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はじめに
【ブームの陰で】電子部品メーカー動画事例集
- 株式会社村田製作所
- ニデック株式会社
- TDK株式会社
昨今、急速な進化を遂げているAI。そのブームによって電子部品メーカーにも大きな影響が出ています。
世界のデータセンター市場のうち、AIサーバー関連は約10%を占めており、その割合は今後高まっていくと予想されています。AIサーバーの特徴として、CPUを助けてアルゴリズムを効率化する一方で、それを支えるための消費電力が劇的に増加するため、周辺にコンデンサーなどの電子部品が大量に必要となるのです。
今回は「AIサーバー特需」ともいえるこの状況を、動画を通してみていきたいと思います。
それではいってみましょう!
1. 株式会社村田製作所
株式会社村田製作所は、京都府長岡京市に本社を置く電子部品メーカーです。電子部品を主力とする企業では世界トップクラスに位置しており、AIサーバー向けにおいてはMLCCという積層セラミックコンデンサーを主力としています。
注目すべきポイント
ご紹介する動画は、会社紹介動画となっています。
会社の生い立ちや歴史、現在と主力となっている事業紹介、そして社会への提供価値や未来への思いを動画に込めています。
冒頭では紙粘土を利用したアニメーションからスタートし、「ふしぎな石ころ」から始まってコンデンサーをはじめとする電子部品が様々な電子機器の進化に貢献していることを表現しています。
海外売上比率が約90%ある会社であるため、会社紹介動画の中でも世界の様々な場面の中で、製作したものが世界を支えていることを物語っています。
主力となっているコンデンサーにおいても、新型のMLCCでの量産を発表しています。新型においてはAIサーバーでの使用を念頭において開発したものとなっています。また太陽光などの自然エネルギーもAIサーバーへの電力供給に繋げるなど、環境との兼ね合いを考えながら技術的な進歩を遂げており、今後の更なる企業成長に注目すべきでしょう。
2.ニデック株式会社
ニデック株式会社は、京都府京都市に本社を置く日本の電機メーカーです。
精密小型モータの開発・製造において世界一のシェアを維持継続しており、世界シェアは約11%となっています。「Nidec」の名前の由来は、Ni=日本、De=電産、c=株式会社となっています。
注目すべきポイント
ご紹介する動画は、事業紹介動画となっています。
AIブームにおいて、AIサーバー向けの水冷モジュール装置の需要は当初の予定よりも2倍以上あると言われています。
事業紹介と同時に商品紹介の動画も兼ねているので、製品の強みを実験や検証映像なども使用して紹介しています。百聞は一見に如かずの通り、結果を見せることは1番説得力がありますね。
生成AIサービスなどを運用するデータセンターのサーバーは、処理するデータ量が多いため、従来のサーバーよりも中核部品であるGPUなどが発熱しやすくなっています。空冷のものもありましたが、空冷よりもさらに冷却性能に優れた水冷機器の需要が拡大しており、世界的にみても関連製品の市場規模が800億円以上に達すると言われています。
さらに次世代の通信機能付きファンなど、予測を行って故障もコントロール下に置く工夫も凝らされており、とめることができない電子機器だからこその進化といえるでしょう。
3. TDK株式会社
TDK株式会社は、日本の大手電子部品メーカーです。東京工業大学の加藤与五郎、武井武の両博士が発明したソフトフェライトの工業化を目的とするベンチャー企業として齋藤憲三によって1935年に設立されました。過去にはビデオテープ、アナログオーディオテープ、デジタルオーディオテープ、フロッピーディスクなどの各種記録メディアを製造販売していましたが、現在ではフェライトやコンデンサを始めとする電子材料・電子部品・磁気ヘッド・二次電池などを製造販売しています。
注目すべきポイント
ご紹介する動画は、企業ブランドムービーとなっています。
ストーリー仕立てのものとなっており、少女が相棒のロボットと宝探しの旅に出かけます。
道中、外の世界の様々な困難を未来のテクノロジーの力で乗り越えていきます。
“テクノロジーですべての人を幸福に”と願うTDKの思いが動画に込められています。
AI関連のデータセンターだけでなく、従来型のデータセンターもAIブームの恩恵を受けています。AIが処理するデータ量の増加に伴い、次々と生み出される新しいデータの保存先が不足してるのです。その結果、より高性能なHDD向け部品の需要が高まっています。
今後もAI需要を背景としたデータセンター関連の投資は、しばらく活況が続くとみられています。アメリカのAmazon社も日本に約2兆円規模の投資をすると明らかにしています。こうした動きと比例して、データセンター関連部品企業への注目はますます高まることでしょう。