イベントや販促などでプロジェクションマッピングの導入を検討していませんか?
プロジェクションマッピングは近年PR手法の一環として導入するところも少なくありません。
インパクトがある半面、いざ導入した場合どの程度費用がかかるか心配という方も多いでしょう。そこで今回は、プロジェクションマッピングの費用相場をご紹介します。
プロジェクションマッピングは聞いたことがあるけれど、詳しくは知らない方もいるでしょう。基本的な内容やその効果もあわせて解説します。
プロジェクションマッピングとは
プロジェクションマッピングとは、対象物に映像を映す演出方法を指します。建物やインテリアなどの立体に投影できるのが特徴です。
立体物に映像を投影することで、映像物が変形してメリハリをつけられます。幻想的な表現ができるため、近年注目を集めています。
建物などのリアルの世界にバーチャルを投影すれば、そこにしかない世界を創造できるのが魅力です。SNS映えするのも人気の要因の一つです。
プロジェクションマッピングの規模別費用
プロジェクションマッピングを初めて導入する際、懸念されるのが費用がいくらかかるかでしょう。費用は規模によって変わります。
そこでここでは小規模と中規模、大規模別の費用目安について見ていきます。予算との兼ね合いで、どの程度のものが作れそうか想定してみましょう。
小規模(イベントブースなど)にかかる費用目安
イベントブースへの投影をはじめとした小規模の場合、500,000〜2,000,000円程度
が目安です。小物や人体に映像を投影する場合でも、この程度が目安になるでしょう。
小規模の場合多少の知識があれば、自作も可能です。業者に依頼せずに自分たちで制作すれば、費用を安く抑えられます。
ノートパソコンや専用の映写ソフトがあれば、自前の機材で制作できます。
中規模(屋内施設の壁面など)にかかる費用目安
レストランをはじめ屋内の壁や自動車などに投影する場合、2,000,000〜10,000,000円程度が相場です。
近年では結婚式の会場でプロジェクションマッピングを使用する場合もあります。結婚式の演出で使用する場合も、この価格感になります。
中規模以上のプロジェクションマッピングを自作するのは難しいでしょう。プロの業者に依頼して制作してもらうのが賢明です。
大規模(建築物全体投影など)にかかる費用目安
駅やビルなどの建物全面に投影するような大規模プロジェクションマッピングの場合、費用目安は10,000,000〜30,000,000円程度です。
このようにプロジェクションマッピングは規模が大きくなると、費用もその分かかります。予算と相談しながら規模を決めるのも一考です。
超大型のプロジェクトになると、さらに費用がかかる場合もあります。過去に東京都庁の建物を使ったものや大阪万博で催されたイベントがありました。
このような超大型のイベントで用いられるプロジェクションマッピングの費用は、少なくても50,000,000円程度かかるでしょう。場合によっては数億円かかる可能性もあります。
プロジェクションマッピングの平均的な費用相場
プロジェクションマッピングの平均相場は、1,000,000〜10,000,000円といったところでしょう。ただしあくまでもケースバイケースです。
先ほども紹介したように超大型イベントを開催する場合には、50,000,000円以上かかる可能性もあります。なかには数億円単位で費用がかかるケースもあるほどです。
ただし費用は投影する対象物の大きさだけで決まりません。素材制作の難易度や制作内容などでも変わってきます。業者から見積もりを取って、慎重に検討しましょう。
プロジェクションマッピングでの費用を左右する要素
プロジェクションマッピングの費用は、投影面積だけでは決まりません。その他にも以下の要素で左右されます。
- 投影場所や投影距離
- コンテンツ作成や映像のクオリティ
- 人件費や機材運搬費などの諸経費
具体的にどうなると費用が高くなったり安くなったりするのか、見ていきましょう。
投影場所や投影距離
投影場所は、費用を左右する大事な要素です。投影場所の周辺が明るいと映像が目立ちにくくなるため、追加の対策が必要で費用がかかりやすくなります。
