シズル動画とは一体何?事例や製作時のポイントなどを紹介!

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シズル動画とは一体何?事例や製作時のポイントなどを紹介!

動画にはさまざまな種類がありますが、その中の1つとしてシズル動画というものがあります。シズルという言葉を聞いたことがある方もいるかもしれませんが、その上でシズル動画とはどのようなものなのでしょうか。
そこで今回は、シズル動画の基本情報や主な事例、製作時のポイントなどを紹介します。シズル動画がどのようなものなのか知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

 1.シズル動画とは?

シズル動画を説明するためには、先にシズルが何なのか紹介しなくてはなりません。シズルとは消費者の食欲や購買意欲をかき立てるような手法のことであり、そのようなシズルを動画に取り入れたのが、シズル動画となります。

2.シズル動画の主な事例

シズル動画の意味が把握できたとはいっても、具体的にはどのようなものなのでしょうか。主な事例をいくつかピックアップしましたので、チェックしてみてください。

2-1.大分県豊後牛流通促進対策協議会

大分県豊後牛流通促進対策協議会では、バターが熱せられる音や肉の焼ける音などさまざまな音で和牛の魅力を伝えています。この動画ではシズル感を演出するために100カットで成立しており、心地よいBGMのおかげで最後まで視聴しやすくなっています。
また、大分県豊後牛流通促進対策協議会の動画にはナレーションがほとんどありません。しかし、それでも大分の和牛の魅力がしっかりと感じられたはずです。このようにシズル動画というのは、無理にナレーションを入れなくても伝えたいことを伝えられます。

2-2.株式会社天一食品商事

「天下一品」というラーメン屋で知られる株式会社天一食品商事では、濃厚なラーメンをPRしたシズル動画となっています。動画内ではドロドロのスープやスープが絡みついた麺などのズームした映像が使われており、いかに「天下一品」のラーメンが濃厚なのかハッキリとわかるでしょう。

2-3.澁谷食品株式会社

澁谷食品株式会社の動画は芋けんぴをPRしている内容ですが、いきなり本題へ入らず先に「耳をすませてください。」というアナウンスをしています。このアナウンスがあることで視聴者は音をしっかりと聞くようになり、その後の展開で流される芋けんぴを挙げる音に注目を集められます。
最初にインパクトを視聴者に与えることで離脱されてしまうことを防ぐため、しっかりと芋けんぴの魅力をPRできます。シズル感というのは冒頭のインパクトとしても活用できるため、動画の離脱率を解消したい場合にも活用できるものです。

2-4.株式会社ロイズコンフェクト

株式会社ロイズコンフェクトは、チョコレートの滑らかさを演出するためにスローで映像が展開されています。その上でチョコレートを作っていく流れで展開されており、上品な雰囲気のシズル動画です。
また、この動画はチョコレートがメインだからこそ茶色がメインとなっています。しかし、ただ茶色いだけではなくツヤを演出しており、見栄えにもこだわっています。そのため、安いチョコレートとは少し違うチョコレートであると感じられるでしょう。

2-5.三和酒類株式会社

三和酒類株式会社では、お酒に合う料理のレシピ動画を紹介しています。ただ紹介するのではなく、音や湯気、肉汁などをしっかりと強調しています。そのため、どれも美味しそうに見えるでしょう。
また、この動画では文章を四隅に配置しています。これにより本来伝えたい料理を画面の中心に置いたままPRできる上に、四隅に文章を配置することで通常のレシピ動画とは違ったインパクトを感じさせてくれます。

2-6.グリーンコープ生活協同組合連合会

トマトケチャップを紹介する動画ですが、ケチャップが垂れるところをスローでPRしています。このおかげでトマトケチャップの濃厚さやドロドロ感を視聴者に伝えることができます。
スローで伝えるというのは、株式会社ロイズコンフェクトの動画でも用いられていました。シズル動画というのは動画のスピードも重要なポイントであり、うまく調整すると今回紹介した事例のような魅力的なシズル動画となります。

2-7.dely株式会社

dely株式会社は「kurashiru」を運営している会社であり、さまざまなレシピ動画を公開してきました。その中の1つであるこの動画では、ところどころでシズル感のある映像を差し込んでいます。これにより、動画を視聴するほど食欲をかきたてられるようなないようになっています。

2-8.日本KFCホールディングス株式会社

日本KFCホールディングス株式会社は、「ポットパイ」という商品をシズル動画でPRしています。音だけではなく文字でも表現することでイメージしやすくなっており、出演者の表情と相まって美味しそうと思えるでしょう。
日本KFCホールディングス株式会社のCMは数多くありますが、フライドチキンということもあって、食べた際に生じるサクッという音がさまざまなCMで使われています。そのため、ケンタッキーのCMは毎回美味しそうに思える方もいるのではないでしょうか。

