動画には、さまざまな種類があります。
その中の1つとしてインタビュー動画も含まれていますが、誰でも気軽に作れるものではありません。
そこで今回は、インタビュー動画を作るメリットや作り方などを紹介します。
これからインタビュー動画を作ってみたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
インタビュー動画はさまざまな種類があり、演出方法や編集が異なります。
まずはどのようなインタビュー動画があるのか知るためにも、事例を見ていきましょう。
株式会社BNGパートナーズの動画はドキュメントのような雰囲気を感じさせるインタビュー動画です。
新卒入社した社員の過去を振り返りながら展開されており、入社後の変化や当時の想いなどを伝えています。
この動画の場合、インタビュー内容に応じた映像が差し込まれているところが特徴です。
これにより、視聴者はインタビューされている相手がどのような日々を過ごしてきたのか把握しやすくなっています。
テレビ東京プラス様との取り組みで、地方の活性化に向けて取り組んでいる、人・団体にフォーカスを当て紹介した映像。
山口県萩市大島が生んだ新しい水産のビジネスモデルのお話です。
「ジビエト」のインタビュー動画も、株式会社BNGパートナーズの事例と同じくインタビュー内容に合わせた映像が流れています。
その上、農家ハンターの活動やジビエに関するなどが把握しやすくなっており、「ジビエト」に対する興味が持ちやすくなっています。
インタビュー動画のメリットとしては、主に4つ挙げられます。
それぞれどのようなものなのでしょうか。
インタビュー動画の場合、文章や画像と比べてインタビューを受けている人の想いや考え方、熱意などが伝えやすいというメリットがあります。
感情を伝えられるからこそ、商品購入のきっかけや知名度の向上などの効果につながります。
例として就活生をターゲットとしている場合、経営者や社員のインタビュー動画を後悔することで、就活生に対して会社の理念ややりがいなどをPRできます。
その上、感情も伝えられるため、なおさら興味を持ってもらいやすくなるでしょう。
商品やサービスを購入する際、料金や機能性だけではなく、実際に利用した人の口コミも重要となっています。
口コミ自体は数多くありますが、匿名の場合は本当に信頼できるものなのか不安になる方もいるでしょう。
特にここ数年は嘘の口コミも増えてきたからこそ、以前よりもなおさら口コミの信頼度が落ちているのが現状です。
しかし、インタビュー動画の場合は実際に利用した人が出演するからこそ、匿名の口コミよりも信頼できます。
具体的なことまでわかりやすく把握できるため、自社の商品やサービスの口コミとしても活用できます。
インタビュー動画は、利用者から見た商品やサービスの魅力を伝えられるというメリットもあります。
上記の項目と少し似ていますが、利用者の声を届けることにより、販売側の情報や売り込み内容が本当に正しいのか判断できます。
インタビュー動画は一般的な動画制作と比べると少し異なる部分があります。
特に準備や撮影が重要になるため、初めてインタビュー動画を作る方は以下の項目を必ずチェックしておきましょう。
インタビュー動画で必要なものはさまざまありますが、主なものと挙げると以下のとおりです。
インタビュー動画の必要ツール
近年ではスマホで動画を撮影するケースも増えていますが、インタビュー動画に関してはビデオカメラやデジタルカメラなどきちんとしたカメラで撮影しましょう。
スマホでも十分綺麗な映像が撮影できるとはいえ、本格的な機材をそろえることで質の高いインタビュー動画を作りやすくなります。
また、マイクもきちんとインタビューを受けている人の声を拾うために必要です。
ビデオカメラやデジタルカメラでも音を拾えますが、マイクを用意したほうがきちんと音を拾えます。
証明に関しては、インタビューを受けている相手の顔をハッキリ見せるために必要です。
ただし、撮影場所の照明で十分な明るさを確保できるのであれば、特に用意しなくても問題ありません。
インタビューを行うためにも、相手に聞く質問を考える必要があります。
インタビューの質問は2種類あり、「オープン・クエスチョン」と「クローズド・クエスチョン」に分かれます。
「オープン・クエスチョン」は、質問に対して自由に回答できる質問のこと。
「クローズド・クエスチョン」は、YESとNOのように選択肢が限られている質問のことを指します。