また投影距離も費用を左右します。距離が極端に近かったり遠かったりする、もしくは対象物との間に障害物があると費用が高くなるので注意しましょう。
コンテンツ作成や映像のクオリティ
コンテンツ内容も費用を左右する要素になり得ます。より内容にこだわったコンテンツ制作を希望すれば、コストもそれなりにかかります。
例えば平面的な2Dよりは、立体的な3D映像を制作した方が一般的にコストが高くなるでしょう。
映像の質を高めるには、相応の制作期間が必要です。業者もその分拘束されるわけですから、コストも高くなります。
人件費や機材運搬費などの諸経費
諸費用がどの程度かかるかで、プロジェクションマッピングのトータルコストも変わってきます。主な諸費用として、人件費や機材運搬費などが当てはまります。
人件費は、基本的にプロジェクトに携わるスタッフが多くなると費用も高額になりがちです。大規模で高レベルな映像を制作するには、より多くの人材が必要となります。
プロジェクションマッピングにはプロジェクターやメディアサーバーなどの機材も必要です。機材そのものの費用だけでなく、運搬や設置、レンタル料もかかります。
プロジェクションマッピングの費用を抑えるには
プロジェクションマッピングを導入したいけれども、できるだけコストを抑えたいというのが本音ではないでしょうか。
プロジェクションマッピングの費用は、工夫次第で抑えることも十分可能です。ではどのようなことに注意すべきか、これから見ていきましょう。
事前に予算や費用の相談を行う
プロジェクションマッピングの費用を抑えるには、前もって予算の相談をしておきましょう。予算を伝えれば、その枠内でどう制作するか業者も検討できるからです。
また複数の業者に相談して、見積もりを取っておきましょう。見積書を比較して、同じ条件でより抑えた価格で請け負ってくれる業者を見つけやすいからです。
既存映像・素材の活用で制作コストを削減する
企画コストの圧縮で、プロジェクションマッピングトータルの費用を抑える方法もあります。おすすめは既存の映像素材を使った方法です。
最初から映像を制作するよりもありものの映像素材を使用すれば、制作費用をカットできます。打ち合わせの際に、希望するイメージを伝えてみましょう。
もしかするとそのイメージに近い既存の素材が制作会社にあるかもしれません。希望する素材がないか、担当者に相談してみましょう。
屋内環境を選択してコストリスクを軽減する
投影環境の整備で、コストを抑える方法もあります。例えば投影の対象物までに何か障害物があると、費用は高くなります。
障害物を避けるために、投影方法を調整していかなければならないためです。もし障害物を動かせるのであれば、片付けておきましょう。
また投影場所は屋内よりも屋外の方が、費用は高くなりがちです。屋内でも問題なければ、屋内での撮影を希望するとコストカットが見込めます。
屋外の場合、足場の設置や電源確保などでコストがかかるためです。
投影対象を単純化して制作・設営費を抑える
投影対象をシンプルにすることで、コストカットは可能です。投影対象がシンプルになることで、制作コストや設営コストを圧縮できるからです。
例えば表面に凹凸のあるものを対象にした場合、費用は高くなります。一方平面であれば、技術的な問題をクリアできるのでコストカットが可能です。
環境に応じた機材を検討する
プロジェクションマッピングではプロジェクターなどの機材が必要です。どの機材を使用するかで、費用も変わってきます。
例えば周辺環境の暗さは機材選定の重要なポイントです。周囲が明るいと投影する映像が周りの光で目立ちにくくなります。
そのため、使用するプロジェクターもハイスペックのものが必要です。このように環境に適した機材を提案できる業者を見つけるのもポイントです。
私たちFunusualは、クライアント様に対する丁寧なヒアリングに力を入れております。話をしっかり聞いて、クライアント様の要望や仕上がりのイメージを共有します。
実写でもアニメーションでも、どのようなジャンルの映像の制作も可能です。クライアント様の特色を理解し、適切な表現方法を提案いたします。
絵コンテや見積もりを無料で提案しているのも、特徴の一つです。絵コンテをご確認いただければ完成イメージも具体的になり、ご納得いただけることと存じます。
