【建設業界のための動画制作マニュアル】PRから採用・社内研修動画まで制作方法や事例を一挙紹介

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【建設業界のための動画制作マニュアル】PRから採用・社内研修動画まで制作方法や事例を一挙紹介

動画制作というと、IT企業やそれに準ずる製造業などが行うもの。
そんな先入観を持っている建設業界の関係者の方々も少なくありません。
しかし、国内でも巨大な業界を形成している建設業界だからこそ、注目したいのが動画制作です。
今回は、建設業界だからこそ動画制作をすべき理由と動画の建設業界における活用方法、そして実際の事例について解説します。
これを読めば建設業界における動画制作の重要性がわかるのではないでしょうか。

1. 建設業界だからこそ動画制作をすべき

端的に言えば、建設業界だからこそ動画制作すべきです。
その理由は次の3つが挙げられます。

  • 同業他社が他業種ほど動画制作を行っていない
  • 就活生からの人気の低迷を払拭
  • 視覚的で分かりやすい研修資料が求められている

これらの現状を踏まえて動画制作の必要性について解説します。

1-1. 同業他社が他業種ほど積極的に動画制作を行っていない

建設業界は、他の業種に比べて積極的に動画制を行っていないのが現状です。
なぜならBtoB企業が多いことや業界の一部でしかIT化やデジタルトランスフォーメーションといった情報技術に積極的でないからです。

基本的に建設業界は、一般消費者向けにサービスを行うのは、一部の工務店や大手建設会社、ハウスメーカーを除いてほとんどありません。
多くの起業の顧客が元受け会社や行政といったいわゆるBtoBあるいはBtoG企業がほとんどです。
こういった性格から動画によって自社のサービスを一般消費者に向けてPRする必要はありません。
そのため、自然と動画制作から遠のきやすい土壌が出来上がっています。

大手や情報技術に興味のある一部の企業しか、デジタル化が進んでいない業界でもあります。
通常の業務において、設計や機器の使用、経理以外で、情報技術は特に必要にならないことが多いからです。
そのため、他の業界に比べて、直接的な建設技術以外のデジタル化は意外と遅れているケースも少なくありません。

こういった動画制作に消極的な業界だからこそ、自社が動画制作を行うことによって、同業者に一歩抜きんでることができるのです。

1-2. 就活生からの人気の低迷を払拭

建設業界は就活生から人気が低迷しているといわれています。
しかし、各業界の就職人気ランキングだけ見れば、建設業界は10位に位置している状況です。
一見上位にありますが、建設関連の業界も含まれての順位です。

例えば、建設を直接手掛けないデベロッパーのような業界や建築設計といった人気のありそうな分野も含まれます。
そのため、純粋な建設業界だけの順位を見れば、非常に低い順位にある可能性が否定できません。
実際に建設業界では深刻な人手不足にあえいでおり、現場で直接建設に当たる企業だけでなく、元受け企業でも例外ではないのです。
こういった状況を打破する意味で動画制作を行い、一般にアピールすること、そして就活生に直接アプローチすることは重要です。

1-3. 視覚的で分かりやすい研修資料が求められている

実業界では技術が生命線になっていることが少なくありません。
特に建設業界は、製造業と並び技術は非常に重要なウェイトを占めています。

実際に、この技術の伝達として、講習会を開いたり、資格制度を設けたりしているのです。
そんな中、伝達をよりスムーズに行うために動画が重要な役割を果たします。

動画によって伝えられる情報量は多く、テキストを配布する以上の資料になりうることが多くあります。
こういったメリットを研修に行かせるという意味で、建設業界における動画制作は必須といえるでしょう。

2. 建設業界の動画制作を通じた活用方法

実際に建設業界で動画制作の活用方法はどのようなものかというと、主に以下の4つが挙げられます。

  • 求人動画
  • 研修やセミナー目的
  • 社外向け実績紹介
  • 一般消費者へのPR

これらの活用方法をそれぞれ解説していきます。

2-1. 求人動画

求人動画は、先ほど触れた就活生のほか、中途採用を検討している転職者など、あらゆる求職者に向けた動画です。
自社の特徴や勤務している社員のインタビューを紹介していきます。
これによって自社や建設業界への就職を促す目的で重要な役割を持っています。
文章や画像では訴えきれない内容を動画制作によって表現できると言うのもメリットです。
文章余地も求職者に印象を与えやすく、多くの情報を伝えやすいため、応募しやすくなるという点も動画の魅力です。

求人をしている動画を通じて具体的にどのような作業をしているのか、自社の雰囲気はどうかといった点も伝えられるでしょう。
女性が作業している内容を動画に入れることで建設業界ではあるものの女性でも活躍できる企業であると訴求可能です。

2-2. 研修・セミナー目的

研修やセミナーでの活用も期待できます。
建設業界も研修やセミナー、講習会など様々な技術伝達や関係法規の解説などを行う必要があります。
しかし、動画であれば場所を選ばず、主宰する側も場所を確保したり準備する手間が大幅に削減可能です。
それに視聴者も復習のために反復して動画を視聴でき、気になる部分だけを何度も見直せるのが問題です。
近年注目されているインターネット上の動画セミナー(ウェビナー)も建設業界であっても十分できます。

