以前リアルでの映像活用のコツ「デジタルサイネージ」という記事にてWebやSNS以外での映像活用方法をご紹介しました。前回はデジタルサイネージというよくお店の店頭に置いてある映像看板のアレのご紹介でしたが、今回は「AR」のご紹介です。
「AR」と聞いて何のことかピンとこない方にご説明。
「AR」とは日本語で「拡張現実」という意味です。スマホをかざすとそこにないものがスマホを通して見ることができるというアレです。おそらく皆様の意識としては「ああ、なんか大企業がお金かけてプロモーションしている凄そうな技術か」という認識だと思われるアレです。
先日私もその技術に触れてきました。
純粋に「え、こんな簡単にできるの」という感想でした。以下に使い方や活用法を述べていきますがステマとかではありませんのでご安心を。
制作した映像をWebで活用する、と言ってもWebマーケティングに慣れていない中小企業などはやはり馴染みのある名刺、スタンプカード、ポイントカード、チラシ、フリーマガジンなどが使いやすいかと思われます。
そこに動きのある動画を埋め込むのです。
アプリは使い勝手の良さがユーザビリティを分けます。1秒でも「使いにくい」と思われたらなかなか次から使ってもらえないでしょう。今回見たARアプリはアプリを起動して写真をスキャンするだけでした。QRコードを読み取る感覚。そうすると紙媒体での情報から動画が自分のスマホに読み込まれ、さらに一歩踏み込んだ情報を付与できる、といったものです。
もちろんポイントや割引画面として応用することも可能です。
一番良かったのが「どこでも何にでも動画をARすることができる」という点でした。
自分の今持っている名刺、店頭の看板、雑誌の表紙、動画を映し出したい媒体の写メを撮るだけでOK。ワンクリックで登録したらそこにARの埋め込み完了です。
実際の活用事例として面白かったのが、
・ウエディング
・スポーツ
・観光
でした。
ウエディングは招待状に自分たちのムービーを載せて「お待ちしてまーす」といったメッセージを掲載。
スポーツは高校の部活フリーペーパーに試合中の様子を撮影した動画を掲載。
観光はそれぞれの見所スポットの紹介動画を日本語、中国語、英語の3パターンにて表示。
また、あえてお客様にはどこにARを仕込んでいるかを教えずに宝探しのようなイベント性を持たせる使い方も面白いかなと感じ、大企業じゃなくても十分に活用出来る優れものでした。
デジタルサイネージやARなど、WEB以外でも様々な活用方法がある動画マーケティング。ファンユージュアルとしてもクライアント様に様々なご提案ができるよう日々情報の取得に努めてまいります。