プロジェクションマッピングを制作したいけれども、予算を抑えたいと考えている方は、まずはお気軽にご相談ください。
プロジェクションマッピングを行う効果
近年プロジェクションマッピングが注目を集めているのは、相応の効果が期待できるからです。どのような効果が見込めるか、主なものとして以下のポイントが挙げられます。
- SNSによる情報拡散効果が期待できる
- 地域活性・観光促進への貢献
- 安全性の高い映像演出として注目されている
それぞれ、具体的にどのような効果が見込めるのか、プロジェクションマッピングのメリットについて以下で詳しく見ていきます。
SNSによる情報拡散効果が期待できる
プロジェクションマッピングの導入により、SNSで情報拡散効果が期待できるのはメリットです。幻想的な映像でいわゆる映えコンテンツになりうるからです。
プロジェクションマッピングを見て、それをスマートフォンで撮影する方もいるでしょう。もし撮影者がそれぞれ自身のSNSにあげれば、ネット上で情報が拡散されていくでしょう。
自分たちが何もしなくても、見物客が勝手に宣伝してくれます。結果、プロジェクションマッピング単体以上の広告効果が期待できるのです。
元々、プロジェクションマッピングとSNSの相性はよいとされています。
SNS映えするためにはカラフルでファッショナブル、非日常性の高いものという2つの条件を満たさなければなりません。
プロジェクションマッピングはこの2つの条件を満たしています。結果的に多くの人がプロジェクションマッピングを撮影し、拡散するわけです。
地域活性・観光促進への貢献
民間だけでなく、地域活性や観光促進への効果も期待できます。プロジェクションマッピングは表現の幅が広く、オリジナルの映像制作が可能だからです。
既存の観光資源でも、映像と組み合わせることで新たな価値を創出できます。再び話題となって、地域を訪れる観光客を増やせるかもしれません。
プロジェクションマッピングは既存の物体に映像を投影する演出手法です。決して建物などに手を加えるものではありません。
歴史的に価値のある建造物を傷つけることなく演出でき、多額のコストをかける必要もありません。
実際に自治体や観光協会も、プロジェクションマッピングを地域活性化に導入しようという動きも見られます。観光戦略の柱になりつつあります。
プロジェクションマッピングによって、ナイトタイムエコノミーの創出につながるのもメリットです。暗闇のなかに映像を出すので、夜間のイベントが中心になるでしょう。
ナイトタイムエコノミーとは、夜間の経済活動です。欧米では夜を楽しむ文化がすでに定着しています。
インバウンドの増加に伴い、海外の文化が日本に流入しつつあります。日本でもナイトタイムエコノミーの推進を官民挙げて進めている状況です。
プロジェクションマッピングの来場者は、イベント前後に飲食店を訪れたり、遠方からの来客だと周辺の宿泊施設を訪れたりするでしょう。
結果的に、地域の経済活性化につなげられるわけです。
安全性の高い映像演出として注目されている
プロジェクションマッピングは、イベントなどで用いられるものと思われがちですが、実用的な目的でも導入され始めています。
例えば建設現場では、安全性を担保できる映像手法として、プロジェクションマッピングの導入が進んでいます。
トンネル工事では従来掘削する深さを人間が計測していましたが、重機の近くで作業するため、安全性に課題がありました。
課題を克服するために試みられているのが、レーザーとプロジェクションマッピングの組み合わせです。
レーザーで計測し、深さをプロジェクションマッピングで色分けします。これなら作業員も重機に近づく必要はありません。
Funusualはこれまで、IT・製造業・建築業・工業など幅広い業界でイベント映像から安全性を高めるための実用映像まで、多岐にわたるプロジェクションマッピングを制作してきました。
現場の目的や環境条件を丁寧にヒアリングし、適切な機材・映像表現・設置方法まで一貫してご提案します。
また当社が運営するMOUNTAINでは、豊富な実績を持つクリエイターの中から、ご希望や業種に合わせて適切な制作者をお選びいただくことが可能です。
過去の事例や映像サンプルを確認しながら進められるため、完成後のイメージも明確になり、納得感を持って依頼いただけます。
