1. BtoB企業向けクラウド管理システムの紹介！

最後にBtoB企業向けクラウド管理システムの動画集のアニメーションにしぼったものをご紹介していきたいと思います。

1-1. 株式会社カオナビ：「タレントマネジメントシステム」

1本目は、株式会社カオナビの「タレントマネジメント」システムです。

同社は、クラウド人材管理システムの「カオナビ」を提供している日本の株式会社です。
このサービスは、社員の顔、氏名、経験、スキル、才能などの人材情報を一元管理して可視化することで人的資源の管理が容易になります。

この動画では「カオナビ」のタレントマネジメントシステムを紹介するものとなっています。
動画は、関ヶ原の戦いの合戦絵で登場している徳川家康と、人事部長の部下とでオンラインミーティングをしている内容です。
ちなみに、徳川家康役の声優を担当しているのは、俳優の八嶋智人さんです。
動画としては最小限の動きのアニメーションですが、工夫を凝らしています。
例えば、西友同時の掛け合いや動画切り替えのテンポなど勢いをつけている点で、これがわかりやすさにつながっています。
過去の合戦絵を喋らせる、画期的なアイデアも注目の、遊び心がある動画といえるでしょう。

1-2. 株式会社ラクス：「楽楽精算」

2本目は、株式会社ラクスの「楽楽精算」です。

同社は日本のSaaS（Software as a Service、サース、ソフトウェアによって顧客にサービスを提供している企業）企業です
ITエンジニアスクールからスタートし、経理清算システム、電子メール管理システムなど中小企業にSaaS事業を展開してきました。
現在は、人材派遣事業なども展開しています。
ご紹介する動画は、楽楽精算のWebCMバージョンのものです。

動画としては、圧の強いイラストを利用したアニメーションが印象的な内容です。
経理側、営業輪の言い分もどちらかに属していれば、よく感じることではないでしょうか。
そんな問題に対して双方にとって面倒な作業の解決をアピールするために、あるあるネタを動画で利用しています。
動画制作ではよく行われる常套手段で、この動画もそれに倣って制作されているのが特徴です。

流れとしては、動画前半の圧の強いイラストから一変し、後半は穏やかな空気の動画となっています。
動画において大事になるのは後半よりも前半であり、いかにインパクトのあるものを前半にもってこれるか、です。

あるあるネタを動画内で表現するのも、イラストにおいてインパクトの強いものを使うにしても、前半でどれだけうまく利用できるかでその動画の価値が決まるでしょう。

動画の基本は入りが大事、というポイントを押さえた動画です。

1-3. 株式会社アイル：「アラジンEC」

3本目は、株式会社アイルの「アラジンEC」です。
同社は、「Real」領域ビジネスと「Web」領域ビジネスを同時に展開している企業として知られています。
ちなみに、経営資産管理や実店舗、訪問営業など対面型でのオフラインチャンネルといった分野がいわゆる「Real」領域ビジネスです。
一方、BtoB・BtoCにおけるECチャネルやモバイルアプリ、クラウドインフラなどが「Web」領域ビジネスとされています。
そして、同社では、この2つの分野を融合させたDX（デジタルトランスフォーメーション）を支援してるのも強みといえるでしょう。

ご紹介する動画は、BtoB EC・Web受発注システムである「アラジンEC」の紹介動画です。
全体としてアニメーションとモーショングラフィックスを利用した、わかりやすさを重視した内容です。
商品としても既存のシステムの入れ替えではなく、基幹システムと連動できることをアピールするなど、動画後半ではより深く有益性を説明したものとなっています。
前半からの掴み、中押し、ダメ押しといった、スポーツにおいても動画の世界においても各パートに役割を持たせることは重要です。
それらの役割を動画内でうまく分担しているのが特徴といえるでしょう。

