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はじめに
【人類の夢へ】空飛ぶクルマ関連動画事例集
- 株式会社SkyDrive
- Joby Aviation
- 本田技研工業株式会社
数年前までは人類の夢の世界であった「クルマが空を飛ぶ」という世界がついに現実的になってきています。
2025年に開催が予定されている日本国際博覧会(大阪・関西万博)においても、日本初の空飛ぶクルマの商用運航が予定されていますね。
かつて映像の世界でドローンができてから撮影の幅が広がったように、空飛ぶクルマの登場によって人流や物流の世界を一変させる可能性があります。
今回はそんな空飛ぶクルマに関連する動画をみていこうと思います。
それではいってみましょう!
1. 株式会社SkyDrive
株式会社SkyDriveは、日本の空飛ぶクルマ、ドローンを販売している企業です。
もともとはeVTOLマルチコプター有人機を開発する有志団体CARTIVATORのメンバーを中心に発足しました。
2022年には物流ドローンの新サービス『SkyLift Plus』を発表しました。『SkyLift Plus』は1回の飛行で30kgの重量物の運搬が可能で、着陸せずにどこでも荷下ろしできるホイスト機能を搭載しています。
注目すべきポイント
動画は、空飛ぶクルマ「SKYDRIVE」の紹介となっています。
「電動」「垂直離着陸」といった特徴を備えたコンパクトな航空機という、今までにないものとなっています。
製造過程や研究課程においては実写映像を使いつつ、将来的なビジョンの部分ではCGを使い、実際に利用されることがそう遠くない、現実味を感じさせています。
すでに個人向けの販売もスタートさせており、その金額は日本円で約2億円だとか。3 人乗り(乗客 2 名とパイロット1名)で、パイロットが操縦しますが、コンピュータ制御のアシストにより、飛行を安定させて、より安全性の増したものとなっています。
またスズキと業務提携して製造子会社も立ち上げており、年間最大で100機の製造体制を目指しています。国内だけでなく、インドなどの海外展開も視野に入れており、日本同様に山間部の険しいところでも物資の輸送に利用できないかという試みもあるそうです。
技術の進歩が、日本の、そして世界の「限界」を突破してくれるかもしれませんね。
2.Joby Aviation
Joby Aviation(ジョビー・アビエーション)は、エアタクシー用のeVTOLJoby S4 を開発しているアメリカの航空宇宙産業の企業です。
開発しているeVTOLは、パイロット付きの4人乗りの商用eVTOLであり、最高速度320 km/hで 1回の充電で最大240 km移動することが可能です。飛行中はほぼ無音で、離着陸時はヘリコプターと比較して100倍の静穏性を発揮するように設計されています。ジョビー・アビエーションはeVTOLの大量生産を計画しており、それらを使ってエアタクシーサービスを計画しています。
注目すべきポイント
動画は、機体の離着陸や旋回などのフライトの仕様を、CGを利用して解説したものとなっています。
ドローンのように浮上して離陸するのが、飛行機との大きな違いですね。
場面ごとに背景の中に文字情報を組み込んで、今のフライト状況で何を行っているかをわかりやすくしています。
「エアタクシー」という形を掲げている通り、都市部の渋滞や環境負荷の低減、さらに過疎地域の輸送手段の確保など様々な交通課題への解決策として開発が進められています。
またこちらには日本のトヨタ自動車が協業する形となっています。もともとトヨタがもっている自動車の開発・生産・アフターサービスで培った強みを活かし、今後、社会的ニーズが高まると予想される空のモビリティ事業の早期実現に向けた取り組みといえるでしょう。
3. 本田技研工業株式会社
本田技研工業株式会社は、日本の東京都港区に本社を置く、世界的な輸送機器メーカーです。車やオートバイはもちろんですが、実は小型ジェット機(ビジネスジェット)の出荷数が世界首位となっています。
Joby Aviationとの協業という形に舵を切ったトヨタに対して、ホンダはエンジンも機体も全て独自開発する方向で進んでいます。
注目すべきポイント
先に紹介した2つの動画はCGがメインのものとなっていますが、こちらはCGの未来世界だけでなく、管制システムなどの説明をインフォグラフィックスを活用しています。
プロジェクトリーダーや各開発に携わる人のインタビューを中心に説明を進め、動画としても独自路線をより強調したものとなっています。
他社との差別化という意味では、ホンダはパワーユニット以外の特長として、航空機の認定として世界で唯一エンジンと機体の両方で認定を取得していることです。
また機体開発だけでなく、3次元のさまざまな移動レイヤーを結ぶことで、よりシームレスな移動が可能になる、eVTOLを中心としたひとつの大きなエコシステムの実現をめざしています。
機体は作れる前提のもと、次の世界の構想まで視野にいれて行動する。時代をどこが先取りできるのか、とても楽しみなことですね。