2-3. 社外向け実績紹介

社外向けの実績紹介を行うにも動画制作を通じて、より訴求できます。
動画であれば、詳細まで分かりやすく解説でき、建設業界でも専門外の企業関係者も理解できます。
ある企業請け負った仕事の中で自社の専門外の工事部分を請け負ってくれる会社を探しているときに活躍します。
例えば、具体的にはビル建設を得意とする会社が本社兼作業所の建物を請け負ったとき、工場部分の建設が得意な会社を探す場合などに参考になる可能性があるでしょう。
このように、社外からの新しい仕事の依頼を期待するという意味でも重要な活用方法です。

2-4. 一般消費者へのPR

BtoB専門の業者が多い建設業界において一般消費者向けのPRは一見対象から外れた印象があります。
しかし、一般消費者にまで自社の知名度を浸透させておくことで、思わぬ業界から受注を得られる可能性も否定できません。
加えて冒頭の求職者へのアピールにつながるというメリットもあります。
このように対象外の相手に思えるような内容であっても活用が期待できる分野です。

3. 建設業界で光る!動画制作の事例

これまでメリットや活用が期待できる分野について紹介してきました。
ここからは、実際の事例について紹介していきましょう。

3-1. 一般消費者へのPR事例

最初に一般消費者向けのPR事例について3社挙げて行きましょう。
いずれも大手企業で、見た事のある動画も存在するはずです。

3-1-1. 日本建設工業

日本建設工業は、電力プラント建設を得意とする建設業界でも大手企業に分類される企業です。
しかし、一般の知名度は決して高い企業ではありません。
そんな企業が一般消費者向けに投入したのは、昔のアニメをほうふつとさせる、クラシカルでユニークな内容。
それでいて、自社の業務をキチンと紹介しています。

3-1-2. 戸田建設

戸田建設株式会社は純大手ゼネコンに分類される企業ですが、国内の建設業界では非常に大きな企業です。
この企業が公開している動画は、社歌。
建設とは関係のない動画になっていますが、実はNIKKEI全国社歌コンテストに応募することを目的とした内容になっています。
直接訴えるわけではありませんが、笑顔で集まる社員など企業の雰囲気がわかる動画です。

3-2-3. 大成建設

大成建設は、日本有数のゼネコンの一つです。
この動画は実際にテレビコマーシャルにもなり、話題を呼びました。
一般消費者向けに自社のスケールをPRするとともに、求職者に対してもグローバルに活躍できることを訴求しています。

3-2. セミナー・研修動画の事例

セミナーな研修動画の事例も紹介していきましょう。
これらは技術的な内容が多く専門用語が飛び交っていますが、建設業界の関係者であれば、理解しやすい内容になっています。

3-2-1. 一般財団法人 建設業振興基金

建設産業界の近代化・合理化を推進する組織として、国土交通省ともつながりの深い組織です。
そんな組織が公開している動画は基礎知識についての解説を行っている内容。
現場で実際に勤務している方に知識のブラッシュアップを期待できる動画です。

3-2-2. 鹿児島県公式チャンネ

行政が直接動画制作を行っているものもあります。
それが鹿児島県が提供するこの動画。
建設業界における業務の割り振り、ワークシェアリングに対する教育を目的とした内容です。
あらゆる建設関係者を集めることなく、内容について訴えられる可能性を秘めています。
難解な用語も多いですが、何度も見直せるのは動画のメリットです。

3-3. 社外向けの実績紹介

自社の実績を紹介する内容にも触れていきましょう。
主に中小規模の建設会社が行っている、お手本になりうる動画をまとめました。

3-3-1. 株式会社葵建設工業

茨城県水戸市の中堅建設会社です。
地元では大手の建設会社ですが、医療機関や文化施設など自社の強みについて建設実績を紹介し、県外の起業にも広く紹介しています。

3-3-2. 藤本建設株式会社

奈良県内で多くの建設を行う企業が藤本建設です。
この動画では、一つの実績にフォーカスし、ドローンを使用するなど様々な視点から実績を紹介していきます。
立体的に表現することで自社の建設技術を紹介する点が特徴的といえるでしょう。

3-4. 建設業界の求人動画

人材不足に悩む建設業界の求人動画は数多くの企業が手掛けています。
各社とも工夫を凝らし、剛柔様々な内容の動画を公開しています。

3-4-1. 川邊組

大分豊後大野市で土木工事を行っている建設関連の企業です。
とにかくネガティブにとらわれがちな、強度の高い肉体労働をポジティブにとらえたユニークな動画といえるでしょう。

3-4-2. カイエダ建設株式会社

大阪の交通安全に関する施設に強みを持つ企業の動画はとにかく真面目な印象の求人動画。
教科書通りの内容や構成になっており、基本を重視するとこういった動画制作を目指す形になるでしょう。

3-4-3. 一般社団法人札幌建設業協会

札幌の建設業界全体の求人を行う動画です。
アニメーション動画を採用し、建設業界の内容をしっかり伝える内容になっています。
予算があれば、こういったアニメーション動画に挑戦してみるのも良いかもしれません。

4. まとめ

現場への投資や建設業界の直接な技術や知識の吸収が最優先になっている建設業界も動画制作を行うことは十分意義があります。
今回紹介した目的や事例以外にも数多くの建設関係の組織や企業が動画制作に乗り出しており、注目されているのも事実です。
もし興味があれば、自社の社員でできる範囲で動画制作をしてみてはいかがでしょうか。
もちろん、動画制作に回せる人材がないという社内事情であれば、思い切って動画制作会社に依頼するのも有効な手段です。

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