CGなのに本物みたい!? 3Dトラッキング技術を使ったマッチムーブ映像とは?

突然ですが、「トラッキング」という技術をご存じでしょうか?

トラッキングとはCG(特に実写合成映像)で非常によく使われる技術で、映像の中のある地点を追跡(Track)することを言います。
たとえばこちらのトラッキング映像では 、緑の吹き出しがスマホを追いかけることで、スマホと吹き出しの動きが連動しています。

2Dトラッキングと3Dトラッキング

今挙げた映像たちに出てくるのは、2次元空間上にある、平面的な2Dトラッキングです。
つまり、「縦」「横」「斜め」の移動だけを追跡しています。

2Dトラッキングと3Dトラッキング
2Dトラッキングと3Dトラッキング

スマホの上の角をトラッキング。

しかし今は2018年。時代は3Dです。
今時のパソコンは、3次元的なトラッキングも簡単にできちゃいます!

はい、何が起こっているのかよくわからないですね。笑
実はこれ、以下の動画の3Dトラッキング情報なのです。

2Dトラッキングでは「縦」「横」「斜め」の移動を追跡していましたが、3Dトラッキングではこれらに加え、「奥行き」の移動も追跡します。

3Dトラッキングで何ができるの?

先ほどのファンタのCMでは、ファンタボトルの動きと吹き出しの動きが連動していました。
では、3Dトラッキングでは何が可能になるのでしょうか?

3Dトラッキングで何ができるの?

私たちの目に見えている世界は3次元です。
そして、パソコンで見る映像は平面なので2次元です。
その平面的な映像に対し、3次元的なトラッキングを行うことによって、その映像の中の世界にないものを、あたかも実在するかのように合成することができるのです!

この映像を合成すると……

はいっ!
元の動画にはなかったCGが、空間に馴染むように合成できてしまうのです!
このように空間の動きとCGの動きを揃えて馴染ませることを「マッチムーブ」と呼びます。
実はここ数年で3Dトラッキングの技術が飛躍的に伸び、CGを作る人であれば、比較的簡単にマッチムーブ映像が作られるようになったのです!

実はたくさん見ている!有名なマッチムーブ映像たち

今回ご紹介した、3Dトラッキング技術を使ったマッチムーブ映像。
実は実写にCGを合成する映像ではほぼ必ず用いられると言っても過言ではないのです。
例えば……

少し前に話題になった「シン・ゴジラ」。
景色とゴジラがリアルに合成されており、本当に東京にゴジラがいるかの様ですね。

こちらのCMも、00:50~の撮影風景を見るとほぼ緑!
完成版ではたくさんのCGが合成されており、見事なマッチムーブ映像となっています。

その場所に存在しない物を、まるでそこにあるかのように合成できる
トラッキング技術とマッチムーブ。この新しい技術を活用した映像を作りたい!
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