重要です。動画制作会社を選ぶ際には、実績・対応力・運用サポートを重視しましょう。

展示会動画は企業の売り上げ向上に密接に関係しており、企画・撮影・編集を一貫して依頼できる会社を選ぶことで、自社の考えを反映した魅力的な動画が制作できます。

動画制作のクオリティだけでなく、自社に寄り添いながら制作してくれる姿勢も、長期的なパートナーシップを築くうえでの重要な判断材料です。

また、将来的に採用動画や会社紹介動画など異なる分野の動画制作を依頼する可能性がある場合、幅広い対応力を持つスタッフがいる制作会社であれば安心感を持って依頼ができます。

Funusualでは、動画制作のクオリティはもちろん、お客様のニーズに寄り添いながら制作を進める姿勢を大切にしています。

展示会動画制作においても、Funusualはお客様のビジネス目標を実現するために、適切な提案を行い、高品質なコンテンツをお届けします。

動画制作についてお悩みがあれば、まずはFunusualにご相談ください。

展示会動画を活用して営業効率アップを実現

ノートパソコンを使い仕事するビジネスマン
展示会動画をどのように活用すればよいかイメージしにくいかもしれませんが、展示会動画は展示会だけでなく、YouTubeやInstagram、XなどのSNSでも大いに活用できます。

クオリティの高い動画であれば、視聴者はいつでも気軽に高品質なコンテンツを視聴でき、他社との差別化にもつながります。

さらに、SNSを活用することで、広告を通じて集客や売上の向上営業効率の改善も期待できるでしょう。

Funusualでは、まず丁寧なヒアリングを通じてクライアント様の意図や要望を深く理解し、それをもとにわかりやすく、効果的な動画を具体化します。

BtoB企業に特化した動画制作ノウハウや、高品質な進行管理・ディレクション力を誇るプロデューサーやディレクターが制作をリードし、動画が最大限に効果を発揮できるようサポートします。

自社での動画クオリティを向上させたいとお考えなら、ぜひFunusualにお任せください。


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    会社紹介映像・製品/サービス紹介映像・展示会映像・採用動画制作

    BtoB企業特化型ハイクオリティ動画制作。会社紹介映像、展示会プロモーション、社員総会・イベント映像、営業ツール、採用ブランディング等。
    お客様のビジネスモデルを深く理解し、高品質なPR映像制作を伴走型で行います。動画を作ったその先まで丁寧にコンサルティングサポート。

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