どちらもバランス良く考える必要があり、どちらか一方の質問が多すぎると、深く内容を聞き出せなかったり答えを誘導しているようになったりといった問題が生じます。
インタビュー内容が決まったら、撮影が始まります。
具体的な撮影方法は別の項目で紹介しますが、何度も修正できるものではないからこそ、しっかりと準備を行っておきましょう。
また、さまざまなシーンを撮影するのであれば、あらかじめインタビューを行う相手と打ち合わせしておくことも大切です。
スケジュールをしっかりと決めておくことで、スムーズに撮影しやすくなります。
撮影において、撮影する意図を伝える事は非常に重要です。
どのような狙いで撮影するのかあらかじめ教えておくことで、相手も安心して出演してもらえるでしょう。
場合によっては、写真や映像などを提供してもらえるかもしれません。
撮影した映像は、編集して公開します。編集に関してはさまざまなソフトがあるため、機能性や使いやすさなどを考慮して選ぶようにしましょう。
例として「Final Cut Pro」の場合、書き出しの速さやフォントレビューなどのメリットがあります。
しかし、Macしか利用できないという欠点があり、WindowsのPCを持っている方は利用できません。
上記のようにさまざまなソフトがあるとはいえ、質の高い動画を作るためには、ある程度の編集スキルが求められます。
そのため、もしスキルを習得する時間がない場合はプロに任せるのがおすすめです。
プロに任せることにより、質の高い動画を作ってもらいやすくなります。
動画を作る上で質の高さは重要であり、質が悪いと見てもらえない可能性があります。
そこで最後の項目では、質の高いインタビュー動画を作るポイントを紹介します。
質の高いインタビュー動画を作るためには、無理に一人ですべてしようとしないことが大切です。
インタビュー動画は、インタビューを行う人や撮影する人などさまざまな人と協力があってできるものです。
一人でできるものではないからこそ、目的に応じて協力者を募りましょう。
例として自社商品の魅力や評判を伝えられるインタビュー動画を作りたいのであれば、実際に購入した人や商品の製造に関わった人などから協力してもらいましょう。
どちらも自社商品の声を伝えるインタビュー動画で重要な存在となります。
インタビューを行う際は、必ずインタビューしたい相手に対してアポ取りを行いましょう。
いきなりインタビューを行っても、求めている答えが返ってこない可能性があります。
また、当日円滑に動画を撮影するためにもインタビュー内容を共有しておきましょう。
インタビューをする相手だけではなく、当日参加するスタッフまで共有しておくことで当日の動きが把握しやすくなります。
インタビュー内容を考える際には、あらかじめインタビュー対象者の情報を調べておきましょう。
せっかくのインタビューだからこそ、わざわざネット上に記載されている情報を聞くのは時間の無駄です。
相手の想いや考えといった深い部分を聞き出すためにも、あらかじめ相手の情報を調べた上でインタビュー内容を考えましょう。
撮影に関しては、複数のアングルから撮影するのがおすすめです。
さまざまなアングルの映像があることで、単調的なインタビュー動画になってしまうことを防ぐことが可能。その上、相手の表情も捉えやすくなります。
実際に株式会社BNGパートナーズの動画は、メインの相手をさまざまなアングルで撮影しています。
インタビュー動画の場合、できる限り自然体で撮影するように心がけましょう。カメラ目線で話すような動画は、視聴者に圧迫感を与えてしまいます。
ただし、ここぞというときのカメラ目線は有効的であるため、相手が伝えたいことに応じて撮影方法を変えてみましょう。
撮影した映像を編集する際は、字幕とBGMを活用しましょう。
字幕を用意することで、相手がどのようなことを述べているのかわかりやすくなります。ただし、誤字脱字には注意してください。
BGMに関しては、動画の雰囲気を作り上げる上で重要なものです。
事実、事例で紹介した3つの動画にはBGMが取り入れられています。
場面を切り替える際にも使えることから、テロップと同じく活用できるようになりましょう。
今回は、インタビュー動画のメリットや作り方などを紹介しました。
インタビュー動画は想いや考え方を伝える上で有効的な動画であり、作り方のポイントもあります。
もしこれからインタビュー動画を作りたいと思っているのであれば、この記事を参考にしてみてはどうでしょうか。
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