「現場の安全性を高めたい」「インパクトのある演出で集客したい」など、目的が明確な方も、まだ構想段階の方も大歓迎です。
無料でお見積もりや企画提案も行っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
プロジェクションマッピングに必要な機材
プロジェクションマッピングを導入するにあたり、どのような機材が必要かも気になるところです。機材費も費用を左右する重要な要素だからです。
費用はどこに投影するのか、どのような映像を制作するのかで変わります。しかし少なくても以下の機材は必要になるでしょう。詳しくご紹介します。
プロジェクター
プロジェクションマッピングによる演出をしたければ、映像を投影するためのプロジェクターが必要です。プロジェクターにはいろいろな機種があります。
どの機種を使うべきかは、使用する環境や規模によって異なります。ハイスペックな機種を使用すれば、その分費用も高くなるでしょう。
小規模なプロジェクションマッピングであれば、家庭用でも対応できる場合があります。しかし中規模以上のプロジェクトであれば、業務用が必要です。
専用のソフト
プロジェクションマッピング用のソフトも必要です。映像制作や円滑に投影するために必要だからです。
プロジェクションマッピング専用ソフトを選ぶ際には、どのような映像を作りたいかで決めましょう。
ソフトによって2D映像制作に特化したものや3D映像制作に対応したソフトもあります。プログラミングやゲーミング系のソフトで制作するのも可能です。
手軽に簡単なプロジェクションマッピングを作りたければ、無料のソフトがあるのでこちらを使ってみましょう。
ただ完成度の高いプロジェクションマッピングを作りたければ、有料のソフトがやはり必要です。金額も幅があるので、どういった映像を希望しているかで選びましょう。
場合によっては映像だけでなく、画像や音などを組み込む必要があるでしょう。そうなると映像編集用のソフトも必要です。
また投影する際に照明やレーザーなどで追加の演出を希望する場合もあるでしょう。そのためには演出用のソフトを準備しなければなりません。
ソフトは初心者でも簡単に操作できるものからプロ仕様のものまでさまざまです。希望する映像に合わせたソフトを用意しましょう。
パソコン機器
パソコンもプロジェクションマッピングには必須のアイテムです。映像制作から再生まで、多くのプロセスで必要とされます。
プロジェクションマッピング制作の際には、ハイスペックで処理能力の高いパソコンが必要です。グラフィックや編集、CG制作など複数の作業をこなすためです。
場合によっては、複数のパソコンを準備しなければならないケースも想定できます。1台のパソコンで制作するならCPUやメモリなど能力の高いモデルを選びましょう。
プロジェクションマッピングの費用が明確な会社に任せたいなら
プロジェクションマッピングを制作した場合の費用相場は、どの程度の規模にするかで変わってきます。ごく小規模のものであれば、数十万円で済む場合もあります。
一方屋外の建物に全面的にプロジェクションマッピングする場合、10,000,000円を超える予算が必要となるでしょう。業者に依頼する場合、予算面も含めて話し合いましょう。
プロジェクションマッピングの費用は、工夫次第で圧縮も可能です。例えば映像を新規で作るのではなく、既存素材を使用すればコストカットできます。
同じ条件でも、業者によって金額は変わってきます。複数の業者から見積もりを取って、金額や内容を比較することも大事です。
私たちFunusualは、BtoB動画マーケティングのプロフェッショナルです。スタッフは専門知識だけでなく、業界のトレンドに精通しています。
さらにクライアント様に寄り添った姿勢で、クライアント様の抱える課題をソリューションしていくのも特徴です。クライアントの視点に立った説明を心がけています。
プロジェクションマッピングのアイデアを提案する際にも、なぜこのような映像になるのか説明するため、クライアント様も納得のうえご依頼いただけるかと存じます。
プロジェクションマッピング制作を検討しているけれども、費用が不安であればまずはお問い合わせください。ご希望があれば無料で見積もりを行います。