3.シズル動画のメリット

シズル動画のメリットは、主に3つ挙げられます。それぞれどのようなメリットなのでしょうか。

3-1.食品や料理をPRしやすい

シズル動画は食品や料理のPRにぴったりな存在です。肉が焼ける音や完成した際の湯気などをメインに扱う動画だからこそ、味や匂いを直接確かめられない視聴者に食品や料理の魅力を最大限伝えられます。
事実、上記で挙げた事例もそれぞれ各食品や料理の魅力が感じられたのではないでしょうか。大分県豊後牛流通促進対策協議会なら和牛のジューシーさ、株式会社天一食品商事ならばラーメンの濃厚さが感じられた方も多いはずです。

3-2.直接的なPRができる

シズル動画には、まな板に包丁が当たる音や食材が焼ける音など、人間の食欲や五感を刺激するものが多数詰まっています。だからこそ、無駄な説明やセールストークなどをせずに直接伝えたいことをPRできます。
事実、シズル動画にはあまり文字が登場しません。レシピ動画は例外ですが、大分県豊後牛流通促進対策協議会の動画だとほとんど文字が登場していないにもかかわらず、和牛の魅力が感じられるような内容となっています。

3-3.記憶に残りやすい

シズル動画は臨場感を演出していることもあって、視聴者の記憶に残りやすいというメリットもあります。記憶に残りやすいと伝えたいことを多くの視聴者に認知させられるため、食品や料理を多くの人に広めたいときにも活用できます。

4.シズル動画を制作する際にこだわるべき5つのポイント

シズル動画を制作する際には、5つのポイントにこだわりましょう。そうすることで、質の高いシズル動画を制作しやすくなります。

4-1.音

1つ目のポイントは音です。そもそもシズルという言葉自体、揚げ物や肉を焼く際に生じる音が語源とされています。そのことから、シズル動画を作る際には音にこだわって制作するようにしましょう。
例えば何度も取り上げている肉を焼く際のジュージューとした音や揚げ物を切る際のサクサクとした音などが挙げられます。シズル動画は視聴者の五感に響かせることが重要になるからこそ、音にもこだわって取り組みましょう。

4-2.温度

2つ目のポイントは温度です。温かい料理だと湯気が生じるため、その湯気まで撮影しましょう。そうするとアツアツで出来たての料理であることを視聴者に伝えられます。反対に湯気が無いと、冷めた料理と思ってイメージが下がる恐れがあります。
この際に参考として活用できるのが、テレビの料理紹介動画です。テレビで料理を紹介する際、料理だけを単体で撮影したシーンを流します。そのシーンは料理がメインだからこそ湯気までしっかりと撮影しており、美味しそうに見えるでしょう。

4-3.動作

3つ目のポイントは動作です。ただ料理を撮影するだけではなく、箸で料理を持ち上げてみたりナイフで料理を切って断面を見せたりすることで、美味しそうなものであるとPRできます。
シズル動画における動作というのはさまざまあります。プリンならばあえて揺らしてプルプル感をアピールしたり、肉料理なら少し圧を加えて肉汁を見せたりなどの動作が挙げられます。

4-4.照明

4つ目のポイントは照明です。暗い空間で撮影しても美味しそうに見えません。そのため、できれば明るいところで撮影するようにしましょう。そうすることで、ハッキリと伝えたいものを伝えられます。
ここで問題となるのが影の存在です。できる限り影が無いようにするためにも、基本はフラットに照明を当てましょう。ただ、場合によっては影をうまく活用することでシズル感を生み出すこともできます。

4-5.撮影方法

5つ目のポイントは撮影方法です。シズル動画だからこそ、食品や料理以外は写り込まないようにしましょう。また、強調したいところをズームすることで食品や料理の魅力をハッキリと伝えやすくなるため、ここぞというところで使ってみるのがおすすめです。
レシピ動画でよくある撮影方法として、よく真上から撮影する方法が挙げられます。これは調理工程を俯瞰的に見ることができる上に、調理する際の目線と同じということもあってその場にいるような体験もできます。
なお、撮影に関しては無理に自分でせず、プロのカメラマンに任せる方法もおすすめです。コストがかかってしまうとはいえ、質の高い映像を撮影してくれます。シズル動画の場合は撮影がかなり重要になることから、質の高いシズル動画を制作するためにもプロのカメラマンへの依頼も検討しておきましょう。

5.シズル動画で食品や料理をPRしよう!

シズル動画は食品や料理をPRしたいときにぴったりな存在であり、人間の食欲や五感を刺激できることや記憶に残りやすいことなどのメリットもあります。実際にシズル動画を制作した企業も多々あるため、この機会にあなたの企業でも実践してみてはどうでしょうか。

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