1-4. ジョブマネ株式会社：「ジョブマネ」

4本目は、ジョブマネ株式会社の「ジョブマネ」です。
同社は沖縄の企業で、BtoB事業の中小・ベンチャー企業向けクラウドサービスを提供するSaaS企業として知られています。
また、同時にベンチャー企業のマーケティングコンサルティングを行うなどスタートアップの支援を行っている企業です。
また、同社は若者の採用・育成に積極的で、若者の雇用管理の状況などが優良な中小企業に認定されるユースエール認定企業でもあります。
これは、同社が適切な人材管理などが行き届いている証拠といえるでしょう。

ご紹介する動画は、90秒で同社のシステム管理システム「ジョブマネ」の機能である顧客管理をアニメーションで紹介しているものです。

アニメーションでテンポよく紹介し、ポイントとなる点を分かりやすく分けています。
さらに90秒という短い時間でまとめているのが注目といえるでしょう。
通常業務だけでも時間が足りないビジネスマンが多い中、冗長な動画を見ている暇のある方はほとんどいません。
そう言った事情を把握し、伝えたいことをしっかりまとめて、短時間でテンポよく進めているのが特徴です。

1-5. 株式会社シーネット：「ci.Himalayas/R2」

5本目は、株式会社シーネットの「ci.Himalayas/R2」です。
同社は、倉庫管理システム(WMS)ベンダーのパイオニアとして、BtoB企業向けクラウド管理システムのうち、特に物流に強みを持っています。
2011年から10年連続でWMSパッケージ出荷金額No.1を達成するなど、同分野のリーディングカンパニーでもあります。

ご紹介する動画は、アニメ調のキャラクターが芝居風にテンポよく進めていく内容です。
冒頭では、物流企業が抱える問題をセリフで端的に紹介し、その解決策として同社の製品を紹介しています。
時折、実写に切り替わり、社員がその内容を解説するなど、アニメとリアルを組み合わせているのが特徴です。

アニメキャラと実際の男性社員との対比が印象的で、より頭に残るような内容になっています。

2. BtoB企業向けクラウド管理システムとは？

BtoB企業向けクラウド管理システムとは、端的に言えばBtoB企業に必要な、クラウドで動作する様々な業務を管理できるシステムです。
代表的なものとして、次の2つの機能を持ったものが挙げられます。

これらにこれらについて解説していきましょう。

2-1. 企業の仕組みを管理するクラウドのシステム

クラウド管理システムはBtoCやBtoBに限らず、あらゆる形態の企業において、仕組みを管理するのが機能の根幹といえます。
そして、この仕組みについて、主なものとして次の3つの機能が挙げられます。

人材管理は、人材に関するあらゆる情報を一元管理する機能です。
例えば、社員の顔や氏名といった基本的な情報はもちろんのこと、経験や評価、スキルといった情報、さらには才能なども含まれます。
人事システムに含まれる場合もありますが、クラウド化によって近年は、このように発展的な内容も管理できるようになりました。
クラウド化でアクセスすることによって、社員の個性や才能を発掘して、人事による戦略を組みやすくなるのが特徴です。

勤怠管理は、タイムカードの打刻機がクラウド上に存在するイメージと思えば、わかりやすいでしょう。
例えば、ICカードやパソコン、スマートフォン等を用いてどこからでも打刻ができます。
それによって異なる場所の打刻データをシステム上でリアルタイムに一元管理が実現できる仕組みになります。

販売管理もクラウド管理システムの重要な機能といえるでしょう。
帳票作成や資料送付などのデータを自動化して、履歴や進捗情報などをクラウド上で管理します。
それによって社内の関係者がどこからでも確認できる仕組みを構築できるのです。

経理は会社のキャッシュフローを管理するための重要な要素です。
これもクラウド管理システムで運用できます。
各部署の経理を一元化できるなど、メリットも少なくありません。

もちろん、これら以外にもカスタマイズすることで、クライアント企業の希望する様々な機能（給与管理など）の付与も可能です。
ただ、クラウド管理システムは、既製のものが低コストで利用できるメリットがあります。
しかし、カスタマイズをするとそのメリットが消えるリスクが出てくるので注意しましょう。

