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はじめに
SDGsへの日本企業の取り組み動画事例集
- 株式会社ベネッセコーポレーション
- 東京ガス株式会社
- パナソニック株式会社
今回の特集はSDGsと企業に関する動画です。
持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。
日本においても当然、積極的に取り組まなければいけないことであり、そこには国だけでなく民間の企業もより前向きな取り組みが求められています。
取り組みにおいて動画でどのようなPRがおこなわれているのか、みていきたいと思います。
1. 株式会社ベネッセコーポレーション
株式会社ベネッセコーポレーションは、通信教育・出版などの事業をおこなう、岡山県岡山市北区に本社を置く日本の企業です。
ご紹介する動画は、多くの人間が耳にしているSDGsがそもそも何なのかを、子ども向けにわかりやすく説明した動画となっています。
注目すべきポイント
ペンギンと白くまの漫才風のアニメーションで動画が進行していきます。
ナレーションも方言のイントネーションを混ぜて漫才らしさをだしています。
子どもにもわかりやすくSDGsを解説するため、動画途中でクイズを挟み、興味をひけるよう工夫がされています。
子ども向けの動画となっていますが、将来に関しては大人も子どもも関係ありません。環境問題に関していえば今の努力が3世代分(子・孫)までの影響力を持つと言われています。
皆が疑問に思っていることを親子でともに考えることができる動画のご紹介でした。
2. 東京ガス株式会社
東京ガス株式会社は、東京都都市部とその隣接地域を営業区域とするガス会社です。総延長約6万kmのガス導管を持ち、都市ガス事業者として世界最大、日本最大手の企業です。
ご紹介する動画は、モノクロの絵と実写の手を組み合わせた動画となっています。
注目すべきポイント
シーンごとの絵を手が画面内へ持ってくきます。インフォグラフィックスに実写を加えたようになっていますね。
ところどころで絵が捲れたり回転できたりします。回転に合わせてSE音もいれてあり、絵のタッチと合わさってポップな印象を与えます。
SDGs関連の動画は、インフォグラフィックス系のものが多くなっています。その中で差をつけるためには工夫が必要です。
絵やデザインを凝るだけでなく、そこに「動き」という変化を付けることで、差異を明らかにすることができますね。
また動画全体のカラーも、一見モノクロながら手だけ実写で色味があることで、独特の雰囲気を作り出せています。
全体としてよく設計された動画のご紹介でした。
3. パナソニック株式会社
3本目は、パナソニック株式会社の「より良いくらし、よりよい社会をいつまでも。~Panasonicの社会課題解決への取り組みとSDGsへの貢献~」から。
最後にご紹介する動画は、実写をメインとしたPR動画となっています。
注目すべきポイント
施設の空撮をいれることでダイナミックさを表現しています。工場のCO2ゼロ化をかかげ、風力発電をしているのならばその風景を入れるのは当然ですね。
資源のリサイクルを意識しつつ、それと同時に製造ラインの生産力を表現するため、倍速でのシーン構成となっています。資源のサイクルを意識させたものとなっています。
製造業が担うSDGsの役割は重要です。業績のための増産と、それに伴う資源利用とどう向き合うかが、世界的に問われています。
より多くの自然に囲まれ、世界的にみても先進国に該当する日本の企業が、率先してSDGsを進められるかがこの先の世界の勢力図を変えるとといっても過言ではないでしょう。