BtoB企業特化型ハイクオリティ動画制作。会社紹介映像、展示会プロモーション、社員総会・イベント映像、営業ツール、採用ブランディング等。
お客様のビジネスモデルを深く理解し、高品質なPR映像制作を伴走型で行います。動画を作ったその先まで丁寧にコンサルティングサポート。
はじめに
【フェムテック】女性の社会進出を支える動画事例集
- fermata株式会社
- 富山県・北陸銀行
- 花王株式会社
「フェムテック(Femtech)」という言葉をご存知でしょうか?
「Female(女性)」と「Technology(テクノロジー)」の組み合わせから造られたこの言葉は、女性のライフステージにおける健康課題を、テクノロジーで解決するサービスやプロダクトの全体を指しています。昨今、何かと話題になるSDGsの、目標3「全ての人に健康と福祉を」や、目標5「ジェンダー平等を実現しよう」にも直結するものとなっています。
国際社会と比べて日本は女性の地位向上に問題があるとされてきました。
SDGsの根底にある多様性の尊重のためにも、企業としてフェムテックに取り組む必要があると考え、実際に行動にうつしている企業について、動画の観点から注目していこうと思います。
1. fermata株式会社
注目すべきポイント
世界中から150以上のフェムテックプロジェクトが集結し、会場でのトークショーやワークショップが開催された様子も映像で紹介しています。
来場者のスマホ画面越しに会場風景を撮影したもののシーンがあります。実際に来場した人間の目に映ったものをより強調して表現することで臨場感のある映像となっています。
女性の生き方や働き方は多様になり、社会は大きく変化しました。
しかし女性のライフステージにまつわる課題は未だタブー視される傾向にあります。そんな中で「あなたのタブーがワクワクに変わる日まで」をビジョンに掲げ、日本・そしてアジアのフェムテック市場を牽引することで、これまでにないプラットフォームを作り上げ、女性だけでなく全ての人が生きやすい世界を創ろうとする流れは、今後も多くの企業が追従していくことでしょう。
2. 富山県・北陸銀行
2本目は、富山県より【女性活躍ファーストペンギン企業】フェムテック編から。
富山県では、女性活躍の分野において「ファーストペンギン」を目指し、先駆的・意欲的な挑戦を行う事業者を補助金により支援することをおこなっていました。
その最初の認定を受けたのが北陸銀行で、動画では認定を受けた北陸銀行の実際の取り組みを紹介するものとなっています。
注目すべきポイント
スマホでのイマドキの撮影を意識したものとなっており、メインはインタビュー動画となっています。
インタビューアーの撮影機材も画面内に収めながらの撮影は、最近よく見られるようになりましたよね。
フェムテックへの取り組みを紹介し、また女性が勤務先で何かしらのトラブルに巻き込まれた経験などのデータを動画内でも紹介しています。
データがあることでより説得力が増すものになります。
本来、女性の社会進出は公官庁が積極的にその支援を行うべきです。企業単体での事業では限界があるため、世界的に進む大きな流れに乗るためには国や地方公共団体の政策が必要でしょう。
北陸銀行では、SDGsの目標8「働きがいも経済成長も」をはやくから事業の1つに取り込むなど、モデルとなるべき企業としての模範を示しています。公官庁の協力とモデルとなるべき企業、そしてそれを広めるためのPR戦略。他の地域でも積極的におこなっていきたいことですね。
3. 花王株式会社
3本目は、花王株式会社の花王コーポレート、花王のESGビジョンから。
花王株式会社は、東京都中央区日本橋茅場町に本社を置く、大手消費財化学メーカーです。日本を代表する日用品メーカーですね。
ESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」を掲げる花王では、2021年からフェムテック分野で女性に寄り添う活動を展開しています。環境・社会・企業統治を重視したESG投資が拡大する中で、フェムテック関連の銘柄へ投資をする流れも強まっています。
注目すべきポイント
動画構成は、一貫して中心に言葉を配置し、それに合わせた動画シーンを背景として組み込んでいます。
言葉を中心に配置することで、よりメッセージ性を強めたものとなっています。
英語と日本語を併記し、国際色と同時に国内に対してもPRをしたものとなっています。国内外におけるESG評価を意識したものとなっていますね。
他にも花王では、フェムテックへの取り組みとして健康情報サービス「ルナルナ」とコラボレーションし、肌状態や肌悩みに応じた美容アドバイスを提供するコンテンツの設置や、美と健康の視点から正しい知識を学べる「フェムケアスクール」を開設するなど、女性の人生をサポートする取り組みを進めています。
事業戦略にESGの視点を組み込み、その中でフェムテックへの様々な取り組みを行うことで、豊かな生活文化を実現、そして社会のサステナビリティへの貢献が企業成長に繋がる。今までのただ売れればいいという世界とは明らかにかわっていかなければならない、その姿勢を企業は示すべきですね。