2-2. BtoB向けは顧客企業情報の管理も行う

BtoB企業向けのクラウド管理システムは、顧客企業の情報も管理します。
顧客企業の属性（大口、単発といった属性など）やこれまでの受注実績といった様々な情報の共有を実現します。
場合によっては、該当する顧客企業とどのようなトラブルがあったかなどネガティブな情報もクラウド上で管理が容易になります。
もちろん、これは一例であり、サービスを提供する企業やカスタマイズによって、様々な内容のものが存在するのです。

3. BtoB企業向けクラウド管理システムのメリットやデメリット

次にBtoB企業向けクラウド管理システムを導入するにあたって、そのメリットとデメリットについて紹介していきましょう。

3-1. BtoB企業向けクラウド管理システムを導入するメリット

BtoB企業向けクラウド管理システムは、導入するメリットが多くあります。
そして、主に次の2つのメリットが挙げられます。
それは、アクセス地点が関係ないこと、トラブルの対応が楽なことです。

クラウド管理システムは、文字通りクラウド上で運用されているシステムです。
そのため、ネットワークにアクセスできる端末であれば、どんな場所からでもアクセスして情報を閲覧、編集などが行えます。
例えば、自宅のパソコンでも、営業先でのタブレット端末上でも利用できます。
ネットワークにつながる環境であれば、テレワークで山中のキャンプ場のようなところでも利用できるのです。
従来であれば、顧客管理や人材管理など門外不出ともいえる情報も、セキュリティが強化された昨今では、容易に社外でも使えます。
これによってどこでも利用できるというメリットが得られ、より柔軟な業務が行えるでしょう。

BtoB企業向けのソフトウェアは、専門性の高いものが多く、障害が発生した場合、他社では見られない事例に像遇する場合もあります。
そのため、トラブルが発生した場合、自分たち、あるいは発注した業者に来てもらって対処しなければいけません。
しかし、クラウド管理システムであれば、システムが開発会社で管理されているので、自社での対応は不要です。
こういった特徴から、わざわざ自社で管理専門のスタッフを配置しなくても、案心してシステムを利用できます。

また、自社と開発会社で開発した独自のクラウド管理システムでなければ、既存のサービスを利用することで安価になる点もメリットです。

3-2. 知っておきたいBtoB企業向けクラウド管理システムのデメリット

クラウド管理システムのデメリットは、サービス停止のリスクです。
BtoB用やBtoC用に限らず、クラウド管理システムのサービスを提供しているベンダーがサービスを停止するリスクがあります。
従来のソフトウェアであれば、サポートが切れるものの何とかしばらく運用できます。
しかし、クラウド管理システムの場合はシステム停止の期限来るまでに新たなベンダーを探さなければなりません。
その間、システムの移行やシステムの停止によって業務の停滞や社員に負担がかかるのです。
こういったリスクを避けるために、多数の企業に採用されている実績が豊富なベンダーのサービスを選択するのがおすすめです。

また、オリジナルのクラウド管理システムでない場合、自社の都合に合わせたカスタマイズが困難な点もデメリットといえます。

このようにデメリットも存在しますが、ベンダー選びなどを注意すれば、大きなデメリットにはなりません。

4. まとめ

動画の世界では、未来に向けての「希望」を作り出すことができます。
「希望」を作ることによって、制作側にも市長側にもプラスの感情を引き起こし、様々なプラスの好循環をもたらします。

今回紹介した動画は、いずれもBtoB企業の様々な問題を解決するクラウド管理システムの紹介でした。
これまで抱えていたBtoB企業の様々な悩みを解決する動画として、非現実的なアニメという手法を用いて紹介しています。

もし、自社のサービスや製品で、より多くのユーザーに希望を与えたいと考えているのであれば、こういった動画制作を検討してみてはいかがでしょうか。