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はじめに
【ニーズ多様化】トキ・イミ消費関連動画事例集
- Airbnb
- 株式会社星野リゾート
モノ、コト、そしてトキやイミといったモノがもつ「意味」に対しての消費行動が増えています。
かつては「モノ」「コト」という消費意欲が多くを占めていましたが、今は「自分がどうありたいか?」あるいは「どうあるべきか?」を指標として経済活動を行うようにまでなってきました。
コロナ禍において得られることのできなかった体験を全世界の人が求めるようにもなっており、日本ではインバウンド消費においても、かつての中国人観光客に代表されるような爆買いの時代から、体験型のコト消費や日本へ来たイミ消費へと変化し始めており、伝統産業と関連させた新たな企業ムーブメントも起きています。
今回はより現代的な消費欲求に関連する動画をみていこうと思います。
それではいってみましょう!
1. Pinterest
Pinterest(ピンタレスト)とは、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコに本拠を置くPinterest, Inc.(ピンタレスト社)が運営・管理する写真共有サービスです。アプリやウェブサイト方式によって提供され、ピンボード風の画面構成となっています。ユーザーはイベント・関心事・趣味などテーマ別の画像コレクションを作成・管理することができ、また他のユーザーが作成したピンボードを閲覧して自身のコレクションに加えたり、「好み」の写真として画像を「リピン」することもできるという特徴があります。
日本法人としてのピンタレスト・ジャパン株式会社は、東京都目黒区青葉台にオフィスをもっています。
注目すべきポイント
CM動画の形式となっており、実写とPinterest内の検索部分を動画に組み合わせて自分が欲しいアイディアを集めて形にしていくようになっています。
複数のアイディアの組み合わせで新しい空間を創り出し、自分の生活に彩りを与えるようなストーリーとなっています。
Pinterestの1番の特徴となっているピンボード風の投稿を実生活に合わせるのは、様々な消費欲求の組み合わせと言えますね。
インスピレーションを与えてくれるクリエイターを見つけたり、気になる新しい商品を購入したり、生活のあらゆるシーンを彩るアイデアを探したりするため、4億にも及ぶユーザーからビジュアル探索ツールが構成されています。世界中の人々がインスピレーションを求めて Pinterest を訪れ、ホームオフィスのアイデアや、試してみたい料理、夢の旅行先を探すなど、さまざまなインタレスト(興味)のある分野で 3,000 億近くのピンが保存されているとなれば、モノ・コト・トキ・イミ、そしてエモ消費という部分まで、幅広くその消費欲求をカバーし、新たなビジネスを創造することになるでしょうね。
2. Airbnb
Airbnb, Inc.(エアビーアンドビー)は、サンフランシスコに拠点を置くアメリカのバケーションレンタルのオンラインマーケットプレイス企業です。Airbnbは、ウェブサイト上、またはアプリを介して消費者にアクセスできるマーケットプレイスを維持またはホストしています。サービスを通じて、ユーザーはホームステイを中心とした宿泊施設や観光体験を手配したり、賃貸物件をリストアップしたりすることができます。Airbnbは掲載された物件をいずれも所有しておらず、その代わりに予約ごとにコミッションを受け取ることで利益を得る仕組みとなっています。
注目すべきポイント
日本では2014年に法人のAirbnb Japan株式会社が東京に設立され、インバウンド消費による大きな経済波及効果をあげています。また多くの人の雇用機会も生み出す結果となりました。
動画では宿泊施設の紹介と、ウェブ上やアプリでの予約方法を紹介しています。
見栄えする宿泊施設を紹介するために動画を活用するのは、最も有効な方法といえるでしょう。
2017年には奈良県吉野町に簡易宿所とコミュニティスペースを兼ねた「吉野杉の家」を開設し、地元や長谷川豪建築設計事務所(東京)との共同事業をスタートするなど、各地域の伝統産業などともコラボレーションする形で新たな非日常空間を創造しています。
海外からの旅行客向けだけでなく、日本国内においてもホテルや旅館とはまた違った、自分たちでパーティー空間を創造しながら時間を楽しむというのも欲求の多様化にうまくマッチングした例といえるでしょう。
3. 株式会社星野リゾート
株式会社星野リゾートは、本社を長野県北佐久郡軽井沢町におく総合リゾート運営会社です。ラグジュアリーホテル「星のや」、温泉旅館「界」、リゾートホテル「リゾナーレ」、都市観光ホテル「OMO」、ルーズなホテル「BEB」といったブランドを多数展開しています。
今回の動画であるOMOはシティホテル部門で、後ろにつく数字がサービスの幅を表しています。1がカプセルホテル、3がビジネスホテル、5がブティックホテル、7がフルサービスホテルの位置づけとなっています。
注目すべきポイント
動画はインフォグラフィックスなどを利用したアニメーション動画となっています。各ブランドに合わせた「街を楽しむ」という視点でホテルを説明しています。
実写画像を挿し込み、OMOベースで様々な仕掛けを体験できる様子を表現しています。
街ナカでも多くの体験欲求を満たせることが旅行客には人気となっていますね。
コロナ禍という大きな障害を乗り越え、再び世界中で旅が気軽に楽しめる時代となっています。国内も国外も、多くの街に魅了があり、旅をすればするほど行きたい街が増えていくものです。
退屈なビジネスホテルでも、かしこまった高級ホテルでもない。 寝るだけじゃ終わらない、まったく新しい宿泊体験にフォーカスをあてるというのも、コミュニケーションが不足していたコロナ禍からの反動なのか、人々と「どう繋がるか」というトキ・イミ体験に密接に関係していることなのでしょう。